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【本の紹介】講談社「少年少女日本文学館」

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□難度【★★★☆☆】
タイトルに「少年少女」とあるが、原作をそのまま載せてあり、リライトなどはしていない。したがって、作品によっては中高生には難解と感じられるかもしれない。

□内容、感想など
上に述べたように、リライトなどはされていない。しかし、例えば難解な語句や言い回しには注釈が付く。あるいは、作品が書かれた時代や作品の舞台となる時代の生活調度品、風習、時事的な情報についても、イラストなども掲載しながら、わかりやすく解説してくれる。つまり、"ホンモノの文学"を、文字通り「少年少女」でも味わえるように編集してあるわけだ。看板に偽り無し。

□こんな人にオススメ
・文学に興味ある中学生。
・文庫本など字が小さく、かつ、注釈などの少ない媒体では文学を読むことのできない高校生。
・チャレンジ精神の豊かな小学校高学年。
・中高の学級文庫にもぜひ。
・授業のネタとして、背景知識や雑学を手に入れたい指導者。
・大学受験の小説対策にも有効。特に、古めの表現や文体に対する慣れを築くのに、これ以上の媒体はない。

 Kindle版もあります。



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