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「突然退職願いを出してきた」は本当に突然か?

「突然退職願い出してきてびっくりしたよ」
「もっと早く言ってくれたらよかったのに」

こんな言葉をよく聞きます。

でも本当に突然でした??? 

職場のメンバーが、辞めたいと思うほど何かに困っていたか、悩んでいたか、知ろうとしていたのでしょうか。

物事にはすべて理由があります。

理由がないものはない、と私は思っています。
理由がない、と思い込んでいるのは、言い訳で、知らないだけ。

「知らない」と「無い」は全く違うのです。

知ろうとしたか、気づこうと思ったか、ちゃんと本人の顔を見てましたか?

仕事を辞めることは、ほとんどの場合は職場や仕事に原因があるのが現実ですが、プライベートな問題のこともあります。
プライベートに首を突っ込むのは気が引ける、という人も多いでしょう。
首を突っ込むのではなく、仕事中に元気がない、なんか集中してないな、と気づいたら、心配して声をかけることに躊躇が必要でしょうか?

もし、それでも躊躇するとしたら、それは日頃からのコミュニケーションができていないからです。

私は長年企業で働く人の変化に首を突っ込みっぱなしでした。
昨日と違うな、と思えば声をかける。対して会話したことがない社員でも。
それで「うるさい」と言われたことは一度もありませんでした。
ただの一度も、です。

どんな人でも、困っているときに声をかけてもらうこと自体を嫌がることはないのだと実感しました。

ただし、声の掛け方、タイミング、話し方はとても大切です。
これを間違えるとおおごとになりますし、取り返しがつかないことも。

口出しできない、と思っている人は、実はプライベートだから・・・という言い訳をしているのでは?

実は声をかけて、失敗したらどうしよう、という不安もあるかもしれませんが、勇気を出してみる価値はありますよ。


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