【師匠】
寄席芸人の世界では、自分のジャンルには関係なく、大御所の落語家や漫才師などを「師匠❗️」と呼んでいるようだ。
有り体に言えば、〈師匠〉とは自分を育て指導してくれた恩師のことを指すのだろうが、部外者の、例えばテレビ局のアナウンサーまでもが「師匠❗️」と言って奉っている。
そもそも、アナウンサーの師匠は指導してくれた先輩アナウンサーだろうに、大御所芸人には〈師匠〉と呼んで接しなければならないという業界の慣習もあるのだろう。
〈師匠〉を国語辞典で調べてみると・・
① 学問または武術・芸術の師。先生
② 歌舞音曲などの遊芸を教える人。
③ 寄席芸人に対する敬称。
とあるのだが、落語家やお笑いの大物寄席芸人に限って、部外者までもが〈師匠〉呼ばわりをするのである。
「僕はあなたの〈師匠〉ではありませんから、〈師匠〉と言われるのはこそばゆい。どうぞ名前で呼んでくださいな」・・なんて言う粋な〈師匠〉はいないのか?
って、言ってる矢先から自分が〈師匠〉って言ってるじゃないか❗️
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