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はじめまして。オジサン新人監督、森山大道の映画を撮る…というnoteを始めさせていただきます。

はじめまして。

岩間 玄(いわま げん)と申します。
これからここで、僕が敬愛する写真家・森山大道さんのことについて
いろいろお伝えしていけたらいいなと思います。
僕はもともと長い間、
東京のテレビ局で多くの番組を作ってきました。

この度、不思議なご縁があって
大好きな森山大道さんの映画を監督させていただくことになりました。
まさか、この歳で映画監督デビューすることになろうとは…
本当に夢にも思っていませんでした。
人生何が起こるか分かりません。
無我夢中で丸々1年間森山大道さんを追いかけて
自分でカメラを回し、1年かけて編集し、
あれこれと試行錯誤を繰り返しながら、
ようやく110分の劇場用ドキュメンタリー映画を完成させました。

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コロナで公開が延期に

昨年秋、光栄なことにパリでワールドプレミア上映をさせて頂き、
さぁいよいよ日本で公開だ!
と意気込んでいた矢先に…
このコロナ禍でいろいろなことが吹き飛んでしまいました。
これまた人生何が起こるか分かりません。

本当は7月3日の公開だったのですが、
大幅に延期となり、
日本公開は今のところ2021年春になりそうです。

でも公開までまだ少し時間があります。

そこでこのnoteに、
撮影や制作の舞台裏から、
映画本編には入りきらなかった森山大道さんの発言や姿、エピソード、
そして何故僕がこの歳で映画監督デビューすることになったのか、
しかもなぜ映画の題材があの天下の森山大道さんなのか、
そもそも一人のテレビディレクターが
なぜ稀代の天才写真家と出会うことになったのか(25年前のことです)…
そんな様々な物語を、
出来るだけフランクに、
出来るだけ正確に、
書き連ねていこうと思います。

なぜそんなことを思い立ったかというと、
森山大道さんがあまりに素敵だからです。
25年以上長きにわたって森山大道さんから
僕が見聞きした言葉や考え方・行動は、
僕の心の中だけにとどめておくのは何だかとても勿体ない。
僕自身、森山大道さんに励まされてきたし、
力や勇気をたくさん頂いてきました。
時に深く考えさせられ、時にクスリと笑わせられ、
時に驚かされ、身も縮まるような刺激をもらい、
結局いつも必ず
「やっぱり森山大道、半端じゃないな…すごいな。
こんな人、世界中どこを探したっていないよな」
と度肝を抜かれてきたわけです。

これから森山大道さんのことを書いていきます

そんな(僕が知る)大道さんのあれやこれやが、
写真好きな人のみならず、
様々な分野の人たちにとっても
ワクワクするような
面白くて、
ひょっとしたら何かの役に立つようなものになったりなんかしたら
すごく嬉しいな、と。
そう思いたって、このnoteを始めさせていただきます。
よちよち歩きでおぼつかないところも多々あろうかと思いますが、
どうか寛大なお心で読んでいただけたら幸いです。

では末永くどうぞよろしくお願いします。

(僕のプロフィール写真に使っているイラストは、
森山大道さんが遊びで描かれたものです。
今回の映画や現在開催中の展覧会のポスターにも登場しています。
©Daido Moriyama Photo Foundation)


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