限界金融マン

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FXトレーダー|元金融機関勤務|CMA|TOEIC900|ファンダメンタル重視|5分足スキャルピング|毎週、為替市場の相場展望やトレード戦略を投稿します。

最近の記事

ドル円概況(9/1)

9/1(金)東京市場では、ポイント①で中国中銀が外貨預金準備率を引き下げたことから、民間銀行の外貨保有ニーズが低下し、ドル安が進行。ドル円は145.24円まで下落した。 雇用統計・ISM製造業景況指数を控え、特にトレードポイントは無し。 欧州市場は、米雇用統計を控え、ドル円は145円台半ばで膠着相場となった。 強いて言えば20時過ぎの15分足移動平均線にタッチしたポイント①は、長期移動平均線タッチでの損切を前提にトレードが出来たポイント。もちろん雇用統計発表前にポジション

    • ドル円概況(8/31)

      8/31(木)の東京市場は、146円を挟み小動きとなった。ドル円は、前日のNY市場で発表された8月の米ADP雇用者数や米第2四半期GDP改定値の弱い結果を受けて、一時145円台半ばまで下落した。 ポイント①は、テクニカル的にショートエントリー可能なポイント ポイント②は、上位足の移動平均線と距離があるため、エントリー非推奨ポイント。 欧州市場は、米PCEデフレーターの発表を控え、146円付近から145.7円の間のレンジ相場となった。ユーロ圏消費者物価速報は前年比+5.3%と

      • ドル円概況(8/30)

        8/30(水)の東京市場では、昨日の海外市場でドル円は年初来高値を大きく更新する147円37銭を付けた後、145円67銭まで売りが出た。その流れもあり145円台で東京朝を迎えたが、東京市場ではドル安に対する調整が入り、146円台を回復する動きとなった。  昨日のドル売りの原因となった米雇用動態調査(JOLTS)の厳しい結果もあり、金曜日の米雇用統計への警戒感が出ているが、ある程度の雇用の鈍化はジャクソンホール会議でパウエル議長が言及していたように想定内のことであり、米国の当

        • ドル円概況(8/29)

          8/29(火)東京市場は、値幅25銭のレンジ相場となった。 トレードポイントは特に無いが、ポイント①は、他の上位足の移動平均と距離があり、かつ下ひげを付けながら安値を切り上げていたため、トレードは可能なポイント。 欧州市場は、ドル買いが優勢。ドル円は146.30台から146.50台での揉み合いが続いたあと、米債利回りの上昇をきっかけに買われ、ロンドン昼にかけては146.90近辺へと上伸。前日高値を上回り、年初来高値を更新。昨年11月以来のドル高・円安水準となった。 ポイ

        ドル円概況(9/1)

          ドル円概況(8/28)

          欧州市場はサマーバンクホリデーで休場。欧州市場は序盤に円安が優勢となった後、取引参加者が少ない中で動きが膠着した。ドル円は東京午後に米債利回りの低下から146円29銭を付けた。ロンドン市場朝方も流れが続き146円27銭まで下げたが、その後は円売りが優勢となった。146円60銭前後まで買い戻されたが、先週金曜日に付けた146円63銭手前で上値が抑えられ、その後は146円50銭台を中心とした推移が続いている。 ポイント①は、黄色の移動平均を上抜けた後に青の移動平均にタッチした押

          ドル円概況(8/28)

          ドル円概況(8/25)

          【東京時間】 東京時間 (主な国内経済指標)        <発表値>   <前回発表値> 8月東京都区部CPI 生鮮食品を除く総合 前年同月比    2.8%       3.0% 7月企業向けサービス価格指数(前年比) 1.7%     1.4%・改 ・ドル円は小高い。本日は5・10日(ゴトー日)とあって仲値に向けた買いが観測されたほか、その後も米長期金利の上昇が相場を下支えした。昨日高値の145.96円を上抜けて一時146.21円まで上昇。もっとも、今晩はジャクソン

          ドル円概況(8/25)

          ドル円概況(8/24)

          【東京時間】 東京時間 (主な国内経済指標)        <発表値>   <前回発表値> 対外対内証券売買契約等の状況(前週) 対外中長期債         2632億円の処分超 3336億円の処分超・改 対内株式           7407億円の処分超 2260億円の取得超・改 ・ドル円は小高い。昨日安値の144.54円手前で下値の堅さを確認すると、徐々に買いが進んだ。本邦長期金利の低下と米金利上昇を背景に日米金利差拡大への思惑から買いが入ったほか、日経平均株価など

          ドル円概況(8/24)

          ドル円概況(8/23)

          【東京時間】 東京時間 ・ドル円は小安い。本邦長期金利の上昇や時間外の米金利低下を受けて、日米金利差縮小を意識した売りが先行した。一時145.57円まで下押す場面も見られたが、昨日安値の145.50円手前では売りも一服。その後は145.60円台を中心とするもみ合いに転じた。 ・ポイント①は移動平均線タッチの戻り売りポイントで多くの移動平均線が密集していることから、信頼度は高かった。 ・ポイント②は、移動平均線を上抜けし、円高トレンドを否定したポイント。直近で下髭を多くつけ、

          ドル円概況(8/23)

          ドル円概況(8/22)

          【東京時間】 東京時間 ・ドル円は上値が重い。時間外の米10年債利回りが4.36%台まで上昇したことで買いが先行し、一時146.40円と昨日高値に面合わせした。ただ、本邦輸出企業の売り意欲が強いなか、一巡後は伸び悩む展開に。新発10年物国債利回りが2014年1月以来の高水準を付け、米金利が一転低下したうえ、「植田日銀総裁と岸田首相が会談」との報道が伝わったことも売りにつながり、12時過ぎには一時145.85円まで下押しした。日銀総裁が会談後に「為替相場の変動についての議論は

          ドル円概況(8/22)

          ドル円概況(8/21)

          【東京時間】 東京時間 ・ドル円は方向感がない。9時半前に145.15円まで下押ししたが、中国の住宅ローン金利の目安である5年超の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が利下げ予想に反して据え置かれたことを受けて人民元安・ドル高が進むと買い戻しが優勢に。時間外の米10年債利回りが上昇したことも支えに一時145.63円まで値を上げた。一方、買いも続かずその後は145.30円台まで押し戻されている。 ・連休後の仲値公示後に移動平均線を上抜けた後の押し目のポイント①は、リ

          ドル円概況(8/21)

          ドル円概況(8/18)

          ◎東京市場では、円買いが優勢で、ドル円は中国の景気減速や米株の下落の影響で146円台を下回った。米10年債利回りの低下や人民元買いも影響し、ドル売りが続いた。アジア株や日経平均の軟調な動きも円買いを後押しし、ドル円は145.40台前後で取引された。 9時頃につけた145.77円が戻り売りポイント 12時頃の145.52円の戻り売りポイントは、上位足の移動平均線との距離が遠いため、非推奨。また、11時、13時に145.3円をトライして抜けられなかったため、14時前の戻りについて

          ドル円概況(8/18)

          ドル円概況(8/17)

          為替市場概況: ◎東京市場ではドル円は、日米金利差拡大が注目され、午前9時過ぎに146円56銭を高値に上昇。日本の10年債利回りが上昇したが、株式・債券市場の影響は限定的で、146円40銭を中心に小幅な値動きを続けた。欧州市場でも堅調な値動きを維持し、17時には146円15銭までの落ち着いた水準となった。 ◎日経平均株価は前日比140円82銭安で31,626円00銭で取引を終え、下落基調が続いた。NY市場や上海株、香港ハンセン指数の下落により、朝方から売りが優勢となり、取

          ドル円概況(8/17)

          ドル円概況(8/16)

          ◎格付け会社の動向:ムーディーズが先週に米銀の格付けを引き下げ、フィッチ・レーティングスも大手米銀を含む70行以上の格下げ可能性を報じた。これにより、銀行の資金調達コスト上昇への懸念が邦銀の株価下落に影響。 ◎債券市場と株価:米長期金利の上昇が本邦10年債利回りを0.630%まで押し上げた。中国の経済減速懸念から、上海株や香港ハンセン指数が連続して下落し、日経平均株価も500円近く大幅に反落。これにより、リスク回避の需要が高まり、ドル円は145円70銭から145円31銭まで

          ドル円概況(8/16)

          高齢者の消費と今後の日本経済について

          今日の日経の記事だけど、GDPの約5割は消費で、その内4割を高齢者が占める マクロ経済スライドでインフレ以上に給付が増えないようになっているため、貯蓄を切り崩す高齢者は、消費に消極的にならざるを得ない 一方で、2014年のデータだが、日本の金融資産2000兆円のうち1000兆円は高齢者が保有する 貯蓄があっても、フローの面で消費が活性化しないのであれば、高齢者の金融資産は、預金に滞留し、低利回りの融資や国債購入に充てられることになる 経済の循環は良くなりずらい 少子高齢化

          高齢者の消費と今後の日本経済について

          2023/8/11ドル円チャート分析

          8/11(金)のドル円相場ですが、日本市場は休場のためNY市場で有利だったトレードポイントについて解説します。 まず前提として、日銀のYCC修正と米国債の格下げ以降、米金利の上昇によるドル高トレンドが継続してきました。8/11の9時頃にも144.9円の高値を付けていた状況でした。 日本市場が休場で、欧州市場も材料が株価くらいしかありませんでしたので、デイトレをするべき時間は、PPIとミシガン大消費者信頼感指数の発表を控えたNY時間でした。 まずPPIですが、予想上振れによっ

          2023/8/11ドル円チャート分析

          2023/8/7~8/10ドル円振り返り

          8/10(木)は、米CPI発表後に一旦、予想下振れで円高に振れたものの、市場はノーサプライズと判断し、次の指標発表に注目が移り、円安トレンドの継続となった。 7/28(金)の日銀によるYCC修正後も一瞬138円台をつけたが、事実上のYCC撤廃ではあるものの、金融引締めへの転換ではなく、普通のQEへの移行であると判断され、円安トレンドとなり、2週間で約7円の円安が進んだことになる。 円金利上昇による円高トレンドへの転換が、YCC修正前に市場で警戒されていたが、多少長期金利が上昇

          2023/8/7~8/10ドル円振り返り