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〈近況報告〉9月まで田んぼの作業はお休みです……と書くつもりが将来の夢に発展していた

「まひろ」では、自分のキャラクターを前面に押し出さず、美しい風景や花の写真を中心に、美しいことだけを書いていきたいなあ…とぼんやり考えていましたが、最近は考えが変わってきました。

もっと“ありのままの自分“を出していってもいいんじゃないかな〜?
本当のわたしは、もっとふざけた人だし、もっと上から目線の人だし(よく言われます)、ガサツでテキトーです。

というワケで、もっと気楽に構え、個人的なことも書いていくことにしました。

個人的なお知らせですが
以前投稿したお米の有機・無農薬栽培をされている法人のお手伝いが今週から9月までお休みとなってしまいました。

本当は2、3ヶ月のお試し期間を経て、11月くらいまで働く予定だったのですが、田んぼの草取りと草刈りがひと段落したことで、人手不足が解消されたようです。

草取りや草刈り、商品(6次化的なもの)の梱包・発送などの作業はもちろん、職場の雰囲気にも慣れ、少しずつ社員の皆さんとお話できるようになってきたところなので、仕方のないこととはいえ、かなり残念ではあります。

個人的に刈払い機の使い方は、もう少しコツを習得したかった。平地での使い方には慣れましたが、田んぼの畦はまだ難しいし、土手の草刈りにいたっては、腕力に自信なし💦

今回の作業を通して、自分の自分に対するイメージがかなり変わりました! これは結構な収穫でした。

箇条書きにしてみましょう♪

①わたしは意外と体力がある
散歩を続けるうちに体力がついたのか、炎天下の中での作業も「まあまあ」平気でした(ただし、倉庫での中腰の作業は結構きつかった)

②意外と肉体労働のほうが向いている?(というか好きなのかも?)
これまで数10年にわたり、個人事業主として、デスクワークメインの仕事をしてきましたが(ほぼパソコンと一体化していました)、商品のクオリティーと自身のスキルのアンバランス、締め切りのプレッシャー、対人関係などで常にストレスを抱えてきました。

今回求められたのは「いただいた作業をしっかりやり遂げること」です。
指示に従い、よけいなことを考えず、ただひたすら体を動かしました。

なんだか気分がよかった。
作業の達成感を感じられた。

もしかしたら、デスクワークで「ぐるぐるぐる〜」となりながら仕事をするよりも、ひたすら体を動かすほうが合っているのかもしれない(というか楽?)と感じた次第です。

③勤務時間が決まっている職場のほうが向いているのかも?
今回の勤務時間は8時から17時。社員さんには残業がありますが、わたしたちお手伝いは残業なし。休日出勤なし。

朝早く起きてnoteの記事執筆やSNSの更新をして、7時30分にお迎えの車に乗り、17時に退社し、18時には家に戻る。残りの時間はフリータイム。シャワーを浴びたら明日に備えて早く寝る。

これは以前から感じていたことですが、わたしは「オン」と「オフ」がしっかり合ったほうが、働きやすく、自分の時間をつくりやすいようです。

これまでは個人事業主だったので、自分が「オフ」にしていても、電話やメールがくれば対応せざるを得なく、それがストレスになっていました(スイッチ切ったら、働きたくないのです)。
個人事業主には「自分のペースで仕事ができる」というメリットはありましたが、ストレスのほうが上回っていたような気がします。

……とはいえ、(おそらく)しばらく、派遣の作業はお休みです。

そうなると、今度は毎日がおやすみ状態♪

「自分のペースで好きに暮らせるって最高!」となり、仲間が他の派遣先で黙々と作業しているのにも関わらず(もちろんできる範囲でお手伝いはしましたが)、朝から夜までnoteを更新したりして、「自分時間」を満喫しまくったりと、お休みならお休みで、充実した時間を過ごしていたりします。

切り替えが早すぎるだろ、自分!

もちろん、作業がないと売上げを得ることができず、「好きなことに使うお金がない!」という状態にはなってしまいます。

しかし、長いこと個人事業主だったこともあり、「仕事が入ってこないときは、神様が与えてくれたロングバケーションなのだ!(=焦らず好きなことをしよう)」という考え方が身についているため、「まあ、待つしかないよね」と楽観的にとらえています。

それに現在は、仕事を紹介してくれる方がいるので、「まあ、おまかせするか」とお気楽に構えていたりして。

④人間関係はドライなほうが合っている
もともと密度の濃い人間関係や「みんなでワイワイ♪」な雰囲気がちょっと苦手(時と場合により、ワイワイも嫌いではないし、楽しみますが、毎日それはキツイ💦)

今回の職場の人間関係は、非常にドライでした。

みんな黙々と作業。
こちらのことを詮索しない。
お昼も休憩時間もつるまない。
人をいじったり、からかったりしない。

だけど、困ったのは「教えてください」と言わないと、教えてもらえないこと💦

前述した通り、みんな黙々と自分の作業に集中しているため、「出来ない人と思われたくない」という変なプライドを捨てて、「教えてください!」というしかない(聞けば、丁寧に教えてもらえます)。これもわたしには「学び」になりました。

一緒に作業に入った同僚(仲間)が、とてもフラットな感覚の持ち主だったのも幸いしました。彼女のようにはなれないと思いますが(違う人間なので)、「ここは見習いたいな」という部分は、素直に取り入れていきたいです。

しばらく続けたい、理想のライフスタイル

約1ヶ月という短い期間でしたが、久しぶり(数10年ぶり)に体験したタイムカードのある仕事、はじめての肉体労働メインの仕事、「オン」と「オフ」がはっきりした生活を体験して、なんとなく「しばらくこんな生活がしたいなあ」というヴィジョンが浮かんできました。

それは
①自然や生態系に関する仕事(農業や林業など)
②人手を探している法人や個人事業主の元でお手伝い
③基本的に短期間のお手伝い(1、2ヶ月程度?)を繰り返す(飽きっぽいし、いろんな作業を体験したいので)
④今後のためにさまざまな作業を体験したい
⑤オンとオフがはっきりした生活
⑥人間関係がドライな職場(つるまない・噂話をしない)
⑦フリータイムは自分時間を満喫! 旅をしたり、noteを更新したり…
⑧「来年も手伝ってほしい」と言われるような仕事をする(信頼を得る)

作業で一番覚えたいのは、やっぱり刈払いでしょうか?
田んぼの畦や、急斜面ではない土手なら一人でも刈れるようになりたいです。

目指すは「旅するフォト・エッセイスト」

そして、いずれは日本中を旅しながら農業・林業のお手伝いをして、移動したり、ときには1年ほど定住したりして、暮らしたい。

これは、お正月にも書きましたが

訪れた土地で、見たこと、聞いたこと、感じたことを書いて、写真を撮って、誰かに伝えることをなりわいにする。

今ある職種で、最も近い職種は「フォト・エッセイスト」ということになるでしょうか?

出版社や企業から依頼されて、求められている“商品”を書くのではなく、自分が伝えたいことを書いた“作品”を読んでいただいて、生活する(生計を立てる)

お正月の記事を書いたときは、自分がなりたいものの輪郭しか見えていなかったというか、それを言葉にすることが怖かったといいますか…
言葉にすると、自分が一番「そんなのなれるわけないよ。そんなこと書いたら笑われるよ」と否定したくなるので…

しかし、最近心境の変化がありました。

わたしの人生の残り時間は、決して短いわけではないけれど、ものすごーく長くて困るわーというほど長くはない!

その時間を「どうせ、わたしなんて…」と、砂浜に「のの字」を書きながら拗ねて生きていきたいのか? 

周囲から笑われそうだから、夢をあきらめるのか?
周囲から「好きなことばかりして」と非難されそうだから、好きなことよりも、みんなに認められそうなことを優先するのか?
夢をかなえたいのなら、「利己的」ではなく「利他的」に働くことを継続したほうがいい。その結果、周囲に信頼されて、応援されるようになる…のでしょうか?

最後の一つは、最近よく言われるようになりました。
確かに作業では、「周囲のために働く」ことは大切だけれど、人生では「わたし」の思いを一番大切にしていきたい。自分を大切にしないと、周囲も大切にできないような気がします。

今も実は“旅の途中”なのかも?

これも1ヶ月間の作業中に感じたことですが、炎天下のなか、汗まみれになりながら、泥の中に手を入れて田の草を取り、休憩してスポーツドリンクでのどを潤して、時間がきたらタイムカードを押して、同僚とお迎えの車に乗り込んで…

家に帰ったら、食事をして、シャワーを浴び、少しだけSNSを更新して、noteの記事をちょっとだけまとめて、明日に備えて寝る。そして、ときどきビール(発泡酒)を飲んで、ほろ酔い気分。

休日は気持ちを切り替えて、好奇心の赴くまま、近場とはいえ違う土地の風景を見て、心を躍らせて、写真を撮り、noteを書く。好きなことを思い切りやる。

これまでの生活や仕事とは全く違う生活。
現実感があるようで、ない、夢のような毎日。
作業の休憩中、涼しい風が吹く喫煙室で、同僚と静かにタバコを吸いながら(6年前に一大決心して禁煙したのに、復活してしまいました💦)、風に揺れる緑を見て

「今も旅の途中なのかもしれない」

そんなことを感じました。
今、わたしは色々制限のある環境に身を置いていますが、「これも旅なのだ」「新しい世界を体感しているんだ」と思うと、毎日が楽しくなるような気がします。

いつか刈払い機を背負ったフォト・エッセイストとして、日本中を旅しながら(ときには定住して)、見たこと、聞いたこと、感じたことを書いていきたい……と思いを新たにしたロングバケーション初日でした。


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