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合宿人インタビュー#5 池田誠さん 今組織に必要なのは効率的ではなく、効果的な方法。

こんにちは、合宿人(がっしゅくじん)です!
「すべてのチームに最高の合宿体験を!」というビジョンをかかげ、合宿を起点に変容を遂げながら歩みつづける「合宿人」たち。

それぞれの分野で活躍をする彼らが、なぜ合宿に魅せられ、価値を感じているのか。
彼らの人生の輝きの秘訣ともいえる合宿ストーリーをお届けいたします。

第5回目の今回は経営コンサルタントや仏教講師としてご活躍中の株式会社LMS代表、池田誠(いけだ まこと)さんにお話をうかがいました。

「僕は経営コンサルタントの傍ら仏教を学んでいて、仏教の勉強会で講師もおこなっているのですが、他力本願という言葉を聞いてみなさんはどういう印象を持ちますか?
他人の力を借りて自分が楽をするみたいなネガティブな印象をもっているかもしれませんが実は本当の意味は違うんです。

仏教の観点での意味合いでは、目的を達成するためには、「人の力をちゃんと借りる」ことが大切であると教えられていて、自力では悟りに到達することは無いとも言われています。
リソースという概念を自社内だけではなく、人と繋がりでもっと広く捉えるからこそ可能性が大きく広がるんです。だからこそ僕は自分の事業として人とのつながりを大切に、様々な繋がりを使ってクライアントにとって最適な提案と人物をアサインして成功に導くということにコミットしてます。
自分でいうのもあれですが、僕の周り、本当に素敵な人たちが自然と集まってきているんです。その人たちを繋げることで良い化学反応が生まれ新しい事業やコラボレーションを生んでいます。それが僕が会社をやっている中での最大のやりがいになっています。」

”他力本願”で、人を信頼し、繋がり、共創をする。
人と人が繋がることで、その体験が人や組織の可能性をひろげていく合宿体験とも通じる部分があります。

1年ほど前に、年間68ラウンドもまわった趣味のゴルフをキャンプに完全方向転換。
1年前に始めたばかりとは思えないほど充実したキャンプギアを携え、最高のキャンプ合宿をハイペースで実施しつづけている池田さんの合宿人ストーリーから、「本当にたいせつなものは何か立ち返る」ということを、学んでいきたいと思います。

合宿をするようになったきっかけ

「僕が合宿をするようになったきっかけは、1年前のキャンプ合宿でした。
その時の「人とここまで深く繋がれるんだ。」という体験がとても新鮮で。
昔はもっとこういう深い繋がりがたくさんあったような、忘れていた大切なものを呼び起こされたような感覚がしましたね。

それをきっかけに、僕自身もどんどん合宿にはまっていき、積極的にキャンプ合宿をするようになりました。
それまでゴルフざんまいでしたが、キャンプ合宿をきっかけにゴルフにかけていた時間とお金を全てキャンプに振り切って費やしています。


家族と合宿

「僕は日々、”人生に余白を”というテーマをかかげて活動をしているのですが、仕事ばかりで家庭が破綻していたり、友達がいないというのは幸せでも楽しくもないと思うんですよ。”善き友を持つことは仏道の全て”とも言いますからね。

ゴルフと違ってキャンプなら家族ぐるみで参加できるので、キャンプ経験のない知り合いの経営者とご家族を誘ってキャンプに行くこともあります。
キャンプに行って、親子や夫婦の関わり合いをみているとより一層その方への理解が深まりますし、上質なものに食べ慣れている方が、普通のお肉を野外で食べる格別な美味しさに感動する姿を見るのも嬉しくて。

子どもたちに関して言えば、僕は基本的に放っておくんです。一緒に参加した親御さんにも「放っておけ」って言っちゃう。
僕はよそ様の子でも平気で叱るし、一緒になって豪快に遊ぶからか、みんなに”昭和の父ちゃん”って言われるんです(笑)

もちろん危険のないように保護管理はしていますが、子どもはその環境を利用して勝手に自分を育てていく力があるんですよ。親が意外とその機会をうばってしまっていることが多くて。
だから放っておくんです。そして、見守りながら必要な体験をさせる。ナイフだって実際に使ってみなければ安全も危険もわかりませんから。

余白の時間を利用して、親でも子でも、夫でも妻でも、経営者でも従業員でも、皆がはじめての体験をするきっかけを作るのが僕は楽しくてしかたがないんですよね。」

合宿おなじみの「拡張家族!」いきいきとした笑顔が最高です。


今企業に必要な「ほんの一瞬」の体験

「今後は企業研修としての合宿を増やしていきたいと考えています。
僕が合宿体験を重ねていくうちに、合宿は今の企業に最も必要な体験なのではないかと感じるようになりました。
コロナでオンラインが主流となり、効率性だけを求めて人と人との関係性が希薄化していくなかで、会社に愛着や信頼を感じてない社員も増えていますよね。

企業が効率性を追い求めるあまりに失われていくつながり。
そのつながりを強化するためには何が効果的なのかということに立ち返る
ことが必要だと感じています。

僕の知人が経営する会社では、キャンプブームになるよりもずっと前から合宿をしているのですが、社員の方が辞めないんですよ。離職率が低い。組織のコミット力が高い印象があるんです。僕自身が合宿を経験したからこそ、その理由がわかった気がします。

過ぎていく日常に比べると、体験はほんの一瞬でしかないけれど、人と人がリアルな場で向き合い、膝と膝を突き合わせて腹の底からちゃんと語り合うということの大切さを皆が忘れているのではないかと感じています。

オンラインミーティングを100回重ねてもかなわない、「ほんの一瞬」の大切さを思い出して欲しい。とにかく頭で考えないことが大事。合宿を体験すればわかります。

焚き火を囲む「最高な時間」も、一度体験をすればわかります。


まとめ 

「僕は遊びのある人って魅力的だなと思います。
子供やパートナー、経営者の方であれば従業員との関わり方。
ひとりひとりが人生に余白という遊びを持って、本当に大切なものは何かということに立ち返り、リアルで相手の顔を見て対話を重ねる時間や自分を振り返る時間が大切だと思います。効率的ではなく、効果的な方法で。」

私たちは、社会的な価値を生み出し、成果をあげていくという過程のなかでいつのまにか「効率的に足りない何かを足していく」ことが当たり前となり、本当に大切なものは既にこの手のなかにあるということ忘れていたのかもしれません。

景色、空気、匂いなど、五感から同じものを感じている者同士でしか共有できない深い体験の時間は、「ほんの一瞬」であってもその後の日常に強く、深く生き続けます。

合宿は組織や家族にとって、すでにここにある大切なものに気づき、仲間と体験を共にして、人生の変容の起点を共創する最も効果的でシンプルな方法であると、あらためて教えていただきました。

池田さん、心に響く合宿ストーリーをありがとうございました。

池田さん、今後の最高!のキャンプ合宿も楽しみにしています!



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