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リーンマネジメント

どうも、おがわです。

今回も副業で年商1,000万円のプロダクトを作るための学び・考え・企てをアウトプットしていきます。

今回のテーマはリーンマネジメント

リーンマネジメントとは、既存事業の変革・新規事業推進のためのマネジメント手法です。2008年にエリック・リース氏が提唱した「リーンスタートアップ」という考え方に基づいています。リーンスタートアップとは顧客を巻き込んで仮説検証を素早く回す事業開発手法で、スタートアップ企業が無駄なく事業を立ち上げていくための手法として注目されているものです。

下記が、エリック・リース著『リーン・スタートアップ』。このnoteを読んで、面白そうだと思ったら是非手に取ってみてください。

ということで、前回まではビジネスモデル収益モデルサービスモデルを考えるためのフレームワークを記してきましたが、今回はサービスを実際にローンチするためのマネジメント手法を記していきたいと思います。

リーンマネジメントの3つのセオリー↓↓

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※ビジネス実践ファーム「副1000」で学んだ内容をアウトプットしています。


1.リアルオプション

まずはリアルオプションから。

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本来、リアルオプションとは「金融工学の価格決定理論の考え方を応用した事業・プロジェクトの将来性を測る事業評価手法」という何やら難しい考え方のようですが、ここでは「実験することで将来の不確実性を制御しましょう」という意味です。

それでは、具体例を用いて説明を。

突然ですが

以下のプロジェクト、あなたならやりますか?

1,000万投資すれば
50%の確率で1800万円売上が上がるが、
失敗すれば投資は全て無駄になる。

期待利益を計算すると、

うまくいった場合
 初期投資:1000万円
 売上 :1800万円
 差益 :800万円

うまくいかなかった場合
 初期投資:1000万円
 売上 :0万円
 差益 :▲1000万円

期待利益は(800万-1000万)÷2=▲100万円

結果、やらない方がいいです。

では、この事業に追加で

100万円の実験をすれば成否が100%わかる

という条件が加えられればどうでしょうか?

うまくいった場合
 初期投資:100万円
 追加投資:1000万円
 売上 :1800万円
 差益 :700万円

うまくいかなかった場合
 初期投資:100万円
 追加投資:0円
 売上 :0万円
 差益 :▲100万円


期待利益は(700万-100万)÷2=300万円

結果、やるべきです。

100万円の実験をすることで、期待利益は+300万円になりました。

つまり、プロジェクトのやる・やらないを決定する前に、「実験」のフェーズを入れることで、将来の不確実性を制御することができたということです。


2.スモールバッチ+ワンピースフロー

次は、スモールバッチ+ワンピースフローについて。

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またまた突然ですが、クイズです。

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簡単てすね。。。

答えは・・・


B


と思いきや


Aです!!(僕は最初Bだと思ってました)


理由は2つあります。

まず1つ目は、Bの方法は中間工程が多くてロスが増えるから。
一見分業した方が効率が良さそうですが「折った紙をまとめる」「紙を入れた封筒をまとめる」「折り目をつけた封筒をまとめる」のような工程が蓄積され、結果的に時間がかかってしまいます。しかし、これには補足があります。BよりもAが良いのはあくまでもスタートアップ段階の話。事業が大きくなり、業務量が増えてきたら(封筒の例であれば、何千枚単位になってくれば)各セクションの専門性を磨き、分業した方がコスト・スピード面で効率が良い場合が多々あります。

次に2つ目は、Bの方法は途中で修正しにくいから。
「実は4つ折しないと封筒に入らない」などの事象が発生した場合、Bでその事実が分かるのは「封筒に入れる」段階。つまり10枚折ってしまった段階で初めてわかります(一方、Aは1枚目で気付きます。)。つまり最初の「3つ折りにする」工程が全て無駄になってしまうということです。

Aの方が良い理由をまとめると下記。

ⅰ)全工程を一貫してやった方(=ワンピースフロー)が中間工程を省略でき効率が良い。また工程間の課題に気づきやすい。

ⅱ)次工程に進むまでに実施する作業量(=バッチサイズ)は小さい方が、工程間で不具合が起きたときにすぐに修正でき、無駄が少ない。

つまり、未知のことを進めるとき(新規事業)は

スモールバッチ(小さい作業量で)+ワンピースフロー(全工程を一貫して)で進める

ことが大切です。


3.ポートフォリオ

最後はボートフォリオについて。

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「3年後のありたい姿は?」

「ビジョンは?」

「まずはロードマップを作りましょう」

どの会社でも飛び交う会話だと思います。

でも、この考え方が通用するのは従来の「未来が見えやすい時代」の話。

変化のスピードが早い現代においては、未来の話をしている間に未来が過去になってしまいます。

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一方、今後必要となるのは、現状の問題点に対して仮説・検証を繰り返しながら前に進めていくやり方。

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まずは現時点で思いつく限りの仮説をばらまき、実験していく。
上手くいかなかった実験については、その知見を蓄積していく。
上手くいった実験はコマを進め、また仮説をばらまく。
種をまく→進む→種をまく→進むを繰り返しながら、線をつないでいく。
その道筋がやがて未来になる。

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最初から具体的な未来がわからなくても、進むべき方向性さえ分かっていれば仮説・検証を進めながら歩みを進めていけるのです。

ちょっと脱線しますが・・・
この考え方はキャリアのついても当てはまると思います。
10年後の未来は誰にもわかりません。どの会社に入れば良いか、どの資格を取れば安泰か、そんなことは誰にもわかりません。
不確実な未来に対して、悩んだり答えを求めたりしても仕方がないのです。
世の中の方向性(少子高齢化とかDXとかマクロな話)と自分の現在地を確認しながら、目の前の課題に対し「仮説・検証を繰り返しながら歩みを進めていく」ことが自分のありたい姿への近道なのだと思います。
僕の「副業で年商1,000万円のプロダクトを作る」という目標もその一つということですね。
上手くいきますように。

4.まとめ

今回はリーンマネジメントについてシェアしました。

まとめると、

○リアルオプション
プロジェクトのやる・やらないを決定する前に「実験」しよう

○スモールバッチ+ワンピースフロー
未知のことを進めるとき(新規事業)はスモールバッチ(小さい作業量で)+ワンピースフロー(全工程を一貫して)で進めよう

○ポートフォリオ
いきなり未来を描くのではなく、現状の問題点に対して仮説をばらまき、実験を繰り返しながら前に進めていこう

てな感じです。

今後も引き続き

副業で年商1,000万円のプロダクトを作るための学び・考え・企て

をアウトプットしていきますので、応援よろしくお願いします!

(そろそろ具体的に事業を考え始めるので、更新頻度は少なくなると思いますが・・・)

そして、よかったら、スキとシェアとフォローも(^_^)

それではまた。



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