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GAFAを導くために、‟1兆ドルコーチ”がしたことは僕たちにも通じる基本原理だ。

おはようございます!

今日は、『1兆ドルコーチ(著:エリック・シュミット/ジョナサン・ローゼンバーグ/アラン・イーグル/櫻井祐子)』のChapter1「ビルならどうするか? シリコンバレーを築いた‟コーチ”の教え」のアウトプットから始めてまいります。


GAFAの有力者をはじめ、生まれも育ちも違う様々な人が集まった、ビル・キャンベルを偲ぶ会の回想から始まります。その追悼式は異様ともいえる集団でしたが、ビルを本気で愛した人の集まりでした。

40代でシリコンバレーに来る前までのビルは、アメフトのコーチとして苦渋の日々を過ごしていました。それは、「冷徹さ」が足りないと本人も分析しているように、スポーツの厳しさに徹せなかったという側面があります。

しかし、「思いやり」を優先したことが、ビジネスの世界で成功のカギとなります。

様々な企業を渡り歩き、アップルでは、スティーブジョブズとも働きます。史上最高のCMともいわれる「1984(マッキントッシュ)」を生み出し、さらに転々とします。

ビルが大切にしていたことは、一人ひとり背景が違うことを理解すること。それは、シリコンバレーのCEOにとって、人材育成やリーダーシップの取り組みがきめ細かく斬新に映ったのです。


1997年、スティーブジョブズがアップルに戻るとともに、ビルも戻ります。この頃は、客員経営者として企業に常駐をしたり、GoogleのMTGにてグループコーチをしたりと、何足の草鞋をも履いています。

ここでもビルが大切にしたことは、プロダクトや戦略よりも、チームのコミュニケーションです。緊張や対立が明るみに出ないように話し合われているかどうか?や大きな決定に関して、賛成でも反対でも、‟受け入れ”はできているのか?という点です。

追悼式の最後は、ビルがしていたように「ハグ」で終わりました。クマのような本気のぶつかり合いのハグで、ビルゲイツにしたハグは全米で有名のようです


『1兆ドルコーチ』の由来

企業の時価総額でいけば、1兆では足りないのは当然です。ただ、ビルのコーチングアプローチはユニークで、‟1兆ドルの価値を生むほど”という意味で、つけられています。

著者は、本書の中で、ビルが大切にしてきた「チームをコミュニティにする」ことを、何をしたか?とどうやってコーチしたか?という視点で、時折、エビデンスを交えながら解説をしています。

それは、利害関係をまとめ、意見の違いを脇に置き、会社のためになることを個人、集団として取り組む、コミュニティとするためです。

協力的なコミュニティは生産性を上げ、集団内の対立はパフォーマンスを下げます。内部競争力のある集団は緊張が高まりますが、コミュニティを育みにくくなります。

緊張とコミュニティのバランスこそ、大切なのです。

ビルにあった人が口をそろえていうことがあります。

‟ビルならどうするか?”

コミュニケーション・敬意・フィードバック・信頼の4つの側面に基づいた、‟卓越したマネージャー”×‟思いやりのあるコーチ”こそが、どの時代もリーダーの要件であり、ビルの教えであると。


この本から学ぶべき点は多いと思います。

ビルになれるわけではありません。しかし、ビルの教えを知ることで、コミュニティをはぐくみ、より生産性の高い組織へと変貌を遂げることはできるはず。

学び、生かそう!!


ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

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講内 源太


追伸

医療/介護に従事する皆様に捧げます……新しい日の出を共に迎えましょう!!


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