shikada

読書が好きで、小説、ビジネス書、ノンフィクションまで雑食に読みます。 このnoteには…

shikada

読書が好きで、小説、ビジネス書、ノンフィクションまで雑食に読みます。 このnoteには、読んだ本の感想、日常の備忘録を書きます。 読んだ本は、読書メーターというWEBサービスに記録しています。 https://bookmeter.com/users/796595

マガジン

  • その他記事

  • Tips

    個人的な課題解決の記録です。

  • 雑文

    脈絡なく書き散らかした記事置き場です。

  • 読んだ本まとめ

    読んで良かった本を紹介するまとめ記事です。

  • 東京彩ふ文芸部

    • 21本

    書くのは、楽しい。 あなたも何か書いてみませんか? 2024年1月より、彩ふ読書会は文芸部活動を行います。東京会場の読書会に過去一回以上参加経験のある方でしたらどなたでも部員になれます。入部・退部は自由です。 入部お待ちしております!

最近の記事

  • 固定された記事

サイトマップ(こんな記事書いてます)

記事のジャンルが雑多で、かつ記事数も増えてきたので、一つの記事にサイトマップ的にまとめることにしました。興味ある方はご覧ください。 軽く自己紹介ノンフィクションを読むのが好きな20代男性です。読んでて「こんな人がいるのか~」「世界広いな~」と思える本や、複雑な世の中を解きほぐして解説してくれる本が好きです。読書会にもちょこちょこ参加しています。 ふだん読んでる本は、読書メーターというサービスに記録しています。↓最近読んだ本です。なんとなく好きなジャンルが伝わるのではと思い

¥200
    • 根本聡一郎「スウィンダラーハウス」ネタバレ感想

      読んだので感想を断片的ですが書いていきます。ネタバレを含むため、未読の人はブラウザバック推奨です。 1億円稼がないと出られない部屋 この設定が本作のいちばんの特徴で、かつ仕掛けでもあった。序盤ではかなり臨場感があって「なんか教室に閉じ込められる系のデスゲームっぽいな…」と思った あとは、ちょっと下品だけどネット上で散見される「XXしないと出れない部屋」みたいな。 もぬけの殻になった土地と、部屋が揺れる描写のあたりで「もしかして」と思ったら、その想像は当たっていた。 詐

      • Android(Xperia10 IV)のプリインストールアプリを削除した

        これまでGoogleのPixelを使ってたんだけど、電池持ちの悪化、セキュリティーアップデートの期間切れ、Googleに依存しすぎかも…というなんとなくの違和感などがあってスマホを中古のXperia10に買い替えた。 下調べが足りなかったんだけど、Xperia10にはドコモ関連の「dなんたら」アプリが山のようにプリインストールされていて、不要な通知をひっきりなしに送ってきた。 ※キャリアのプリインストールアプリは通常、削除できない docomo系のサービスは全く使ってい

        • 選挙むずかしすぎる

          成人してから何度か選挙に行っているけれど、選挙があまりにもむずかしい…と感じることが多いのでまとめておく。 選挙が難しく感じる理由整理された情報が少ない 候補者それぞれがどんな人柄で、どんな経歴で、バックにどんな団体がいて、政策に対してどういう考え方を持っていて…というもろもろを見ないと誰に投票するか判断ができない。 しかしそうした情報は、自分でよくよく調べないとなかなか分からない。待っていても来る情報と言えば、名前を連呼するだけの選挙カー(原始時代の情報伝達方法だと思

        • 固定された記事

        サイトマップ(こんな記事書いてます)

        ¥200

        マガジン

        • その他記事
          20本
        • Tips
          11本
        • 雑文
          27本
        • 読んだ本まとめ
          21本
        • 東京彩ふ文芸部
          21本
        • 参加レポート
          6本

        記事

          定期的に読み返している本2024

          「今年読んでよかった本」もいいけれど、ことあるごとに読み返す、自分にとってのロングセラーにも十分に価値があるんじゃないか?と思ったので書きます。 定期的に読み返している本・持たない幸福論 正社員でバリバリ働いて自己投資してキャリアをうまく構築して家庭を作って家を買って子どもを育てて老後にもちゃんと備えて…「こうすべき」「こうしろ」というみえない推奨リストが日本にはある。 社会を覆うこうしたプレッシャーや規範意識を解きほぐして、それは決して普遍的なものじゃないし必ずしも真

          定期的に読み返している本2024

          2年住んだ西荻窪についてつらつらと

          中央線の西荻窪に住んでいた。あまり深く考えず、職場へのアクセスの良さと家賃の手頃さで選んだんだけど、住んでみて過去いち好きな街になった。 建物が(東京23区にしては)低めで、スタバのような小洒落たチェーン店はなくても、個人経営の雰囲気のよいお店がたくさんあった。商店街を中心にギャラリーなども多くて、全体的に街がビジネス臭くない感じが良かった。 駅が高架で、高架下にたくさんお店があり、車道が狭くて歩行者が歩きやすいのも好みだった。自動車を中心に設計された街はあまり好きではな

          2年住んだ西荻窪についてつらつらと

          秋峰善「夏葉社日記」を読みました

          秋峰善「夏葉社日記」(秋月圓)を読んだ感想です。 「夏葉社日記」は、吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」で著者の秋さんが約1年間はたらいたときの記録です。 秋さんは勤めていた出版社を3ヶ月で辞めた後、夏葉社の代表・島田潤一郎さんが書いた「あしたから出版社」に出会います。 秋さんは思い切って島田さんに手紙を書き、それがきっかけで夏葉社さんで週に1回、書籍の発送などの仕事をすることになります。3ヶ月間の予定だった仕事期間は約1年に伸び、仕事の幅は徐々に広がっていき、島田さんに同行

          秋峰善「夏葉社日記」を読みました

          「エサにする」発想

          なにか伝えたいものがあるときに、その本筋をいきなり押し付けるのではなく、まず相手に興味を持ってもらい、その道に入ってもらうための釣り餌を与えるアプローチがある。 たとえば映画「スターウォーズ」では、宇宙船のドンパチやライトセーバーのチャンバラが派手に行われる。いっぽうで監督のジョージ・ルーカスがこの作品で本当に描きたかったのは「アナキン・スカイウォーカーの贖罪の物語」だったという。ここでは、アナキンの贖罪が本筋で、ドンパチやチャンバラは本筋に興味を持ってもらうためのエサと考

          「エサにする」発想

          読書会という「ミーム」

          ここ数年、いくつかの読書会に参加者としてお邪魔している。何度か行くと他の参加者の方と顔なじみになる。その参加者の方が、自分自身で新たに読書会を主催として立ち上げることを見聞きすることがあった。 ここで思い出したのが「ミーム」という考え方である。 「ミーム(meme)」というのは、ドーキンスという学者さんが遺伝子(gene)をもじって作った言葉で、「文化的な遺伝子」とでもいうものだ。 具体的にどういうものかというと、人が喋った言葉や実行したアイデアが他の人に影響を与えて真

          読書会という「ミーム」

          得た利益の100%を植樹するプロジェクトに寄付する検索エンジン「Ecosia」

          今回は、長らく使っているサービスの紹介です。「Ecosia」(エコシア)という検索エンジンです。 検索エンジンというのは、ネットで検索してWebページを表示してくれる仕組みです。GoogleとかYahoo、Bingあたりが有名ですね。検索エンジンは、検索結果の中に広告を表示して広告主から利益を得ています。 Ecosiaの特徴は、得た利益のすべてを気候変動対策に充て、その大半を世界中の「木を植える」プロジェクトに寄付している点です。 https://www.ecosia.

          得た利益の100%を植樹するプロジェクトに寄付する検索エンジン「Ecosia」

          ドラゴンラージャの私的偏愛ポイント備忘録

          この記事は集え!#ドラゴンラージャ電子版復活ありがとう の祭り Advent Calendar 2023 の20日目の記事です。 昨日は池田りるはさんの記事でした!私事ですが、直近ではじめてTRPG(狂気山脈)を遊んで「TRPGおもしれ~」ってなったので、確かにドラゴンラージャの舞台でキャラ設定もちゃんと作ってトークしたら最高に面白そうですね! さて今回のイベントですが、過去に自分が夢中になって読んだドラゴンラージャのAdvent calendarが開催されていたので勇ん

          ドラゴンラージャの私的偏愛ポイント備忘録

          「最高の集い方」―イベント運営のコツがまとまった一冊

          プリヤ・パーカー「最高の集い方」を読んだ。人が集まるイベントの満足度を上げ、「記憶に残る体験」を作るための考え方が紹介されている本だ。 自分自身、読書会やゲーム大会、スポーツのクラブに参加したり主催したりすることが多かったのでめちゃくちゃ参考になった。特に印象に残っている部分をメモしておく。 ※著者はパーティや会議の主催を専門としているため、本書での例はパーティや会議の話が多い。ただ、それ以外の集まりにも十分応用できると思う。 イベントをよりよくするヒント1 主催者は

          「最高の集い方」―イベント運営のコツがまとまった一冊

          【ネタバレ感想】特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜

          公開日に見てめちゃくちゃ良かったので感想を書きます。テレビシリーズと映画、原作は一通り履修済み。原作だけは読んだのがかなり前なので若干うろ覚え。 ※ネタバレしますので、未見の方はブラウザバック推奨です。 思いつくままに断片的に書いていきます。 ・京アニありがとうもう最初に京都アニメーションのロゴが出てきただけでしんみりしてしまった。あの厄災とも言うべき事件を乗り越えて、映画作品を作ってくれたという事実だけでおなかいっぱい胸いっぱい。記憶が正しければ、あの事件の後にユーフ

          【ネタバレ感想】特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜

          美辞麗句よりも、実感のこもった言葉がインパクトを持つ

          人に聞いたことの99%は忘れているけど、残りの1%の中で思い出したことがあるので書く。 高校の卒業式のことである。自分の通っていた高校には普通科と定時制があって、自分は普通科で日中に授業を受けていた。定時制の子たちは、昼間は働いて、夜に授業を受けに来ていた。 卒業式ではまず、普通科の卒業生の代表があいさつをした。具体的な文言は覚えてないけど、時候の挨拶から入って、高校時代の思い出とか関係者への感謝も自然に入っていて、実にそつのない挨拶だった。それでいて決してペラペラと棒読

          美辞麗句よりも、実感のこもった言葉がインパクトを持つ

          多様で複雑な人間の一面だけを切り取って提示するSNS

          自分はTwitterのアカウントを複数持っていて、用途ごとに使い分けている。複数アカウントを運用するなかで気づいたことがあるので記事を書くことにした。端的に言ってしまうと、人間はごく複雑で多様な存在だけれど、SNSはそのごく限られた一面だけを映し出している、という話である。 大前提:人間は複雑で多様な存在人間は複雑で多様で、常に変化し続けている。 たとえば同じ人間でも、自分の母ちゃんに対する人格と、友人に対する人格は違う。少し変な例だけど、中学生が三者面談で黙り込むのは、

          多様で複雑な人間の一面だけを切り取って提示するSNS

          その成功譚に再現性はあるか

          書店を歩くと、多くの成功譚に出くわす。「私はこうして成功しました」といった類の本だ。この手の本は多くのジャンルに存在する。 本に限らない。現代のインフルエンサーたちは己の成功の秘訣について自信たっぷりに語り、数字を稼ぐ。 結論から言ってしまうと、この手の話は眉に唾をつけて聞くべきだと思っている。 何をもって成功というかの定義は難しいけれど、とりあえず「成功譚を語っている人」というくらいの適当な定義にしておく。 成功譚から得られるものもある最初に念のため書いておくと、そ

          その成功譚に再現性はあるか