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ジェンダー平等の社会を切り拓くサードプレイス「ジェンカレ」の2期目がスタート!

能登半島地震の被害に遭われた方々、ご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災された地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


ジェンダー平等な未来を拓く次世代のサードプレイス「ジェンカレ」

ジェンカレとは、各分野のトップランナーの講義やワークショップを通じて、ジェンダーについて包括的かつ構造的に学び、受講生がジェンダー平等の実現に向けて行動することを目指すサードプレイスです。

2022年からスタートし、昨年は13回にわたる講義やワーク、ジェンダー平等社会実現に向けた自身の行動計画「My Action Plan(MAP)」の作成など、一方通行な講演・イベントではない独自のカリキュラムを提供しています。

一期目の昨年は、約30名がゼミ生1期生として修了し、現在も様々な地域や分野で活動を続けています。

今期も2023年10月からジェンカレの講義が始まり、約30名がゼミ生として参加しています。今回は、ゼミ生(2期)が中心となり、最新のジェンカレ様子を伝えます!

ゼミ生たちがどのように学び、アクションにつなげているのか、そしてプログラムがどのように進化しているのかをご紹介します。

ジェンカレへの参加方法は2つ

まず、ジェンカレへの参加方法は、ゼミ生と聴講生の2パターンが用意されています。

今年度のゼミ生は、13回の講義(座学とディスカッション)や合宿、中間・最終MAP(My Action Plan)発表、ゼミ生限定のコンテンツなど、ジェンカレが提供する全てのコンテンツに参加することができます。充実したプログラムを通じてジェンダー平等に対する深い理解と具体的なアクションを形成します。

一方、聴講生としての参加は、講義(座学)のみの参加となりますが、年齢や居住場所に関係なく受講が可能です。

13の視点からジェンダーについて包括的・構造的に学べるジェンカレの講義

ジェンカレでは、13回の講義を通してジェンダーについて様々な観点から学ぶことができるだけでなく、構造的に学びを深められ点がポイントです。

講師陣は各界のトップランナーの方々。これらの講師が一堂に会し、ジェンダーについての知識を得ることができるのははおそらく「ジェンカレ」だけなのではないでしょうか。

(ジェンカレの講義一覧)

【講義を受けてみた感想】
これまで自分の関心がある分野に焦点を当てて学ぶ機会が多かった中で、様々な観点からジェンダー課題を捉えることで、新たな気をきを得ました。
また、包括的・構造的に学ぶことで、日常で流れている表面的な課題だけでなく、それがなぜ起きているのかといった本質的な課題を見つける練習もできました。

ジェンカレの講義を通じて、社会や組織に潜む構造的な問題を深く理解することができました。単なる理論だけでなく、これらの問題が現実の日常や仕事においてどのように表れ、どのように対処できるかについて実践的な知識を手に入れることができました。実際の事例や講師の体験談を通して、学びがより具体的で身近なものになり、自分の行動でどう変えることができるのか考える機会となりました。

講義の学びを深める事前・事後の学び

講義での学びをより深めるため(一部、聴講生の方にも)、講義前と講義後に課題にも取り組んでいます

講義前には、講師の著書である本や論文を読むことが多いです。初めて読むような文献や専門的なものも多くあるため、なかなか読み進めることが難しい時もありました。そんな時は、ゼミ生同士で読書会を開き、お互いに理解を確かめ合いながら読み進めることもありました。異なる視点からの理解が深まり、授業内での議論や理解がより豊かになりました。

講義後には講師から「ミニアクション」と呼ばれる課題が出され、取り組んでいます。ミニアクションは、講義を通してただインプットするだけでなく、それを基にアウトプットする(=アクションを起こしてみる)機会として設けられているようです。

ミニアクションを通して、これまでジェンダーについて話したことなかった家族や友人と話してみたり、考えたことがなかったことについて向き合ってみる時間を作ることができました。身近な人に「ジェンダー」について話すことに抵抗があったのですが、様々な方法を考え、話すことができました。話してみたら意外と共感してくれたので、話してよかったです。

ミニアクションは話すだけでなく、「もし、あなたが総理大臣になったら、ジェンダー平等のための政策として、どのような政策を実行していきますか」「ジェンカレの講義で学んだ事柄のうち、自分が一番関心のあるトピックについて、なぜ関心があるのかについて英語で説明する文章を書きなさい」など多様な課題に取り組みました。単なる知識の蓄積だけでなく、自らの考えを整理し、他者と共有するプロセスを通じて、より深い理解と実践の一環となりました。

ゼミ生だからこそ参加できるコンテンツ

ジェンダーに関する学びだけでなく、ゼミ生・メンターとで深いつながりを築く機会が多く用意されています

例えば、講義前後にはゼミ生主体で30分間の任意参加の交流会が毎回開催されます。ここでは、ジェンダーに関する話題はもちろんのこと、「社会人ゼミ生はどのように進路を決めたの?」「推しや好きなアーティストが社会問題の渦中になったらどう向き合う?」「今年の冬に食べて美味しかったものは?」など、多岐にわたるトピックを話して交流しています。

プライベートで一緒にイベントに参加したり、ご飯行ったりすることもあります。ジェンカレへの参加が、同じようにジェンダー課題に興味を持ち、課題解決のために行動を起こしている仲間との出会いにもなりました。

また、代表の彩乃さんが政府の「こども未来戦略会議」の有識者構成員のメンバーであるため、随行者として会議に参加させていただきました。この会議は首相官邸で行われるため、首相官邸に入るだけで驚きなのですが、首相や大臣、官僚、有識者が集まり議論している様子を直接見ることができ、非常に貴重な経験となりました。報道やSNSからでは一部の情報しか伝わってこなかったのですが、実際に参加してみると違っていたので、政府の会議の資料や議事録を追って情報収集することの重要性も改めて実感しました。(大変ですが…)

(国際協力NGOジョイセフの国際ガールズデーに合わせたイベント「CHOICE FES NIHONBASHI(日本橋)-自分の人生を自分で選択できる世界へ-」にゼミ生(1期・2期)で参加)
((公財)市川房枝記念会女性と政治センター「財団創立61周年記念 維持員のつどい」にジェンカレ代表 櫻井とゼミ生(2期)で参加)

ジェンダー平等の実現に向けて

このようにジェンカレでは、ジェンダーについて学ぶだけでなく、ゼミ生ならではのコンテンツも盛りだくさんです。

私たち2期生は先月合宿が終了し、これから本格的にMAPを作成を作成していきます。講義での学びを活かし、ジェンダー平等社会の実現に向けて自らができるアクションにチャレンジしていきます!

合宿の様子

これからも引き続き、2期生の活動を見守っていただければ幸いです。また、このnoteを通じてジェンカレに興味を持ってくださった方は、ぜひジェンカレ3期生としてのご参加をお待ちしています


GENCOURAGE代表 櫻井彩乃よりご挨拶

2022年5月からはじめた「ジェンカレ」もうすぐ2期目が終わろうとしています。「若者がジェンダーについて学び、アクションできる場が必要だ!」という思いからジェンカレを立ち上げました。

多くの方にサポートいただき、これまでに約450名の方が参加してくださりました。また、今期は1期のゼミ生が事務局に参画してくれており、ジェンカレの広がりを実感しています。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

ジェンカレは、変革を担う次世代のリーダーを全国で増やすことを主軸に、今年度も個々のアクションが社会全体にポジティブな影響をもたらすような取り組みを展開してまいります。
ジェンダー平等の実現に向けて、今年度も様々な方との連携ができれば幸いです。

最後に私からお願いがあります。
ジェンカレは主に受講者の参加費で運営しており、そのため事務局はほぼボランティアで運営しています。受講する若者の経済的負担を軽減し、サステナブルな事務局運営を実現するために、皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。

また、企業・団体の皆様からのご寄付も受け付けております。社会貢献活動(CSR活動)の一環として、将来世代の若者が主体となりジェンダー平等な社会を築くための支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

GENCOURAGE代表 櫻井彩乃

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