【悲報】シン・仮面ライダー、つまらない
現在、話題の「シン・仮面ライダー」を観てきました。
結論から言えば…つまらなかったです。
何がつまらないのか…というと「ショボい」「薄い」「魅力がない」、この3点に尽きる。
まず、そもそも特撮・アクションがしょぼい。
アクションは正直な話、2005年にやっていた「牙狼」シリーズレベルにすら至っていない。
中盤以降は、CGを使ったバトルシーンが続くが、このバトルがなんとも言えない微妙なクオリティなのだ。
やたらとカクカクとしたヘボい動きがみえてしまう。
また、肉弾戦のシーンも微妙にクオリティがよくない。
この微妙さは正直、PS3どころかPS2初期レベルにすら至っていないのではないかとすら思えてしまう。
同じ邦画で失敗作になったガッチャマンにすら劣るのではないだろうか。
また終盤になると量産型仮面ライダーvs仮面ライダー一号二号のシーンがあるが、これが暗いシーンでてくてくと殴り合うのだ…。
このシーンが本当にどうしようもない。
ものすごく、映像が暗いのだ。
せめて、CGを使ったアクションシーンはともかく、こういうところはもっと明るい場面でヒーローの苦戦するところをみせなくてはいけなかったのではないだろうか。
最近ハリウッド映画でよくあるCGの予算不足をごまかすバトルみたいで正直萎えました。
またカメラがアップしまくるので、攻撃の一つ一つに重みがない。
したがって、痛み・えぐさが伝わらないのだ。
こういったアクションシーンがどうしようもないって、アクション映画として致命的だろ…。
アクションシーンだけではなく、シナリオやキャラクターもヘボい。
まず、主演俳優に華がない。
せめて、主人公役は10代後半あるいは20代前半のイケメンを使えなかったのだろうか。
正直言って、若干デコがハゲかけた、30過ぎのおじさんではヒーローとしては応援したいという気にはなれない。
ここは、シン・ウルトラマンもそうであったがこのシリーズには、『若さ』がない。
30代でもお兄ちゃん・若造扱いされてしまう今の日本の象徴といえばそうなのかもしれないが…もっと他に候補者はいるだろ?
また、この映画の方向性もよくわからない。
大人向けにするにしては幼稚で、子供向けにするにしては難解なのだ。
これは「仮面ライダーブラックサン」の時も思ったが、本当に大人向けの特撮をしたいなら、主人公のベッドシーンがあったほうがいいのではないだろうか。
結論からいえば、この映画は期待外れであり貶すネタにすらならない文字通りの映画評論家泣かせの中途半端な映画であるといったほうがいいかもしれない。
ああ、そういえばこの映画でよかったところがあるとすれば…
本作の中盤で出てくるサソリ怪人がなんとあの長澤まさみが演じているのだが、このキャラがまんま真希波マリそのまんまであったりするのだ。
しかもあっさりと殺される、肝心の死亡シーンすらうつされないのだ。
出オチにもほどがあるだろ!!!
やっぱり庵野さんもあのキャラは不評だったな、と内心思ってるのではないだろうか。
点数は
20/100点
(2023.05.05 追記)
UNEXTで配信されているドキュメントをみました池松 壮亮さんは、チョップの入れ方を凄く徹底されてプロレスイズムを感じました。
仮面ライダーは彼でよかったと思います。
しかし、映画としては退屈だなと思いました。
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