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ドル円概況(8/29)

ドル円5分足

8/29(火)東京市場は、値幅25銭のレンジ相場となった。

トレードポイントは特に無いが、ポイント①は、他の上位足の移動平均と距離があり、かつ下ひげを付けながら安値を切り上げていたため、トレードは可能なポイント。

ドル円5分足

欧州市場は、ドル買いが優勢。ドル円は146.30台から146.50台での揉み合いが続いたあと、米債利回りの上昇をきっかけに買われ、ロンドン昼にかけては146.90近辺へと上伸。前日高値を上回り、年初来高値を更新。昨年11月以来のドル高・円安水準となった。

ポイント①は、米債利回り上昇とともに、ドル買いが進み始めたポイント。サポートとなる移動平均が下に密集していたため、上位足移動平均の上抜けは、買いエントリーポイント。

その後も、強いトレンドが発生しており、青の移動平均に沿って、ドル高が進行。

ドル円5分足

米国市場では、7月の米求人件数と8月調査の米消費者信頼感指数が発表され、特に米求人件数は882.7万人と予想(950万人)を大きく下回り、約2年ぶりの低水準となった。労働需要の冷え込みを示す新たな証拠となっている。一方、離職率は2.3%と2021年以降で最低水準となり、これは米労働者が再就職できる自信がなくなっていることを意味する。

 先週のジャクソンホールでパウエルFRB議長は、利上げの可能性を残しながらも慎重なアプローチを取る姿勢を滲ませていたが、きょうの指標はFRBの利上げキャンペーン停止が近いとの市場の見方を裏付ける内容となった。

ポイント①は、指標発表10分後の戻り売りポイント。上にも下にも解釈できる内容でなければ、指標発表後10分以内の戻しからトレンドが継続する場合が多い。

ポイント②についても、戻り売りポイント。直近の戻しの2倍程度が利確の目安となる。