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グラッドキューブのM&A戦略 ~成長基盤の拡大と新たな技術領域への挑戦、そして持続的な成長へ~

こんにちは。
グラッドキューブ(証券コード:9561)経営企画部 IR担当の太田です。

今回、皆さまにお話ししたいことは、「グラッドキューブのM&A戦略 ~成長基盤の拡大と新たな技術領域への挑戦、そして持続的な成長へ~」についてです。

グラッドキューブは、近年急速に変化するSaaSおよびデジタルマーケティング業界、そしてWeb3.0や生成AIといった新たな領域において、積極的なM&A戦略を通じて、その事業領域を拡大し、競争力を強化していこうと考えております。

グラッドキューブは、2030年までに売上100億円を目指しており、M&Aはその目標達成に向けた重要な戦略の一つと位置づけています。
今回は、グラッドキューブのM&A戦略の背景、具体的な取り組み、そして今後の展望について、お話ししていきます。


1. M&A戦略の背景

グラッドキューブがM&Aを積極的に推進する背景には、下記の2つの考えがございます。

①成長基盤の拡大
グラッドキューブは、これまで広告運用やウェブ解析、クリエイティブ制作において多くの実績を築いてきました。しかし、さらなる成長のためには、既存事業の拡大だけでなく、新たな事業領域への進出が不可欠です。M&Aは、新たな市場や顧客基盤の獲得、そして事業規模を拡大するための有効な手段であると考えております。

②新たな技術領域への挑戦
Web3.0や生成AIといった新たな技術の登場は、社会の様相を大きく変えつつあります。これらの技術をいち早く取り入れ、新たなサビースの開発や自社のサービスに組み込むことで、競合他社との差別化を図り、市場における優位性を確立したいと考えております。


2. 具体的なM&A取り組み

グラッドキューブは、2023年10月にworkhouse社からAI開発・運用、受託開発など、事業の一部を譲受しました。このM&Aは、グラッドキューブがAI技術の強化と受託開発分野への進出を図る上での重要な一歩となりました。
このM&Aの経験を活かし、以下の考えを意識し取組みを進めております。

①シナジー効果の最大化
既存事業とのシナジー効果が期待できる企業とのM&Aを優先しています。workhouse社のAI技術は、グラッドキューブの既存事業である広告運用やウェブ解析の精度向上やあらたなプロダクト開発に貢献することが期待されます。

②慎重な企業選定
すべてのM&A案件が成功するわけではありません。M&A対象企業を慎重に選定し、リスクを最小化することを心がけています。

③中長期的な視点
M&Aは、短期的な利益追求だけでなく、中長期的な視点で企業価値向上に貢献できるものである必要がございます。M&Aを通じて、持続的な成長を実現することを目指しております。

グラッドキューブは、M&Aを通じて、AI領域における人材と技術を獲得し、新たなプロダクト開発を加速させるとともに、生成AI・受託開発の新たな事業領域の開拓を進めております。これは、2030年売上100億円目標達成に向けた重要な一歩であり、今後の成長の原動力になると期待されています。

3. M&Aにおける一般的な成功要因と課題

M&Aは、企業成長のための強力な手段ですが、成功させるためには慎重な計画と実行が必要であると考えております。
M&Aの成功要素として、①明確なM&A目的の設定②適切な買収対象企業の選定③シナジー効果の最大化④統合プロセスの円滑化⑤リスク管理などがあげられます。
グラッドキューブはこれらの要素を踏まえ、M&Aを成功させるための取り組みを進めております。
M&Aは、企業の成長を加速させる一方で、統合後の文化衝突、従業員の離職、買収価格の高騰など、様々なリスクを伴います。

これらのリスクを最小化するため、M&A実行前には、デューデリジェンスを徹底的に行い、統合計画を綿密に策定しております。また、統合後のシナジー効果を最大化するため、組織文化の融合や人材育成にも力を入れております。


4. ESG視点からのM&A

ESG投資が注目される中、企業のM&A戦略もESG視点で評価されるようになってきました。グラッドキューブのM&AがESGにどのように貢献しているか、以下の視点も意識しながら調査を進めております。

•環境(Environment)
温室効果ガスの排出量の最小化、資源の有効活用、生物多様性の保全など。
•社会(Social)
多様性と包摂性、従業員のエンゲージメント、地域社会への貢献、人権尊重など。
•ガバナンス(Governance)
企業の透明性、倫理的な経営、リスク管理、ステークホルダーとの対話など。

グラッドキューブは、M&Aを通じてESG経営の強化も目指しています。例えば、企業の透明性や倫理的な経営を実践している技術を持つ企業との連携や、社会貢献活動に積極的に取り組む企業の買収などを検討することで、持続可能な成長を実現しようとしております。

5. 競合他社の動向とグラッドキューブの優位性

デジタルマーケティング業界では、M&Aが活発化しており、多くの企業が事業拡大や競争力強化のためにM&Aを積極的に活用しております。
グラッドキューブは、競合他社と比較して、AI技術や受託開発への注力、そしてESG経営への取り組みなど、独自の強みを持っております。これらの強みを活かし、M&A戦略を成功させることで、属する業界において優位なポジショニングの形成を図る考えであります。


6. 2030年売上100億円に向けた展望

グラッドキューブは、今後もM&Aを積極的に活用し、事業領域を拡大していく考えであります。特に、Web3.0や生成AI、そして受託開発分野に注力し、新たな価値を創造してまいります。また、海外市場への進出も視野に入れ、グローバルな企業へと成長することを目指しております。

グラッドキューブの成長戦略において、M&Aは重要な役割を果たしております。M&Aを通じて、新たな技術を獲得し、事業領域を拡大することで、2030年売上100億円という目標に向けて着実に前進していく考えであります。
今後のグラッドキューブの動向に期待していただければと存じます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
「グラッドキューブのM&A戦略 ~成長基盤の拡大と新たな技術領域への挑戦、そして持続的な成長へ~」について、いかがでしたでしょうか。

引き続きグラッドキューブを応援していただきますよう、よろしくお願いいたします。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。