現役タクシードライバー

乗務歴11年目の現役タクシードライバーです。 新人指導も担当しています。 今は主にJa…

現役タクシードライバー

乗務歴11年目の現役タクシードライバーです。 新人指導も担当しています。 今は主にJapanTaxiの運転をしています。

最近の記事

  • 固定された記事

私のプロフィール

現役タクシードライバーです。 私のプロフィールを簡単に説明させていただきます。 タクシードライバーとなって、およそ11年目。 現在は、新人指導や乗務員指導なども担当しております。 前職は介護、福祉関係。 社会福祉士と介護福祉士の国家資格を所持しています。 今は、主にJapanTaxiに乗務しています。 営業地域は、人口40万人ほどの都市です。 この人口規模ですが、車庫待ち営業スタイルです。 24時間営業の法人タクシー会社に勤めており、シフト制の勤務です。 朝からの

    • 2024.4.8 日本版ライドシェア始動初日!

      いよいよ日本版ライドシェアがスタートしました。 まずは首都東京でスタート。 報道でも出ていた通り、大臣が出席してのセレモニーも行われました。 都内をはじめ、国内4区域で今月中にスタートする準備が進められています。 5月からは、更に8区域が追加されることも決まっています。 見切り発車感は否めませんが、河野大臣も「変えていく」と言っているように、利用者も事業者もドライバーも「より良いもの」にしていく必要があるでしょう。 現役タクシードライバーの私が一番に望むのは、やはり「安全

      • 2024年4月8日・日本版ライドシェア始動!

        いよいよ日本版ライドシェアが始動します。 2024年4月1日より解禁された日本版ライドシェアですが、準備が間に合わずにスタートできないという状況でした。 しかし、4月8日より東京地区(23区など、特別区と武三)で始まり、その他の地区でも順次スタートする予定です。 ちなみに、東京地区では「月~金曜の午前7時~10時台に上限1780台、土曜の午前0時~4時に上限2540台」などの運行時間や上限台数が決められています。 国の許可を受けたタクシー会社が実施主体となりますので、

        • 2024年4月1日・日本版ライドシェア始まらず・・・

          2024年4月1日より「日本版ライドシェア」が解禁されましたが、対象となった4区域のいずれも、ライドシェアはスタートしませんでした。 東京(23区等)・京浜・名古屋・京都の4区域で、ライドシェアを行える曜日や時間や台数の制限を国交省が発表していましたが、その先の中身の詳細が示されずに停滞。 4区域のタクシー事業者の中には、解禁に向けて準備を進めているところも多数ありますが、最終的には全社がスタートの見送りという形になりました。 各地域のタクシー協会などで情報収集は進めてい

        • 固定された記事

          日本版ライドシェア4区域で導入???

          2024年3月13日、国土交通省が「日本版ライドシェア」を4区域で4月から解禁すると正式に発表しました。 その4区域とは、「東京23区等」「京浜等」「名古屋等」「京都市等」の区域。 タクシーの場合、営業エリア区域が設定されていますので、ライドシェアのエリア設定もその区域に準じたものとなります。 そして、「運行を認める台数や、曜日や時間の設定」も発表されています。 その時間帯や台数に限り、タクシー会社が運行主体となって解禁されます。 このニュースを見て、「あれ???」っ

          日本版ライドシェア4区域で導入???

          タクシーメーターの仕組み

          分かっているようで、実はよく分からないタクシーメーター&運賃の仕組み。 タクシーで「同じ場所で乗って、同じ場所で降りてるのに、いつも運賃が違うのはなぜ?」って思う事はありませんか? ドライバーとしても、お客様からそのような疑問を聞かれたり、場合によってはクレームやトラブルになることがあります。 この記事では、なるべく分かりやすく説明させていただきます。 何故、タクシーは乗車のたびに運賃が違うのか??? その根本的な原因は、タクシー運賃は「距離」だけでなく「時間」もカ

          タクシーメーターの仕組み

          タクシーとチップ

          日本において、「チップ」の文化はあまりありません。 欧米では、ホテルやレストランを使えば、その料金とは別でボーイやウエイターにチップを渡すのは当たり前です。 では、日本でその代わりとなっているものはと言えば、一部のホテルやレストランで導入されている「サービス料」というものかと思います。 お客が自らチップを出す文化が無い分、店側が一律に料金に10%~20%程度のサービス料を上乗せしていることはありますよね。 しかし、日本において数少ない「お客様側からのチップ」という文化が

          タクシードライバーが喜ぶ「目的地の伝え方」

          現役タクシードライバー的、タクシー乗車時の「行先の伝え方」をレクチャーいたします。 今は、タクシーアプリ等を使うことによって、乗車時に行先を告げなくても済む場合もあります。 しかし、流しのタクシーを拾う場合や、アプリを使っていない場合には、タクシーに乗ったら先ず「行先」をドライバーに伝えなければなりません。 私のお客様でも、「どのようにドライバーに伝えたら良いか分からない」という声を度々いただきます。 営業地域によっても違いますし、ドライバー個人個人によっても違うとは

          タクシードライバーが喜ぶ「目的地の伝え方」

          「タクシー運転手さん、美味しいお店に連れてって」はホント?

          テレビ番組等で、「タクシー運転手さんに美味しいお店を紹介してもらう」というような趣旨のモノがありますが、これについて私なりの想いを書いてみたいと思います。 まずは、10年ほどタクシードライバーをしている私が、お客様から「美味しい(オススメの)お店に連れてって」と言われた経験ですが、2〜30回程度でしょうか。 年間で延べ一万人ほどの方にご利用頂いてこの回数ですから、こうした質問はレアケースだと思っています。 ただ、私の営業地域は観光地ではなく、名物的な食べ物があったり、有名

          「タクシー運転手さん、美味しいお店に連れてって」はホント?

          転職のコツ!!自分に合ったタクシー会社を見つけるには??

          現役タクシードライバー的、タクシー会社に就職を希望する方へのアドバイスをお伝えします。 特に、未経験でタクシードライバーになりたい方へ、ぜひ参考にしていただきたい情報をお教えします。 何故なら、私はタクシードライバーとして働く人を、もっともっと増やしたいのです。 しかし、せっかくタクシードライバーになったのに短期間で辞めてしまう人が実に多いんです。 その一因として、その方に合っていないタクシー会社に就職してしまったというのがあるんですよね。 タクシー会社選びには、いく

          転職のコツ!!自分に合ったタクシー会社を見つけるには??

          タクシーの様々な割引制度

          タクシー運賃は認可制で、それぞれの地域によって運賃は様々です。 ほとんどの地域では、地域内のタクシー会社が同一運賃で営業していますが、大都市などの一部の地域ではタクシー会社によって多少の運賃の差があります。 しかし、運賃に差がある地域でも、必ず運輸局の認可を受けた運賃となっています。 そんなタクシー運賃ですが、いくつかの割引制度もあります。 地域やタクシー会社によって違いがありますが、ここではメジャーな割引制度をいくつかご紹介します。 ご利用のタクシー会社に割引制度があ

          タクシーの様々な割引制度

          増え続けるタクシー会社の倒産と廃業

          昨年ごろからタクシー会社の倒産や廃業が増えてきました。 最近でも、秋田県の秋田中央タクシー、長崎県の島原タクシー、愛知県名古屋市の毎日タクシーなどが倒産や廃業となりました。 これらの会社は、地域で大手や中堅と言われるタクシー会社で、地域の足の衰退は大きな問題となっています。 今回は、その理由や原因について、現役タクシードライバーの視点から書いていきたいと思います。 元々利幅の少ないタクシー業ですが、昨今の燃料費高騰や車両価格の高騰に加え、人件費の高騰も大きな要因です。

          増え続けるタクシー会社の倒産と廃業