プチフルート

ランダムなテーマの〈喜怒哀楽な、タマに下ネタもあるガチャポン〉エッセイです。何が出てく…

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ランダムなテーマの〈喜怒哀楽な、タマに下ネタもあるガチャポン〉エッセイです。何が出てくるかは判りません。毎日投稿しています。絵は、手描きの〈ホワイトボード・マーカーイラスト〉です。よろしくお願いします。きっと楽しんで頂けます❗️😂

マガジン

  • プチの〈ガチャポンエッセイ集(2)〉

    初期の作品10話です。是非読んでみて下さい。

  • プチの〈ガチャポンエッセイ集(3)〉

    過去の作品を10話纏めました。

  • プチの〈ガチャポンエッセイ集(1)〉

    noteへの毎日投稿が600作品を越えました❗️ 10話づつ纏めて〈マガジン〉にしましたので、是非読んでみて下さい。

最近の記事

  • 固定された記事

【御礼とお知らせ】

フォロワー・読者の皆様、いつもプチフルートのエッセイを応援して下さり、誠にありがとうございます。 お陰様で、約5年前から始めたこのエッセイが1.700作品を越えました。 そこで今回ブログを開設して、過去の作品を初期作品からupすることに致しました。ブログの作品にはNo.をつけて閲覧をし易くしております。 ご興味があるお方、もしよろしければ覗いてみて下さい。宜しくお願い致します。 「プチのガチャポンエッセイ」でググって頂ければトップに出てくると思います。 尚、現在ブロ

    • 【規約違反】

      家内が〈Instagram〉を始める気になった。 彼女は、〈LINE〉と、写真・動画アプリの〈みてね〉はやっているのだが、〈X〉や〈Facebook〉などのその他のSNSアプリはインストールしていないのだ。 ところが何を思ったのか、突然〈Instagram〉をやるんだと言い出して、アプリをインストールしたのである。 ところが、何度やってもログイン出来ないのである。息子に手伝って貰っても埒が明かない。 仕舞いには・・・ 「規約違反なのでログインは出来ません。このアカウ

      • 【痛み】

        疣の術後経過は順調だ。もう全く痛みが無い。 痛みが無いのは有り難いのだが、痛みが無いから傷があることを忘れてしまって、膝を大きく曲げてしまうことがあるのだ。 これをやってしまうと、折角くっ着き始めた傷口が開いてしまうのだが、もう3回も同じ失態を繰り返している。 何かで〈痛みを感じない病気〉があることを聞いたことがあるが、痛くないから、身体の異常や怪我にも一切気が付かなくて、極端な場合は、命に関わる事態になることもあるのだという。 痛みは嫌なものだが、無いとヤバいという

        • 【切除手術の傷口】

          さて、今回の疣の切除であるが、傷口を縫ったとは言え、皮膚の伸び縮みが激しい膝小僧の傷口だから、中々くっ着き難いのである。 手術の後の膝小僧には〈傷テープの親分〉のようなものが貼ってあったが、血が滲んで赤くなっていた。 場所が場所だけに、手術の次の日、直ぐに傷口を診て貰いたかったのだが、生憎、2日間忙しくて病院を訪れることが出来なかったのである。 そして、手術をした日から2日が経った頃から段々痛みが出てきたのだ・・・ 〈これはマズいぞ・・化膿でもしたら大変だ。でも病院に

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        【御礼とお知らせ】

        マガジン

        • プチの〈ガチャポンエッセイ集(2)〉
          10本
        • プチの〈ガチャポンエッセイ集(3)〉
          10本
        • プチの〈ガチャポンエッセイ集(1)〉
          10本

        記事

          【疣②】

          先日、お腹の左下に小さな疣があるという話をUPしたのだが、実は右こめかみの中と右膝にも疣があるのだ。 古希も近付いたジジイは疣だらけなのである。 こめかみと膝の疣は、取り分けて痛みがある訳ではないのだが、何せ邪魔になって仕方がないのである。 先日は眼科を検診して緑内障が見付かったことだし、この際流れに乗って皮膚科で疣を診て貰うことにしたのだった。 膝の疣は10年来のもので、始めの頃は〈小豆〉くらいだったのに、今では〈大豆〉くらいの大きさになってしまった。 診察の結果

          【新紙幣】

          ある会合で会費や雑費の徴収があった。 会計処理は全くのアナログ方式なので、支払いは現金のみで行われる。 今回は、会費とは別に機関誌代金¥770の徴収があったので、僕は再び会計担当者の前に行って、新紙幣の¥1.000札を1枚差し出したのだった。 担当者は礼を言いながらその¥1.000札を受け取って、お釣りの¥230を渡そうとした時、隣に座っていた会員が声を上げたのだ。 「あっ❗️それ¥10.000札ですよ❗️」 見れば差し出した新紙幣には〈渋沢栄一〉の肖像画と〈0〉が

          【眼科に行った男】

          免許証の更新が近付いてきた。 また厄介な視力検査を受けなければならないのだが、なまじ〈大型免許〉を持っている僕は、黒丸の切れた位置を見極める通常の視力検査に加えて、2本の黒棒の間を前後に動く黒棒が真ん中に来たことが確認出来るかどうかの〈深視力検査〉という検査を、更新の度に受けなければならないのだ。 普通の視力検査では裸眼で合格する自信があるのだが、この〈深視力検査〉はなかなかに厄介なのだ。まぁ要するに〈深視力検査〉で合格するかどうかが心配なのである。 ところで、実はここ

          【眼科に行った男】

          【幽霊にインタビューした男(終章)】

          その日の夜のことである。 宮坂さんが彼の夢の中に現れたのだ。 その姿は、先日までの俯いたままの暗い雰囲気とは打って変わって、にこにこキラキラしたものだった。 何を語る訳ではないのだが、始終微笑み掛けてくる宮坂さんなのであった。 思えば、お世話になった看護師さんに挨拶したくて連れて来て貰ったのに、お目当ての人が居なかったので落ち込んでいたのかもしれないなぁと、夢から覚めた彼はそんなことを思ったのである。 本人は居なかったが、代わりにお兄さんを通して思いが伝わったから安

          【幽霊にインタビューした男(終章)】

          【幽霊にインタビューした男⑧】

          オジサンたちが姿を消したと同時に、玄関で音がして、部屋の襖がパッと開くと、電話で呼んでいた彼女が入ってきた。 「ねぇ、チョッと大丈夫❓️」 ハッとした彼は今あったことを彼女に伝えた・・ 「いや、いまオジサンが2人いて、ここで喋ってたんだよ」 「は❓️なに言ってんの❓️具合は❓️」 具合は❓️と訊かれた彼は、あれほど具合が悪かった体調が良くなっていることに気が付いたのである。 ・・・・・・・ 次の日の朝、タマタマ炬燵の上にあった新聞が妙に気になった彼は、普段は滅多

          【幽霊にインタビューした男⑧】

          【幽霊にインタビューした男⑦】

          水沢さんの興味は尽きない。 「心霊写真で後ろから覗くのはなんで❓️ ほら、背後から肩越しに顔を出して覗くでしょ」 「オメさんたちが急に撮るからだよ。慌てて写らんように気を使うんだ。んで、終ったかなと思って顔を覗かせたらパシャッ❗️って撮られてしまうことがあるんだ。でもなぁ、なんで幽霊が写真に写るのかは俺たちにも分からねぇんだよ。本当は写真に写ると怒られちゃうんだ」 「・・誰に怒られるの❓️」 「母ちゃん」 「❓️・・それって、お母さん❓️奥さん❓️」 ここでオジサ

          【幽霊にインタビューした男⑦】

          【幽霊にインタビューした男⑥】

          更にインタビューは続く・・・ 「金縛りって❓️」 「あぁ、オジサンたちみたいなのが、話を最後まで聞いて欲しい時にさせて貰うんだよ。ビックリして逃げちゃうからさ。逃げないでって動けなくね、させんだよ」 「血塗れの幽霊が出て来たら逃げるに決まってるでしょ」 「そんな格好で出るヤツなんかいねぇ」 「でも血塗れの髪の長い白い服の幽霊の話を聞くけど・・」 「そんなヤツ見たことがねぇよ。死んでも女の方が細かいね。ババアでも、死んでんのに若い時の格好でいるし・・オジサンたちみた

          【幽霊にインタビューした男⑥】

          【幽霊にインタビューした男⑤】

          「・・お迎えが来た時に上がらなかったら丸い玉みたいになっちまう・・」 オジサンはそう言う・・・ 「オーブのこと❓️」 「オーブは知らない・・でもね、もう1度生まれ変われるだろうなって思ってあんなところに集まってるんだろうな」 あんなところとはトンネルや水辺のことである。 「トンネルや水辺に行ったら生まれ変われるの❓️」 「いや無理だね」 「じゃあなんであの人たちはそんなところに集まってるの❓️」 「あぁ、あいつらが最後(生まれる前の)に聞いた音に似てるんだろう

          【幽霊にインタビューした男⑤】

          【幽霊にインタビューした男④】

          そして生まれ変わりの話になってきた。 「人間って生まれ変わるの❓️」 「あぁ・・だだ、生まれ変わる為にはなぁ、オジサンみたいに次に生まれ変わるための実績を積まなきゃいけないんだよ」 「実績ってなに❓️」 「こうやって迎えに来たりすることかな❓️ノルマって言うか、カリキュラムだよ。他にも色々あるけどな」 「じゃあ実績積めば生まれ変われるの❓️」 「あぁ順番でな・・でも中には生まれ変わりを止める奴もいるよ」 「どんな人なの❓️それ」 「皆んなに神様だって言われてる

          【幽霊にインタビューした男④】

          【幽霊にインタビューした男③】

          怒濤の質問責めが始まった。 「どんな人が幽霊になるの❓️」 「自分が死んだことを認めずに、こうやってお迎えが来ても上がらなかった奴だね」 上が(れ)ない、ではなくて上が(ら)ない奴なのだと言う。 「上がらないとどうなるの❓️」 「次に生まれ変われなくなっちまうんだよ。行かなきゃね、迎えの奴と」 「供養して貰えばいいんでしょ❓️」 「ダメだね」 「お坊さんに御経上げて貰っても❓️」 「あぁ、ありゃなに言ってるかよく分からねぇ」 「じゃあ、お葬式って・・❓️」

          【幽霊にインタビューした男③】

          【幽霊にインタビューした男②】

          彼はベッドの足元に立った2人のオジサンの内のひとりと会話を始めたのである。 「オジサンたち誰❓️」 すると片われのオジサンが応えるのだ。 「オメさん視えるのか❓️」 「オジサンたちどこから来たの❓️」 「オジサンたちはこっから来たんだよ」 そう言って後ろの窓を指差した。 「オジサンたち何しに来たの❓️」 「おぅ、こいつが挨拶したいって言ったからよぉ、俺が連れて来てやったんだよ」 そう言いながら連れのオジサンの方を振り向く。 「そこの窓は開かない筈なんだけど

          【幽霊にインタビューした男②】

          【幽霊にインタビューした男(序章)】

          これは実話である。 ・・・・・・・ 年齢は40代半ばといったところだろうか・・長野県の諏訪で、全身揉みほぐし・オイルマッサージ・足ツボなどの〈総合リラクゼーション:いやし堂〉を経営しながら、怪談系の〈オンラインサロン〉を主宰する、水沢隆広さんという男性に纏わる話である。 ・・・・・・・ 彼が20代前半の頃であった。 深夜のアルバイトから帰ってきた彼は、軽い食事を済ませた後、自分の部屋でTVゲームに興じていた。時刻は午前3時を少し回っている。 時間を忘れてゲームに没

          【幽霊にインタビューした男(序章)】