理想の夫婦像なんてない、のだろうか。
色んな結婚があって色んな夫婦がいるよなあ。
やっぱり自分が結婚して特に、まず既婚の知り合いが増えたし。でも一方で、他の家庭の実態なんて少しも分かってないだろうことは分かってるし、知りたいとも思わない。
先日主婦飲みみたいなのに参加したんだけど、みんな私から見たら明るくていつもキレイだけど、家庭ではセックスレスだったり離婚したいとか言ったり、旦那さんが浮気してるとか自分も不倫したことがあるとか、ひええ…ってなるような話をたくさん聴いた。そしてそんな話は尽きることがなかった。
当たり前だけど、当たり前の幸せって当たり前のようで少しも当たり前じゃないなって痛感した。
多少話を盛ってるかもしれないし、愚痴っぽいところだけ抽出して話してたかもしれない。でもみんな何かしらに不満を持って生きているのは、多分間違いない。
夫婦の実態は本人たちにしか分からない。寧ろ本人たちだって気付いていないこともあるはずである。実態も分からない他人がフィルター越しに誰かを理想とするのは、なんか矛盾してる気がするしピンと来ない。別に夫婦に限った話でもないけど。
でも、すごくいいなあって、それでも思わされる夫婦ってやっぱりいる。家でどんだけ喧嘩してるか分からんし、蓋を開けてみたら実は別居婚かもしれないけど、ふたりが一緒にいるところがすごくしっくりくる夫婦。何気ない互いの一言が、めちゃくちゃ愛溢れるものだったりとか。
最近私にそう思わせるのは、桑田佳祐原由子夫妻と、佐藤良成佐野遊歩夫妻である。
桑田さんと原ボーなんて、もうおしどり夫婦と言えば、なんだろうけどまじで良くないですか…。ずっと同じバンドで家庭も一緒なのにあんなに仲良くできるって凄い。ふたりともあんなに才能溢れてるのにぶつかり合わないっていうのは、愛…いや尊敬の念?桑田さんがソロで仕事してる時とか遠征とかも、原ボーはいつも一緒に行くらしい。いいなあ…そう出来るだけの財力も重要…。ライブとかでは全然夫婦感は出さない(桑田さんは水着のネーチャンにばっかり絡む)のもプロ。ふたりとも若々しいけど61ですよまじ凄いの言葉しか出てきません。私も30年後もあんな若くありたい。
ハンバートハンバートは、2015年の荒吐で初めて知ったんですが、すごく多幸感溢れる空間を醸し出していてすぐ好きになりました。ハンバート目当てでその後フェスに行くくらいには。バンドじゃなくてデュオだから、MCとか家庭感出そう…だけど、そんなに感じないかも。二人とも独特の雰囲気が素敵だし、ぶつかり合わない感じ。そしてそんなハンバートハンバートさん、来年は平日しかライブしません宣言をされました。
お子さん3人もいるんだもんね…仕事も家族も大事にしたいという気持ちというか、覚悟が伝わってきてすごくほっこりします。私の住む県まで来てくれないかな。平日でも行くのに。
仕事が忙しいから、とか言い訳して家族を大事にする心を失ってはいけないんだなあと思いつつも、なかなか忙殺されてそうもいかないことが多いと思う。特にこどもが小さいうちは、こどもが最優先になりがちだから、夫婦の関係が悪くなりやすいっぽい…(周りの話を聞いた個人の感想です)。
理想の夫婦、と言うのはなんというかおこがましい気もする。でも、やっぱり憧れる。多分お金があるか(っていうのも大事なんだけど)じゃなくて、ふたりのマインドの話だと思うので、私もちゃんと、いろんなことを諦めずに話し合っていかなきゃいけないなと感じる。(夫婦間で何かあったのかみたいな感じになってきたな…違うんだけど。ただただ桑田夫妻と佐藤夫妻が好きなだけなんだけど。)
特に主婦同士で話すと、どうしても旦那のグチを言わんといけないみたいな雰囲気になるというか、旦那のグチというのはやたら共感を得やすい。まあ、それが悪いわけじゃないけど、別に必要以上にそういうことしなくていいし、旦那も悪気ないよきっと…男というのは馬鹿で驚くほど何も見えてないだけ(個人の意見です)。そういうのも理解して、でもいいところもあるしって思いながら笑顔で過ごせるといいですよね。がんばります。
最後に。くるりとハンバートハンバートの対バン、申し込むだけ申し込んでみようかと思います。では良い週末を。
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