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#48. 転職活動記録③

3回に分けて書いてきました、今回が最後です。
前回まではこちら

【3回目】2022年、13年目

二人目の育休も終わりが見えてきた2022年末。
ついこの前まで「もう転職活動なんてしない」と言っていたのに。
(もう恋なんてしない、のように)

転職活動のきっかけ

ちょっと気になるメールがLinkedInに飛び込んできた。
外資系大手IT企業、しかも採用担当者からのオファー。
また条件フィルターにたまたま引っかかった、大量送信のメールだろうな、とやり過ごそうとしていた。
が、何日か経ってみても、やっぱり気になる。
ちょっと、探りを入れてみよう…。
とメールに返信してしまったところから、転職活動が発動してしまった。

転職活動の目的

一言で表すなら、今の職場でキャリアを積み上げることに限界を感じたから。

前回が4年前の育休。
そこから2年半働いてから、産休に入った。
前線からのフェードアウトからもう一度、自分のキャリアを積み上げることができるのか?
育休を取ると、昇進の階段がリセットされるらしく、年齢相当の給与はもらえるが、昇給試験を受けるまでにはまた階段をイチから昇るらしい。
仕事の内容にしても、せいぜいプロジェクトの内向きの管理しかしてこなかったので、予算回りのことや、部署横断的な仕事を知らない。

今までそういう、昇進に結びつくような仕事をなぜ、
することができなかったのか、
自分で仕事を掴めなかったのか、
させてもらえなかったのか、、、

度々の休職が、それを阻んでいたんだろうなと容易に想像がつく。

では何故休職したらできなくなるのか?
それはリーダーの役割が残業ありきの職務になっているからだ。
残業ができない、すぐ帰ってしまうような人には任せられないからだ。
「人に迷惑をかけない程度の仕事をしておいてね」
という内容の仕事しか任せてくれなかった。

いまの職場では、残業をできる状態にならないと、昇進はおろか、それに繋がるような仕事も回ってこない。
ここに、ずっとモヤモヤを抱えていて
どうにか、抜け出す方法はないかと考えていた。

ターゲット企業

今回の転職活動は一本釣り。
子ども二人を見ながら、複数のエージェントやら企業やら面談を取り付けて、履歴書書いて……
とてもじゃないがそんなエネルギーが残っていない。
(逆に、なぜ4年前はできたのか謎だ…)
LinkedInでオファーが来た一社のみに、一極集中。

転職活動の方法

お金をかけてでも、効率よく進めることを目的とした。
まずは職務経歴書のアップデート。
今まで自己流でしか書いてなかったので、きちんと添削してもらうと思い、添削サービスを購入した。
ココナラ」というフリーランスの人のサービスを売買するサイトを利用した。
1時間のWeb面談と、書類添削付きで7500円(+システム利用料)。
今回受けようとする企業のOBで、元採用担当者、という肩書だったので、これで転職が成功すれば元が取れる、たとえ転職しなくても経歴書のアップデートに価値がある、と考えて出費した。

また、今は退職してしまったが、会社の同期で人事の中途採用担当をしていた友達に声をかけて、職務経歴書を見てもらい、いろいろ相談にのってもらった。
採用担当者のリアルな意見を聞けたし、友達なので気軽に相談できて、本当にありがたかった。
持つべきものは友!
お礼にといって、スタバカードをポチッと送信。

選考結果

オファーメールがあったとはいえ、大企業なのでまず、書類選考が通るかどうかもドキドキだったが、無事通過。
勝率一分の一!通過率100%!!!
一次面接をWebミーティングで実施。
直接の上司相当の二人。
全般的に私の経歴を好意的に捉えていただき、活躍できそうですね、という手応えをもらえた。
質問でちょっとしどろもどろになってしまったところもあったけれど、雰囲気よく終われた。
結果
一次面接でお見送り。
理由は人事の方から丁寧にメールをいただいた。
週一程度で泊まりの出張があるが大丈夫か?という質問に対して、保育園に通い始めるので最初半年くらいは難しいが、その後は家族と調整できる、と答えた。
答えたものの、やはり週一で泊まりはキツいんじゃないか、と夫とも話していた。
人事のフィードバックとしてはその点が、配属後すぐに仕事を覚える上でネックになるとのことだったので、納得はできた。
……というか、子育て中じゃなくても週一出張はキツくないですか、って単純に思う。
余談だが、超大手IT企業でも今どきface to faceに価値を置くのか、というのも意外だったが、相手企業が日系企業なら仕方ないのかな。

転職活動を終えて

LinkedInでメールがきてから2ヶ月程度で終わったわけだが、やはりものすごいエネルギーがいる…。
一社集中でこれだから、複数社同時進行なんて、頭パンクするんじゃないかと思う。
また、「もう転職活動なんてしない」(何度目の正直?)と思うのであった。

でも、職務経歴書を常にアップデートしておくのは、今後のキャリアを考える上でもプラスになった。
元人事の友達にもほめられて舞い上がっちゃったけれど
「自分はこれをしてきました」
「今後こういうことができます」

と目に見える形になったことが、自信になった。

いまは一社に定年まで勤めることが当たり前ではなくなったし、むしろ転職という方法だけでなく、副業、フリーランス、起業、いろんな情報がそこらじゅうに転がっている。
また私は新卒から13年勤める会社に復職するわけだけれど、何もせずに育休を終わったんじゃなく、ちょっと最後にもがいてみただけ、スッキリした?というか、楽しめた?何もしないよりはマシだった、くらいの感触かな。

4月以降、復職してからのことをまたいずれ書きたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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