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金曜日はお金の話をしよう15『ステルス値上げで誰が得するのか』

先週のお金の話はこちら。

『ステルス値上げ』とは一見価格は値上がりしていないように見えるが、内容量が減っており、実質値上げしている状態のことを言う。

先日、入浴剤を新しく買っていざ使おうと中身を見たところ、既に半分くらいの状態で「もう誰か使ったのこれ?」と言いたくなるような状態だった。
内容量は500g、明らかに減っている。
昔のボトルがあったので確認してみると600g、更に昔のは680gと何段階も減らされていることに気づく、これが『ステルス値上げ』である。
流石に600gくらいまでは気づかなかったが、500gは容器に対して明らかに少なすぎて気づいてしまった。

日本人は値上げに対して敏感で反感を買いやすいので売上を減らさないように仕方なく『ステルス値上げ』をしていると言うが、気づかれてしまった時の企業やブランドに対する反感や失望のリスクの方が大きいと思うのは自分だけだろうか。
ちょっと調べるだけでも心証が悪くなったという声もあるし、少なくとも自分は次は買うのを考えようかなと思ってしまう。
結局、『ステルス値上げ』に感じるのは裏切りにも近い印象なのである。

逆に正々堂々と値上げお詫び宣言をして好印象で話題になったのはガリガリ君でおなじみの『赤城乳業』だろう。
世間も値上げは仕方ないと思っている証拠だと思われる。

ちなみに既に110円バージョンまで作ってあるという、値上げをネタにして神経を逆撫でしそうでしないネタのバランスが素晴らしい。

値上げすること自体は自分も悪いことだとは思わないが、値上げに対応できるだけの収入があればと言う条件がある。
この1,2年は値上げだらけで、かなり物価が上がったように感じる。
ちょっと昔だと1回の買い物は2000~3000円くらいであったが、今は余裕で5000円を超えてしまう。
では、その差額の分だけ収入が上がっているかと言われれば、上の方の給料だけが上がっておる、少なくとも底辺辺りにいる自分は上がっていると感じない。
お金の価値が下がっているので株式投資などをして物価のリスクに備えていたつもりだが、例の大暴落から資産は30%以上下がった。
日経平均株価は回復気味ではあるが、ピックアップした業種が悪く厳しい状態が未だに続いている。
このままでは新NISAは国の陰謀と言われても仕方がない状態ではある。



結局『ステルス値上げ』は目先の利益のためだけで、更に先の利益は無視しているように感じる。
目先の利益で自分が勝ち逃げすれば良いと思っている層がいる企業は衰退していくのだろう。
末永く続く企業の未来のために必要なのは真摯な値上げなのである。
今日はこの辺で。


ギアでした。゜ω゜)ノ

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