プレゼンテーション1

デジタルな‟町内会”が、日本への処方箋となる?!

おはようございます!

今日の朝ごはんは、昨日の引っ越し準備の合間に買いに走った‟閑居”という行田の蔵造りを改築してできたパン屋さんパンということもあり、今から‟パン愛”が溢れだして止まらない 講内です。

是非、行田にお立ち寄りに際にはお寄りください!

といっても、よく間違えられるのが、最寄り駅……こちらは行田‟市”駅となっております。JR高崎線ではなく、羽生~三峰口間を走る秩父鉄道という、我らが3両編成のローカル鉄道駅です。ちなみに、僕の引っ越し先は、秩父鉄道の‟東行田駅”が最寄り駅となります。

なので、僕のころの中学生デートは秩父鉄道で、熊谷駅ビルに行くというのが結構鉄板だったりしました。The 田舎!という雰囲気満載の生まれ育った場所に戻るのは、懐かしくもあり、また新しい発見をすることにワクワクしてもいます。

取り急ぎ、ネット環境を強化していくこと、僕の本を読むスペースの形作り、朝のペース配分は考えていかなければですね!


子育てを解決するポリテック?

第3章 孤立化する子育てから脱却するために ―「新しい信頼関係」に基づくコミュニティで子育て問題を解決する―

前提として、日本に根付く子育ての‟価値観”について描かれています。現代の日本では、子育て=親の責任(特に母親)とし、その価値観は責任転嫁思考であるにもかかわらず、浸透しています。「見えない貧困」や「児童虐待」などを生むことにもつながりますが、それは単独で起きているのではなく、社会全体のひずみで起きています。

よく‟イクメン”って言葉は聞きますが、僕はめちゃくちゃ嫌悪感を覚えます。僕のやっているボリュームよりも確実に、育児に関しては奥さんの方がボリュームが多いから。自分の子供を当たり前に育てるだけで、もてはやされる社会って、明らかに変な気もしますしね……その分、僕の株が勝手に上がるのでまぁいいのか?笑

この部分に関しては、「経済産業省次官 若手プロジェクト ‟不安な個人・立ちすくむ国家”」を見ていただけると大変にわかりやすく図式化されています。

そして、現状行われている対処療法的な支援がバラバラというのもより課題となるのでしょう。

落合さんは、このような社会情勢を、アノミー状態(19世紀フランス:デュルケール→宮台真司さん)と再度指摘しています。「どうしていいかわからない状態」という意味です。

現代の子育ては、社会と個人(親)の距離があまりにも遠くなり、自己解決を求めるようになっています。その大きな要因となったのは、高度経済成長期に伴う核家族化であるとも指摘しています。

核家族化以前までは、家の中が多世代であったこともあり、家人それぞれのコミュニティがレイヤー構造(階層)のようになり社会と接続していました。例えば、おじいちゃんのお友達のだれだれさん、お母さんのお友達のだれだれさん……を僕が知っているし、面識もあるという状態ですね。

支援しあえる環境が整っていたのがその時代であったということでしょう。

この議論になると、同居をしましょうとか、孤立化を防ぎましょうとか、すごく抽象的な議論になりやすいのですが、この本の面白いところはそうではないところ。2つの解決策が指し示されます。

・手すき人材の活用ができるシステム

ベビーシッターのマッチングのように、CtoCの仕組みを構築し、テクノロジーを活用した相互交流サービスの促進を図る。この根本的な仕組みは、高度経済成長期以前の社会の仕組みと似ていて、「信頼」に基づき、不誠実な態度がデメリットとなる閉鎖的コミュニティの心理が働きます。現在は、webやSNSなどで「信頼」が可視化されますので、さらに促進できるところでしょう。

・隣人と共同で携われる地域コミュニティの再構築

これは、発想の転換を訴えています。「勤労世代が高齢者を支えなければいけない社会」ではなく、増え続ける「高齢者が勤労世代を支える社会」へ、高齢者に貢献をしてもう構造へ変えていくことが求められるのでしょう。

特に、子育てが難しい=1~6歳児の費用と労力、時間とのトレードオフが一番難しい時期(子供にとっても、親にとっても難しい時期)であるとデータを基に説明されています。人材を再活用するとともに、行政や企業からのサポートを充実させることが必要でしょう。

とても、わかりやすい説明でしたし、高齢者の活動範囲は大体決まるので、地域ごとにマッチングシステムを作ってしまえばちょっと面白くなるのかも!って思いました。

相互扶助としての地域コミュニティーの必要性を訴えていて、‟これは困った人に手を差し伸べる”という意味ではなく、‟緩やかなつながりを保ちつつ、全員でケアをしあう”ことを目指します。

地域包括ケアシステムの互助にあたる部分だと思うのですが、少なくとも、医療・介護従事者が勉強しているのは前者で、本来なら地域全体として後者を目指すべきなのでしょう。恐らく、後者にシフトできていないことも、理念や取り組みが単発的で全く浸透していかない一因となっているのでしょう。

今一度、セラピストよ、考えなければいけないのでは?

本当の‟地域包括ケアシステム推進リーダー”ってなんだ??ってか、この資格なんだ??生かすも殺すも自分次第……笑


ではでは、今日も最高の笑顔で、いってらっしゃーい!

acty home

講内 源太


追伸

こちらのチャンネルでは、このような社会情勢において‟予防”をどうにか推進できないかと頭をめぐらし、作成したものです。時間やメニューも、専門職としてエビデンスに基づき作成しております。是非、ご覧ください。


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