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第2話「教育系修士課程のワタシ」

こんにちは。教育系修士ネキです。
文章を推敲・執筆する営みが久々でとても楽しかったので、連続投稿してみます。
第2話は「教育系修士課程」についてです。

教育系の大学院の課程は、主に2つに分類されています。
〇専門職学位課程(教職大学院)
〇修士課程

2つの課程の違いを私の独断と偏見でまとめると、大体以下のようになります。



〇教職大学院で学べること
 座学で習得した知識が教壇(実習)での経験に生かせるか。また、教壇(実習)での経験が知識の補強に生かせるか。指導力などの面において、学校現場には何が必要か。など
〇修士課程で学べること
 学部より高次化した専門科目の系統的な知識。研究、論文執筆などの手法。学会など学外の研究活動への参加。専修免許の取得。博士課程への準備期間。など

〇教職大学院にフィットする人
 本気で教師になりたい人/学校現場で少しでも多く経験を積みたい人…
〇修士課程にフィットする人
 教育という学問の基礎研究をしたい人/卒業後の進路を迷っている人…


※補足…専門科目とは、国語や音楽など学校教育における教科や教育学や学校心理学のことを指します。
ネキの所属する学部や大学院では、コースが幼・小・中・養護教諭・特別支援教育に大きく分類され、小/中コースはさらに専門科目によって分類されていました。
例)ネキ…小コース、専門科目は保健体育

話が少し逸れてしまいましたが、
つまるところ、私の所属する教員養成系修士課程は



・研究して論文(修士論文など)を執筆する。
・学会に参加・発表する。
・学会誌に論文を投稿する。



ことが中心的なミッションになってきます。
(もちろん諸説ありです。私の所属する大学院がこのような形態をとっており、卒業要件に組み込まれています。)

言い忘れていましたが、講義もあります。
修士論文のことを考慮して、だいたいの院生が1年次で必要単位(約30単位)を取り終えるため、1年次は授業でも大忙しというわけです。

ただ、学部時代のような「教授1人:大人数の学生」のような講義形態ではなく、「教授1人:学生1~5人」の講義形態がほとんどです。
履修人数が学部時代に比べ大幅に減るため、正直はじめの頃は違和感ありまくりでした(笑)
しかし、教授や院生たちとその領域についてじっくり議論でき、インプットとアウトプットの往還が頻繁にできます。

加えて、私の所属する大学院の修士課程では「PBL(Project Based Learning)」という共同研究のような取り組みが必修になっています。自身の研究の合間に共同研究を進める必要があるため、かなりハードスケジュールです。
私自身が他の修士事情に明るくないのであまり勝手なことは言えませんが、自身の研究などにだけ集中していれば良いというわけではないので、教育系修士の学生はかなり忙しい毎日を送っています。

今後触れていく予定ですが、忙しい中でも学問自体はとても興味深く、毎日の学びはとても刺激的です。
文系修士の院生は基本的に学ぶことが好きな人が多いため、自分と似たような他者がいる環境で学べることはとても尊いことだと思っています。

長くなりましたが、教育系修士課程はこんな感じのしくみになっています。
ネキの言葉が足りない部分もあると思うので、質問・疑問などがあればお気軽にコメントいただけたらと思います。

あと、他の院生の方のお話も聞きたいなあって感じです。
これは小ネタですが、院生は本当に出会いの機会が減ります。(笑)





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