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新人教育は最初が肝心です!

4月になり、先週金曜日は歓迎会の団体が多く見られました。
コロナ禍では、長らくできなかった歓迎会も今年は大々的にできるようになりましたから、大勢での宴会は特別なものになりますね。

新入社員は、まず最初に新人研修を受けますね。
会社の理念や方針を理解し、これからの社会人として向かう方向のベクトルを合わせるのです。
夫々の仕事のスキルを上げる研修もあります。基礎的な知識を付けていくことも必要です。

新人研修の場合、大抵の場合は、この程度。
でも、本当に大切なことはもっとあります。まだ社会に染まっていない、緊張感がある時期だからこそ、有効なこと。

”働くという概念を共有する”

学生時代アルバイトで働いたことがある人も多いでしょうが、学生の副業ではない「社会人」として働くことには、多くの責任が生じます。学生のバイトで許されたことも許されないことは多くありますね。
組織の一員であるという責任と権利、この両方をもって働くことをし続ける、それを彼らが納得できるようにかみ砕いて伝える必要があります。

やっているつもり・・・の企業は多いですが、実際にはできてない。

それはなぜか。会社の理念と自分の存在が一致していないからです。

時代は大きく変わっています。昭和なら、何も言わなくても、会社の奴隷になって働くものだったかもしれません。
でも今は、自分の成長、メリット、意義がないと、やりたいとは思わないのですね。これは嘆くことではなく、やっと働くことに人権が追いついてきただけのこと。昔がおかしかった。

だからこそ、今の若い子は・・・ではなく、社員のやる気を引き出し、企業のために働くことが彼らにも意味があることである、ということを最初に伝えることがとても大切なのです。

例えば、最近同じマンションの子供に「おはよう」などと声をかけても、一切返事をしない子が増えたな、、と感じていました。どうやら、親や学校から「知らない人とはしゃべらないこと」と言われているそうで。。。
おかしな大人が多いせいで、社会に必要な「挨拶」という習慣まで子供から取り上げないといけない世の中になったんだ、、と寂しいと感じながらも、
そういうことだったんだ、、と納得しました。

こんな風に子供の頃から教育を受けていれば、大人になって突然挨拶ができるようになるわけがありませんね。
社会人なんだからできるだろう、という思い込みは禁物です。
ベクトルを合わせるには、当たり前のことをきちんと言語化しておくことがとても大切です。そして一方的に価値観を押し付けるのではなく、それをしなければならない理由、したほうが合理的であり効率的である理由をきちんと伝える、これを共有しておくことが、すべての研修を納得感をもって聞く耳をもってもらえます。やる価値は多いにあるのです。

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