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私の父親について

私の父親は83歳になる。
今はもう気力も体力もない。
しかし私が子供の時は
たくさん虐められた。
うちの兄も無茶苦茶折檻された。
昭和の暴君そのものな親父だった。

冬のある日、ストーブで父親が
いつも使っていた仕事用の軍手を
乾かしていた時、
兄が「こんなん焼けて
しまえばええねん。」と言った
すると、突然兄に父親が激高し
殴る蹴るをずっと続けていたのを
傍で私が何も言えず観ていた記憶がある。
兄もまだ小さかった。
私も兄の3歳下である。

私も小学生の時、
図書館で「どろぼう株式会社」
という本を借りてきた。
何気なく父親が座っている席前に
私が座った時にその本が
父親の目に触れたらしく
「お前はどろぼうになるのか!?」
と私の頬をつねられ
「すぐに返してこい!」
と父親に怒鳴られた事もあった。

ある平日の昼間、父親が家で
寝ていた時父親の会社から
電話があった。
当時小学校3年生の私が電話に出た。
会社の人「お父さん家にいますか?」
私「いてます。
ちょっと待ってください。」
普通に寝ている父親へ伝言
私「お父さん!会社から電話やで。」
父親が電話に出て普通に話を
してそれから終話した。
様に思えたが‥
その後で小学3年生の
私の胸ぐらを掴み
思い切りビンタされた。
父親に私はこう言われた。

「大人には大人の事情って
いうもんがあるんじゃ!!!」

全く私は意味が理解できず
ただ兄がいる前で思いっきり
泣いていた。

あとから思い返すと
普段現場作業をしていた父親が
会社を無断で休んでいたらしく
会社の人は父親に用事があった
らしく、父親の現場作業の
気配も無いため
自宅に電話を掛けたようである。

本当に何をどうしたら
こんなに怒られるのがわからなかった

本当に何をどうしたら
怒られないのかわからなくなった。

それから、いろいろ思い出はある。
父親が私に怒って言った言葉が
印象的であった。
今でも思い出す言葉

「お前この家から出ていけ!」
「その代わりその洋服は俺が買ったやつやから全部脱いでいけ!」

まだ小学生である。
夜中にもし丸裸で外に
出ていったらどうなるのか
今考えても恐ろしい言動であった。

その他、一緒に風呂に
入っていた時に
父親が私に何か気に入らない事が
あったらしく急に私の頭を
押さえて湯舟の中に沈められたり

私の帰りがあまりにも
遅いときに心配になった
父親が車で探しに来てくれた事は
良いものの私を見つけた時に、
父親は自分が乗っている車で
自転車に乗っている私をぶつけて
転倒させたり
いろんな事をされた。

父親は釣りが趣味だった。
よく釣りも誘われたが、
釣りをしている時は
いつ爆発するかわからないので
参加した時は出発から帰るまで
緊張していた。

その代わりちゃぶ台返しは
後片付けは大変だけど
慣れてしまっていた😅。

本当に思い返したくなく
自分の悪さはないがブログなので
昔の昭和の高度成長期
オヤジの事を書きたくなった。

その過去の経験から良くも
悪くも今の自分が
あることを書きたかった。


父親は今83歳
認知症の母親と一緒に生活している。
薬を過剰に飲みすぎる母親の為に
父親が母親の薬の管理をしている。

何回も同じことを尋ねる母親に
何回も同じ返事を怒ること
なく面倒をみている。

昔母親へ悪い言動をした
罪滅ぼしのためなのか
そもそも根はすごく
優しい父親だったのか
それはわからないまま。

久々に私が実家に帰る時も
帰り際に玄関外で私が
見えなくなるまで
見送ってくれる。
本当の父親の本当の心が
今表面に出てきたのか
それはわからないまま。

ただ

今、母親のために

一生懸命面倒を看ている

オヤジへ

すごく感謝しています!!

ありがとうな!!!

父の日ではないけれど😂

また近いうちに様子見に帰るね。

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