受験生必見!受験に活かすメンタルトレーニング
受験シーズン到来ということで、これから大一番の試験を控えている人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなプレッシャーや緊張と向き合うであろう受験生に活かせる内容を紹介します。
受験に活かすメンタルトレーニング
皆さんは緊張に対してどのように向き合っていますか?
緊張に関しては、以前のサッカーのメンタルトレーニングでもご紹介しましたが、緊張やプレッシャーの原因のほとんどが「結果を考えること」です。
「ミスしたらどうしよう・・・。」、「落ちたらどうしよう・・・。」などこれらは結果に関することです。
メンタルトレーニングでは「結果はコントロールできないもの」という考え方をします。
よくよく考えてみると、我々人間は結果に対して、メンタル面が左右されることがほとんどです。
しかし、「結果は過去・未来」に該当するため、どんなに頑張ってもコントロールすることができません。
そのため、重要なことは「結果でなくプロセスに意識を向けること」です。
今まで、勉強してきたのは「合格したい!」という思いがあったからですので、「受かりたい!」のは当たり前です。
であれば、どうすれば合格できるのか?という"プロセス=自分のやるべきこと”に意識を向けることが重要です。
そうなると、合格へのプロセスは、至ってシンプルで「準備してきた、勉強してきたことを本番で発揮すること」だと思います。
当日できることは「それだけ」なのです。
緊張を軽減するためのテクニック
① 深呼吸をする
緊張すると人間は心拍数が高まり、呼吸が早くなります。
そのため、呼吸法を行うことで、緊張が高まりすぎることを抑制することが可能です。
②緊張を楽しむ
緊張することは、パフォーマンスに「悪」ではありません。緊張をしすぎるとパフォーマンスが低下する可能性が高まるのです。
ですので、緊張をうまくコントロールすることが鍵になります。そのためには、「緊張を楽しむ」ことが有効と言えます。
ラグビーの世界で屈指の勝率を誇るニュージーランド代表「通称:オールブラックス」では、教科書的なバイブルが配布されます。
その一説にはこんなことが書かれていると言われています。
「プレッシャーは誰もが味わえるわけではない。それを味わえるのは特権である。」
確かに、その場にいる者しか味わえません。受験は人生で何回も行うイベントではないと思います。
ある意味、「一生に一度の経験」として緊張やプレッシャーと前向きに向き合うことを推奨します。
③当日に対する心理的準備を行う
可能であれば、受験会場までの道のりを下見しましょう。ぶっつけ本番で行くのもありですが、知っている道のりで知っている場所で試験を受ける
のでは全く心理面が異なります。そのため、一度本番当日と同じ時間に行って、経路等を確認して、心の準備をすることを推奨します。
加えて、電車などを使う方は、一つの行き方ではなく、複数の行き方を下調べすることをおすすめします。
本番当日、もし人身事故などで、利用しようと思っていた路線が使えなくなったとします。そうなれば、焦り、フラストレーションを感じることは
ほぼ間違いないでしょう。しかし、既に複数の行き方を下調べしていた人は、その焦りを軽減することができます。
勉強に関する準備ももちろん大切ですが、培った知識を本番で発揮するためには、「心の準備」も必要です。
是非、このコラムの内容を少しでも役立てて頂ければと思います。
受験生の皆さん!Good Luck!!
引用・参考文献
高妻容一. (2014). 今すぐ使えるメンタルトレーニング-選手用-. ベースボールマガジン社.
スポーツメンタルトレーニング指導士/Ph.D.
小林玄樹
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