盛り場に集う人々の研究はいかに行いうるか――鹿島茂のN'importe Quoi!「前回のおさらい」
フランス文学者・鹿島茂さんによる講義チャンネル「鹿島茂のN'importe Quoi!」。「パリの歴史――集団的無意識無意識の研究」と題された講義では、パリという都市の成り立ちや、そこに集う人々、そして暮らす人々をさまざまな史料をもとに読み解いてきました。
10月に行われた「モンマルトルの名店と人々」と題した第10回目の講義では、あらためて講義名につけられた「集団的無意識」にフォーカスをします。見ていくのはおもに19世紀パリ、カフェやブラスリーと呼ばれる店に集まる人たちですが