見出し画像

転職のコツ!!自分に合ったタクシー会社を見つけるには??

現役タクシードライバー的、タクシー会社に就職を希望する方へのアドバイスをお伝えします。

特に、未経験でタクシードライバーになりたい方へ、ぜひ参考にしていただきたい情報をお教えします。

何故なら、私はタクシードライバーとして働く人を、もっともっと増やしたいのです。

しかし、せっかくタクシードライバーになったのに短期間で辞めてしまう人が実に多いんです。
その一因として、その方に合っていないタクシー会社に就職してしまったというのがあるんですよね。

タクシー会社選びには、いくつかのポイントがあります。

就職する会社によって、あなたのタクシードライバーとしての輝き具合が変わってしまうのです。

自分が一番輝けるタクシー会社に就職するために、ぜひご一読ください!

まず初めに、未経験の方がタクシードライバーになる時の不安事項について、説明していきます。

Q.タクシードライバーになるには普通自動車二種免許が必要ですが、どうし   たらよいですか?

A.ほとんどのタクシー会社では、二種免許取得費用は会社負担です。
提携の自動車学校などで二種免許を取得することが出来、さらに自動車学校に通っている間も日当が支払われるところが多いです。
(ただし、免許取得後は一定期間退職できないなど、会社ごとにルールを定めていることが多いです。)

Q.地理に不安があるのですが大丈夫ですか?

A.東京や大阪では「地理試験」が行われています。その試験に通らないと乗務員証が発行されませんが、この地理試験については早々に廃止の方向です。
タクシー会社に就職する際には、地理に不安があるからと言って不採用になることはまずありません。
⇒地理に不安がある方への、就職先選びのポイントは後述します。

Q.歩合制の給料と聞きますが、未経験でも売り上げはあげられますか?

A.これは、就職する地域によって大きく変わります。
また、流し営業なのか、車庫待ち営業なのかによっても違います。
一般に、流し営業のタクシーは同じ会社内のドライバーでも売り上げに差が付きやすく、車庫待ち営業のタクシーでは未経験者と経験者の差は小さくなります。
⇒未経験者でも安心して働ける就職先選びを後述します。


では、タクシー会社選びのポイントをいくつかご提示します。

1.余程稼ぎに重きを置く方を除いては、地元のタクシー会社への就職をお勧めします。

稼げるのは、やはり都市部のタクシーとなります。都市部のタクシー会社には、全国各地からタクシードライバーになるために出てくる方もいます。
東京では、年収1000万円を超えるタクシードライバーも居るといいますからね。
しかし、私は地元のタクシー会社への就職をお勧めします。
その一番の理由は、地理の問題が比較的安易にクリアー出来るから。
地元であっても、タクシードライバーとして必要な量の地理情報というのは、簡単には得られません。
しかし、主要駅や大きな病院や会社を知っているだけでも、スタートとしては大きな安心を得られます。
それを基本として情報を肉付けしていくことで、全く地理を知らないところで仕事を始めるより、圧倒的に早く一人前のタクシードライバーになれます。
お住まいの地域でタクシードライバーになることが一番良いと思いますが、近所の人がお客さんになるのが嫌な方は、それまでに仕事をしていた地域など地理を少しでも知っているところで就職することをお勧めします。

2.地域の中で、大手か中堅規模のタクシー会社に就職することをお勧めします。

タクシーの場合、お客様が重要視するポイントに「迎車が早い事」や「ネームバリューのある安心感」があります。
一定の車両数があることで、お客様のもとに早くお迎えに行くことが出来ますし、街中にたくさん走っているタクシー会社だからという安心感で選ばれることが非常に多いです。
特に車庫待ち営業地域では、お客様から配車以来の注文電話がどれだけかかってくるかが一人一人のドライバーの稼ぎに直結しますので、お客様が選ばないようなタクシー会社には絶対に就職しないこと。
また、大手や中堅規模であれば、車両や車内設備もデジタル化されていたり、先進のモノが採用されています。
零細ではいまだにナビすら付いていないところもありますからね。
大手なら、ナビもタクシー専用となっていて、未経験者でも安心して仕事が出来るようになっているところが多いです。

ちなみに私の会社でもタクシー用ナビが設置してあり、ご注文のお客様をお迎えに行く際は、配車センターから「お客様の名前などの情報」がナビに文字で送られてきて、更にそのお客様がお待ちの場所も配車センターが遠隔操作でナビに目的地設定されます。
ですから、ドライバーは地理が分からなくてもナビに従って走るだけでお客様の下へ到着できます。

3.流し営業地域を避けることをお勧めします。

タクシーには大きく分けて「流し営業地域」と「車庫待ち営業地域」があります。
多くの人がタクシーとしてイメージしているのは、「お客様を探して走り回り、手を挙げているお客様を乗せる」流し営業だと思います。
しかし、この流し営業をしているのは大都市だけで、実は日本の多くの地域で「車庫待ち営業」という営業スタイルを採用しています。

「車庫待ち営業」というのは、文字通り「車庫で待機」していて、お客様からの注文が入ったら車庫から出てお客様の下へお迎えに行くスタイルです。
「車庫」といっても、本当に自社の車庫に待機するところもありますし、駅や大きな病院で待機したり、公園や路上で待機する会社もあります。
いずれにしても、お客様を探して走り回ることなく、お客様からの注文を待つスタイルとなります。
注文が入った後はそれぞれのタクシー会社によって違いますが、早い者勝ちでそれぞれのドライバーが仕事を取るところもあれば、配車センターが順番に仕事を振るところもありますし、ハイテクな会社であれば自動的に最寄りの車両に仕事を振るところもあります。
いずれにしても、流しタクシーのように「お客様が居る場所」を自分で探す必要が無く、未経験でも経験者でもほとんど差が無く仕事を得ることができます。

4.給料だけでなく、様々な福利厚生や会社のルールを確認することをお勧めします。

タクシー会社は、どこでもほとんど「歩合制」での賃金です。
その歩合の良し悪しも大切なんですが、それ以外の部分は必ず確認して下さい。
例えば退職金があるかないか、通勤手当などの各種手当の有無。
そして大きなことが、事故の際の処理について。
ブラックタクシー会社では、今でも事故の修理費をドライバーに求めるところが多々あります。(全額の場合もありますし、一部の場合もあります)
タクシードライバーにとって、事故は常に隣り合わせ。
故意に事故を起こすことはありませんが、年間数万キロも走れば、一定程度事故は起きてしまいます。
その時にドライバーに負担させるようなタクシー会社には、絶対に就職しないようにしましょう。


どうですか?
現役タクシードライバーとして、お勧めするタクシー会社の特徴をいくつか書いてみましたが、イメージできたでしょうか?

「そんなの、面接に行ってみなければ分からないよ!」って思うかもしれません。

そんな方には、街中を走っているタクシーを見ることからも、選ぶべきポイントがあります。

それは、「比較的新しい車両を導入している」ことと、「車両の手入れがしっかりしていること」の二つです。
最近であれば、ジャパンタクシーを積極的に導入しているタクシー会社が良いですね。
そして、車両が傷だらけであったり、洗車が行き届いていない会社はダメな会社となります。
自分がお客となってタクシーに乗る時にも、共通するポイントになりますよ。

ぜひ、これらを参考にされて、私と同じタクシードライバーとなっていただけることを期待しています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?