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サンデー・インタビュアーズをめぐるドキュメント2022

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昭和の時代に撮影された8ミリフィルムのホームムービー。 かつて誰かが撮った私(わたくし)の記録を手がかりに、ロスジェネのメンバーが過去と現在をたずねるワークショップ・プログラム… もっと読む
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記事一覧

第1回「時間が経てば経つほど、見えないものが見えてくる」(文=橋本倫史)

わたしたちは今、どんな時代を生きているのだろう。 ニュースに触れると、今起こっている出来…

第2回「結婚の挨拶に行くと、びしっとスーツを決めていて」(文=橋本倫史)

古い映像を見ると、昔の記憶がよみがえる。そこに自分の姿が記録されていなくても、かつて目に…

第3回「テーマを持って作品を作ろうという意識がおありなんだろうな」(文=橋本倫史…

8月のワークショップで新たな課題となった映像は、No.69の『新百貨店落成式など』だった。映像…

第4回「個人的なもののはずなのに社会的なことを考えてしまう」(文=橋本倫史)

サンデー・インタビュアーズのワークショップには、毎回“帰り道の時間”が30分ほど設けられて…

第5回「ボストンバッグに修正液でナイキのマークを描いていた」

わたしたちの目は、何を捉えているのだろう。 サンデー・インタビュアーズの活動をドキュメン…

第6回「電子レンジがあるはずなんだけど、ないんだよね」

今から30年後に、2020年代を舞台にしたドラマが撮影されたとする。 ドラマを観たときに、その…

第7回「手で牌を混ぜる音が1階まで聞こえていた」

家族の姿をフィルムに収める。 それは、昭和の時代にはごく“当たり前”の光景だった。旅行に出かけたとき、こどもの入学式や運動会のとき、新しい車が我が家にやってきたとき、お正月を迎えたとき。なにか行事があれば、父親がカメラを構えて家族を写すというのが、“当たり前”だとされていた。ただ、その“当たり前”も、細かく見ればひとつずつ違っている。 10月23日に開催された4回目のオンライン・ワークショップで、あらたな課題となったのは、映像No.24『井の頭公園』だ。このフィルムは、井

第8回「カメラを通して住んでいる環境と向き合える感じがあったんです」

2022年度のサンデー・インタビュアーズで、最後の課題として取り上げられたのは、『No.1』とい…

第9回「懐かしさを感じるために止まらないといけないのか」

2022年12月25日。 クリスマスの日に、2022年度の「サンデー・インタビュアーズ」のワークショ…