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魂に煽られる人たち〜心を揺さぶる人生ののストーリー

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人は誰もが、魂に煽られて行動し、生きている。そんな人生観、人間模様がここに展開されていく。  20代前半に引きこもった青年が、立ち直っていく過程で経験する仕事、出会いの数々。人間…
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魂に煽られる人たち〜心を揺さぶる人生のストーリー13  戦争の話

魂に煽られる人たち〜心を揺さぶる人生のストーリー13 戦争の話

「山田さん、お風呂に着きましたよ!」
 晃司は、お婆さんが乗る車椅子を押して施設の廊下を渡り、脱衣所に到着すると、前に回り込んでフットレストを上げて、お婆さんの両肘に手のひらを添えて屈み、せーの!、、で一緒に立ち上がり、椅子に移乗した。
「ありがとうね。あなた名前は何ていうの?、、えーっと。」胸に付けている【ボランティア 武田】の名札を見つけた。
「武田君ね。これからも頼むね!」孫を見る様に、晃司

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魂に煽られる人たち〜心を揺さぶる人生のストーリー12  神の国

魂に煽られる人たち〜心を揺さぶる人生のストーリー12 神の国

 暗闇の蒸し暑い車中に、カエルと虫の鳴き声の大合唱が響いてくる。
 その夜、晃司は梨花の送迎を志願して、特別養護老人ホーム「神の国」の職員用駐車場にいた。梨花が特養の勤務日を増やしてから、此処で度々梨花を待つ様になっていた。
 視野の角で梨花の姿を一瞥した晃司は、トランスポーターのエンジンをかけ、、ヴォーン!。助手席に乗り込む梨花に自らの焦燥を悟られない様に、営業の話題を話し始めた。
「梨花とペア

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魂に煽られる人たち〜心を揺さぶる人生のストーリー6 辞表

魂に煽られる人たち〜心を揺さぶる人生のストーリー6 辞表

 人気のない公園で、日傘をさすのを忘れていた水谷の話は、夏日より熱を帯びていた。

「今すぐ営業辞めな!」

「・・・」

 『馬鹿』の次に『営業辞めな!』という瑣末な言葉に、晃司は未だ無表情だったが、『あのね、、』と武田を諭すように話し始めた後は、色を失っていった。

「さっきの奥さんに『ミネルビやらなくていい』って言ったの何?どう言う意味で言ってんの?あんた1ヶ月新規ゼロなんでしょ!」

「は

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