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AI時代のアーティスト・マネジメントは「心理学」的スキルをトッピング!!

AI時代の到来・・・・メンタル・マネジメントのススメ


レコーディングは自宅で完了
プロモーションはSNSやソーシャルメディア
音源は世界中にサブスク配信
知らないことはAIが教えてくれる
音楽産業の人間が関与せずとも
ミュージシャンとして成立する時代

才能とやる気さえあれば
誰でも多くの人に自分の作品を聴いてもらえる
「コネ」もいらない上に
実力次第で「カネ」も入ってくる!

マーケティング戦略はAIに任せて
フォロワーを増やせば
ミュージシャンとして成功できる
…つまりビジネスがほぼほぼ成り立ってしまうのだ

なんて恐ろしい時代だ!!
これでは我々「音楽業界」の人間はどうやって食べていけばいいのだ?!




AI時代の到来で
「音楽業界」そのものが変化を迫られている
アーティストに必要とされるには
我々はどんなスキルを身につけなければいけないのだろうか?

時代が変わった今
我々マネジメントサイドはどのようなポジションで
彼らとパートナーシップを結べばいいのだろうか?

アーティストは何をマネジメントに求めるのだろうか…
ビジネス以外で彼らに求められる能力とはなんだろうか?

もちろんこの業界における
コネクションやノウハウを提供することは
重要な要素の一つであるが
それ以外に重要なことはなんだろうか….

その「答え」は今から遡ること….20年前
ちょうど40歳を越える頃
一本の映画がその答えを教えてくれた。


探し物はなんですか!?

40歳を過ぎた時に自分の仕事のスキルに疑問を持った…

当時何人ものアーティストを抱えていたが
主に彼らの「お悩み相談」に
時間を費やしていることに気がついた。

まあマネージメントの仕事の多くは
彼らの生み出すトラブルシューティングと自負していたが
「こころ」の問題は専門外
お医者さんに相談だ…..
自分で手に負えるものではないと思っていた。

とはいえ、今までの仕事のやり方では
圧倒的に自分にはスキルが足りないんじゃないか…
日々「モヤモヤ」と問題意識を抱えていた。

そんなある日
一本の映画が「ヒント」をくれた
メタリカのドキュメンタリー映画
「Some Kind of Monster(邦題「真実の瞬間」)だ。

これだ!!
俺が今のキャリアに何か新しいスキルをトッピングするとしたら
これしかない!!!!


マネジメントが
メンタルに対する知識と技術を持っていれば
よりアーティストを支えることができる
はずだ…

この映画はレコーディングの過程に
カウンセラーを配置することで
バンド内の人間関係や、心的問題を解決するというテーマだった。

作中に出てくるカウンセラーは拝金主義のクソみたいなやつだったがw

ビジネスの基本は
「困りごと」にニーズがある

アーティストの「困りごと」はメンタルにあることが多い
なぜならばアーティストという生き方は
ストレスとセットだから
だ。

「売れる」までは「売れない」ことで悩み
「売れた」ら「売れた」で
「売れなくなる」ことの恐怖に怯える

常に「人気」という悪魔に取り憑かれているのだ。

アーティストの精神疾患や自死などが取り沙汰される昨今
まさに我々が求められているのは「心をサポートするスキル」が我々には求められている

まさにビジネスマネジメントから
マインドマネジメントへの転換期が到来した!

「物質時代」から「こころの時代」

映画も音楽もコンテンツとしての「情報」にこそ「価値」がある。

「モノ」に転化することで「カネ」を生み出した
「物質時代」から
「情報」をそのまま流通させる
「情報時代」に移行した。

それは「こころの時代」でもある。

それはエンタメ業界だけでなく
社会全体が「モノ」から「コト」へ
「物質社会」から「こころの時代」へ移行している
「情報」とは「エネルギー」である。

特に「音楽」は
その人の生き方を変えてしまうほどの
パワフルな「エネルギー」を秘めている。

音楽は聴く人の「感情」「思考」「行動」に影響を与えることができる。

死にたいという気持ち
悲しいという気持ち
消えたいという気持ち
絶望感
疎外感
孤立感
そんなネガティブな感情に
勇気を与えたり
立ち直るきっかけを与えたり
励ましたり
夢を与えたり
生き方さえも変えてしまう
パワーを持っているのだ。

あなたも私も音楽で人生を変えた経験があるはずだ!


しかも驚くほど短時間に多くの影響を与えることができるのだ!

これは計り知れない「エネルギー」だ。

「モノ」から「コト」
「物質」から「こころ」に
「価値」がシフトしていく今、
アーティストがイニシアチブを握れる時代が到来した。

世界は今新しい時代を迎えようとしている。


「音楽」はエネルギーだ
人を変えることができる
時代を変えることができる
社会を変えることができる
大きなパワーを持っている。


そしてそれを生み出すのはアーティストと呼ばれる人たちだ

我々はそんな多くの人に影響を及ぼす
アーティストのサポートをするために存在している。

なんて高尚なビジネスなんだ!

「心理学」という知識はAIが教えてくれるかもしれないが
その知識を活用するための技術は人間が習得しなければいけない

そのためにはアーティストの「こころ」を守るスキルこそが
AI時代のマネージメント業務に必要なこと
なのではないだろうか?


新しい時代に向けて、メンタル・マネジメントの知識を

このブログでは、アーティストマネジメント に大切な
「コミュニケーション能力」
「カウンセリング能力」
「コーチング能力」
について
なるべくわかりやすく順次説明をしていきます。

どのようにしたらみなさんにそれが伝わるか試行錯誤しながらやって行きますので、ご質問やご意見のようなものがありましたらいつでもご連絡ください。

この記事に対するお問い合わせ geess@howling-bull.co.jp

各種セッション等に関する情報:https://tellme.hp.peraichi.com/geess

ここでは私が学んだことを中心になるべくわかりやすく解説をしていくつもりですので、興味のある方はおつきあいください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

少しでもアーティストを取り巻く環境が、より良くなりますように!








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