ラーメン4.0@開業日記#53 不況を分析 前編

「不況の業界」という言葉があると思います。これは業界全体がマイナス成長で単純にその業界の商品が売れなくなっていることを表しています。例えば、書籍系はずっと出版不況といわれていて町の小さい本屋さんはほとんど見かけなくなりました。ということで、今日は不況について分析していきます。後編はラーメン店について書いていきます。

不況とは

不況という言葉は私が説明する必要なんかないですが、単純にモノが売れなくなる状況のことです。これは一人の状況でどうにか出来ることではないので、対処法も限られています。私が不況の業界にいて出来る対処法は以下の二つに絞られると思います。

・好調な業界に移る。

・業界の全体図をみて本当に何が売れていないのかを分析する。

一つ目の好調な業界に移るのは、シンプルですが重要なことだと思います。「売れるものを売れる場所で売る」というのが商売の大原則だと思っていますので、売れなくなったのっだったら諦めて次の商品を見つけていくのがいいと思います。

ただ、勘違いしてほしくないのはこの思考法は常に売れる商品があるというのが前提にあるので、時代を読み間違えると先に進めなくなるリスクがあるということです。

本題は2番目の「業界の全体図をみて本当に何が売れていないのかを分析する」です。

業界の全体図をみて本当に何が売れていないのかを分析する

今日の本題です。不況といわれる業界にもしっかりと売れているものはあります。本当に何も売れなくなってしまったのなら、世間に求められていないので諦めたほうがいいと思います。

不況というと私が所属している自動車業界も不況と呼ばれています。主にそう呼ばれるのは二つの要因があるといわれています。

・若者の車離れ

・シェアリングエコノミーやレンタカーなどの台頭

若者の車離れは「若い人が車に興味がなくなって乗らなくなった」ということを指しています。確かに、私の父親世代やその上の世代に比べると車の所有欲というのは薄いです。

ただ、車は私の住んでる地域では必需品ですし、所有欲が薄くなったからといってすべての若者が乗らなくなったわけではありません。

現時点で言うと、シェアリングエコノミーやレンタカーなどは、都心部限定の話だと思っています。車が必要な地域では買ったほうが安くなるのは明白なので。

自動運転が普及した後はシェアリングエコノミー全盛になると思いますが、それまではまだまだ車は所有されることが多いと思っています。

今までの話を整理すると、車業界が不況だと言われている要因の「若者の車離れ」と「シェアリングエコノミーやレンタカーなどの台頭」はとても限定的なことだとわかると思います。

ではその限定的な車とは何でしょうか?それは

・セダンタイプの車(クラウンなど)

・スポーツカー

主にこの二つだと考えています。
不況だと言われている二つの要因は別々の要素を持っていて、「シェアリングエコノミーやレンタカーなどの台頭」は単純に今まで車を所有しなくても生活できたが、無いと不便なことがあるような人になります。この人たちは時代の流れによって車を所有しない選択をしたので今後も自動車業界に戻ってくる可能性は非常に薄いと思います。

もう一つの「若者の車離れ」は単純に「カッコいい」車が欲しくなくなっただけで需要はまだあります。

そして、「カッコいい」車のセダンタイプの車やスポーツカーは売れなくなってしまったのです。

どの車が売れるのか

ここまでをふまえて考えると、前項の2車種を売っていくのは厳しそうです。ですが、自動車業界にも売れている部門はもちろんあります。それは

・軽自動車

・ミニバン

・ハイブリット(低燃費)

の車になります。

この3車種は今も安定的に売れています。若者が買っていくのもこの3車種からになります。

このように不況の業界でも分析していくと売れている商品もあります。一番良くないのは不況を一括りにして業界をまとめてしまい、諦めてしまうことです。

ラーメン店のことも書こうとしたのですが、書きすぎてしまったのでまた明日書こうと思います<m(__)m>

それではまた明日!!

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