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瀧本哲史さんの訃報に接して思ったこと。

瀧本哲史氏(たきもと・てつふみ=投資家、京都大客員准教授)10日午後、東京都内の病院で死去、47歳。

葬儀・告別式は近親者らで済ませた。喪主は妻茜(あかね)さん。

東京大法卒。同大大学院助手を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーへ。創業間もない企業に出資する「エンゼル投資家」として知られた。著書に「僕は君たちに武器を配りたい」「武器としての決断思考」など。 




twitter「season1」の時にこの方のツイートを読んで、「面白い人がいるなあ。」って思ってたんですね。

で、当時、新宿で出版記念講演があるということで行った時の感想がこれです。




今、読み返してみると、「文章が稚拙過ぎて感想にもなってねえじゃねえか!」っていう感想になるわけですが、この方が47歳という若さで亡くなったということが、大変ショックでした。

ブログにも書いてますがね、凄まじく頭の回転の速い人でしたね。

細かいことは覚えていないのですが、質問者の全然思考がまとまっていないとっ散らかった質問を即座に把握し、その意図を質問者よりも理解していますよね?ってことを踏まえた上で、完璧な答えを導き出して提示する人でした。

ものすごいスピードで論理的に話す人で、それが見事なまでに論理的で、「世の中には本当に頭の良い人がいるんだなあ・・・。」って感じで感嘆したのを覚えています。

この方は投資家でもあるわけですが、「日本はこの先、先細っていくので、早めに海外に出ることも考えましたが、残存者利益があると思って残ることにしました。」って言ったのが印象的でしたね。

タクシーの日本交通の再建に関わったり、学生のディベート振興に取り組んでおられたようですが、一体、瀧本さんがどうしう残存者利益を得ようと思っていたのかは、私にはさっぱりわかりません。


ただね、この方が亡くなったのを知って、いくつか知り合いが追悼文が書いているのを読みましたが、皆、「ロジカルでつまらないお世辞を言わず、容赦なく相手を叩きのめすコメントをするが、根は非常に暖かい人であった・・・」ってことを書いていたんですね。

47歳。

今、私が、突然、あの世に召されることになったとして、誰がどんな追悼文を書いてくれるだろうかと想像しました。

そもそも、追悼文を書いてくれる人はいるのでしょうか?

葬式で弔辞を読んでくれる人はいるのでしょうか?

その時、どんな言葉を読んでくれるのでしょうか?

わかりません。

私にわかるはずはないw

人生というものをどう捉えるかはその人次第ですし、葬式でどういう弔辞を読んで欲しいか?ってことを基準にして人生を歩んでいくものでもないとは思いますが、そこに、個々人がやってきたこと・向き合ってきたことが全て出るものであるとも思います。

だって、ある意味での通知表であるし、成績表でもあるから。

それを書いてくれる人はいるのか?

どんなことを書いてもらえるのか?


瀧本さんの訃報に接し、「それは人生の、1つの宿題だよね。」ってことを思った次第です。


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