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【大手内定】凡人のための就活術#04 業界研究 メーカー、IT

今回は、私が当時内定を頂いた業界について話を綴っていきます。業界を超えて内定をいただけたわけですが、ギリギリまで、メーカーに進むべきかIT業界に進むべきか自分でも分からずにいました。私の個人的な意見ですので、ご参考までにどぞ!

1.業界研究

私の業界研究がどんな感じだったか、つらつらと書かせていただきます。#01の自己紹介でも少し触れておりますが、私は機械系の学部卒です。最初はセオリー通り、機械メーカー(車、カメラ、工作機械、ロボット、センサなど)をメインにいい企業はないか探していました。

結論から言うと、研究職のような「この仕事がしたい」という強い思いがないのであれば、理系、文系関係なく業界を最初から絞る必要はないと個人的には思っています。マイナビ、リクナビ、業界地図などから情報収集するのもそうですが、私は業界関係なく少人数制の企業説明会に参加し、知見を広げることができました。(私の場合は最終的にIT業界に落ち着きました。)もしかしたらあなたの適職はまったく別業界でも通じるものかもしれませんね!

2.メーカー業界

メーカー業界と一口に言っても、たくさんあるかと思います。車や工作機械、食料品に化粧品など。ここでは、機械系のメーカー話になりますので、志望業界でない方にはあまり参考にならないかもです。先程の通り業界を知るという意味で読んでいただけたらいいなと思います。

私が見ていた具体的なメーカーは、半導体用工作機械メーカー、家財メーカー、プリンターメーカーです。正直なところ"これが作りたい"という強い思いはなく、どちらかというと日々の業務で何をするかであったり、将来的に安定した業界かの方が重視していました。私は大きく下記3点に当てはまるかどうかで業界を選択しました。

✔︎「衣食住」に関連する企業か
✔︎「消耗品ビジネス」に関する企業か
✔︎「コアコンピタンス」があるか

✔︎「衣食住」に関連する企業か
安定した需要がある企業とは、どんな企業か私なりに考えてみた結果、継続的なお客様がいるかどうかが重要だと考えていました。人同士の支えあいで成り立っているビジネスにおいて、人の生活になくてはならない「衣食住」に関連する企業であれば、大幅な市場縮小はないだろうと思っていたためです。

例を挙げると、食品メーカー、飲料メーカー、電力会社、通信インフラ会社などです。誰しも潰れるような企業に入りたくはないと思いますし、資本金の安定している企業かどうかは大事な要素です。金銭的に余裕のある会社でなければ、新規事業に挑戦することもできず、時代の流れに取り残されるとさえ思っていました。

✔︎「消耗品ビジネス」に関する企業か
消耗品ビジネスという言葉をご存じですか?他にも「消耗品モデル」や「ジレット方式」と呼んだりするそうですが、髭剃り用カミソリのジレットからきているようです。どんなビジネスモデルかというと、髭剃り本体を消費者に購入してもらい、刃の切れ味が悪くなったらカミソリの刃だけ交換購入するというものです。このビジネスモデルのメリットは、一度本体を購入してもらいさえすれば、定期的に消耗品である「刃」を購入いただけるリピーターを獲得することができる点です。

他に例挙げるなら、プリンター、工作機械、重機などが挙げられます。プリンター本体を安い価格で企業に導入し、インクジェットを定期的に交換する。工作機械を導入し、切削部品の交換を定期的に行う。重機のショベルカーの刃なども同じです。携帯電話の本体を売って月額の通信費で儲けるのもこのモデルに似ているかもしれませんね

✔︎「コアコンピタンス」があるか
急に横文字カタカナでなんのこっちゃと当時なったことを覚えています。コアコンピタンスとは、他社との競争のなかで、優位性のある中核事業のことです。企業内部で蓄積された事業のノウハウや製品開発力、技術力などをコアコンピタンスとすることもあります。(コトバンクより)

要は競合他社を寄せ付けないような会社としての「強み」があるかどうかがポイントです。私が行きたかった企業の一つにDISCOという半導体切削機械メーカーを例に出させていただきます。DISCOは世界的にも高いシェアを誇る半導体部材を「切る、削る、磨く」というごくごくシンプルな動作を精度高く行うメーカーです。シンプル故にそのノウハウは、新規参入のハードルが高く他社を寄せ付けない強みとなってます。この会社はボーナスも高く社内通貨などのおもしろい制度のある企業ですので、気になった方は調べてみてください。(※回し者ではございません。就活で初めて面接をしていただいた企業です。自己分析もブレブレで結果は惨敗でした。)

3.IT業界(SIer)

次にIT業界の紹介をしていきます。IT業界にも種類は様々です。GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)のような巨大IT企業をはじめ、IT業界の中でも5つほどの業界に分けることができます。

1.インターネット・Web業界
2.通信業界
3.ソフトウェア業界
4.ハードウェア業界
5.情報処理サービス業界

詳細については、まとめ記事をご覧ください。(急に投げやり)このnoteでは、5項目にあたる「情報処理サービス業界」に絞って書いていきます。

【企業例】
NTTデータ/NRI 野村総合研究所/アクセンチュア/IBM/日立製作所/富士通/NEC/SCSK/伊藤忠テクノソリューションズ/新日鐵住金ソリューションズ/タタコンサル/HPEなど

SIerとはシステムインテグレータという言葉からきています。「SI」と略したりもします。具体的な業務内容は、お客様の課題を解決するシステムを提案し構築するお仕事です。上記のような企業では比較的大規模システムの構築を担当することがほとんどだと思いますが、ここでは一年働いてみてどんな感じかという所感を綴っていきます。

まず、就活時の私の疑問に対して、今の私が回答をしていく形式でお伝えします。(変な感じですね)

①文系でもいけますか?プログラミング未経験でもいけますか?

いけます。私の会社では半分くらいは文系の印象です。理由としては上記のような企業であれば、手厚い研修で最低限のプログラミングを学ぶことができます。大学の授業でやっていたけど得意じゃない、、みたいな場合でもあまり心配は要りません。理由は学ぶ時間です。大学の授業って90分×15回だったと思うのですが、時間にして、22.5時間です。これは企業でいう3日分の研修時間です。

逆に言えば、研修時間が短い企業であればキツいのかなと思ったりはします。

②競合他社との違いは?

正直に答えるとこの業界は競合他社との差があまりないように感じています。(就活当初から思っていましたが、苦労しますよね、、)さっきのコアコンピタンスはどうした!って感じですが。(笑)あまり詳しいことは言えませんが、私の企業ではある分野においては絶対に代替することができないほどの巨大システムを担っています。それが競合他社を寄せ付けないコアコンピタンスとなっています。

少し話が逸れましたが、事業範囲やお客さんが差異ポイントになってくるかと思います。分かりやすいのが野村総合研究所で名前の通り野村証券のシステムを担っています。

③入社後のGAPはありますか?

あります。もともと創造的なことをしたいと思って入社をしたのですが、SIerは規模が大きい分創造的かと言われるとそうでもない面が多いです。社会に対する影響は大きいですが、飽くまでお客様の要望の中で予算の中でというのが大前提となります。活気的なアプリを作りたい。ソリューションを創出したいという人には向いていないかもしれません。

4.まとめ

業界研究はひたすら自分の世界や知識を広げて、情報を集めることが大事です。実際にその業界で働いている人、可能であれば役職が上の人か人事部に話を聞けると良いかと思います。理由は若ければ若いほどプレイヤーである場合が多く、業界としての動向は視座の高い管理職や役員のほうが知見が広いです。(異動など経験が豊富)

とはいえ、自粛ムードでなかなか足を使った情報集めが難しいかと思います。そんなときは友人同士で業界をプレゼンし合うのも効果的だと思いますよ!

以上、役に立ったという方はスキをお願いします。私のモチベが上がります。

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