金曜日はお金の話をしよう14『市場価値を楽しむ趣味は幸せなのか』
先週のお金の話はこちら。
とある映画のワンシーン、時間軸は当時としては10年後くらいの未来の2010年代。
マフィアと銃撃戦を繰り広げており、最終的に手に入れたものはミニカーだったというシーンがある。
当時はギャグにしか見えなかったが、2020年代になり時代が追いついているような気がする。
それこそ子供時代に嗜んでいたトレーディングカードゲーム専門店に強盗に入ったというようなニュースはまさしくそのものである。
ポケモンに興味があるので主にポケモンカードに関して綴るが、自分が初めてカードゲームを始めたのはポケモンカードだった記憶がある。
しかし、周りはマジック・ザ・ギャザリングにシフトし、ポケモンゲームは子供っぽくてダサいという風潮のまま遊び相手もいなくなり、自分のポケモンカードゲーム熱は収束していった。
しかし、最近は大人の方がポケモンカードゲームに熱中しているように見える。
しかも、特にデッキを構築してカードゲームをしているわけではなく、市場価値を気にしたコレクションがメインのように見える。
何万円するカードが当たっただの何万円するカードを買っただのというような話を聞くと、カードデザインそのものを愛していると言うよりもカードの向こう側にある市場価値を愛しているように見えてしまう。
自分にはそれだけの価値があると思って収集しているのであれば何も問題ないが、ただただ市場価値が高いからという理由で収集しているのであれば危険な趣味に感じる。
要するに「そのカードの市場価値がゼロ円になったらどうしますか」という話である。
自分にとっては価値があるから持ち続けるのであればそれは潔い趣味だとは思うが、市場価値が下がって悲しい思いをするのであれば今一度考えたほうが良い趣味だと思われる。
もちろん、これはペシミスト的な思考であり、今後も値段がどんどん上がり、カードを見る度にニコニコできる未来があるかもしれない。
しかし、それはもはや趣味ではなく、投機の一種に見える。
結局はトレーディングカードコレクションというのは現代の骨董収集のようなものなのなのかもしれない。
そんなことを書きつつ、この辺にポケモンカードを仕舞っていたなと部屋の隅を掘り出してみると、見出し画像のものが出てきた。
ポケモンカードのヨーロッパ版である、英語表記ですらない。
友人がヨーロッパ旅行へ行った時のお土産としてもらった思い出。
恐らく市場価値は全く無いだろうが、自分にとっては思い出を蘇らせるトリガーになっているのだ。
まあ、ゴチャゴチャ言っているが最終的には本人が『幸せならOKです』に尽きる。
他人のことにとやかく言い始めたら、それは余計なお世話なロートルになってしまうわけで。
故にこうやってnoteで管を巻いているくらいがちょうど良く、届く人に届けば良いなと今日も温かい目で見守りながら綴るのだ。
今日はこの辺で。
ギアでした。゜ω゜)ノ
次の記事はこちら。
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