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#47. 転職活動記録②

3回に分けて8年間の転職活動を書いていきます。
1回目はこちら

【2回目】2018年、入社9年目

2回目に転職しようと考えたのは、息子の育休中だった。
いや、むしろ産休に入る前から「もうここには戻ってこないかもね…」とうっすら考えていた。

転職活動のきっかけ

LinkedInのアカウントを作って、「何となく情報収集」を続けていたから、だと思う。
こんな仕事も、あんな仕事も、あなたには活躍の機会がありますよ!と、ほとんどがエージェントだが、ダイレクトメールがくる。
いま流行りのスカウトメールというやつだ。
「私にも(転職)できるかもしれない」
と勘違いしちゃうやつだ。

転職活動の方法

そういう経緯で、気になるメールには折返しメールして、話を聞いてみることが転職活動の発端だった。
エージェントとも話したし、企業の人事担当とも直接話をできるのがLinkedInのメリットだと思う。

ターゲット企業

初めて聞く名前の企業もあったが、
RPAを手掛けているベンチャーだったり
外資系のメーカーだったり。
あとは興味本位でGoogleの中の人やMicrosoftの中の人とコンタクトを取って話を聞けた。
そこはさすがに、すぐに応募できるようなスキルもないので、「とりあえずつながりを作る」ことを目的とした。

選考結果

①外資系の工場機器メーカー
人事の人とのコンタクトから始まって、実際に現場の人とカジュアルに話しましょう、ということになった。
さすが外資系というか、人事も英語話者で、面談にこぎつくところまでもなかなかエネルギーが必要だった。
(英語で、電話越しに、内容を理解して話すエネルギー)
現場の上司にあたる人は普通に日本人のおじさまだった。
いわゆる「カジュアル面談」なわけだが、
事実上の一次面接、というやつだ。
結果
コーディング経験がもっと必要、という理由でお見送りとなった。

②日系電装品メーカー
やはりLinkedIn経由だが、こちらはエージェントに話を聞いて書類応募した。
当時は2019年春。エージェントとも電話面接ではなく、オフィスに直接出向いて話をするのがあたりまえだった。
息子の保育園預かり始めで、自分の復職直前。
保育園に預けてスーツに着替え梅田まで向かい、エージェントに話しに行ったっけ。
結果
書類選考でお見送り。
やはり「求めていた経験と違う」という理由だった。

③外資系ツールベンダー
こちらはLinkedIn経由で、英語話者のエージェント。
初めて英語の履歴書も書く経験になった。
結局、エージェントに書類を出した時点ですぐ
そのベンダーが扱うツールを業務で使ったことがない、という理由で応募できないと判断された。
なかなか魅力的なところだったから、今の職場でなんとかそのツールを導入できないかとも考えた。
が、ちょっと無理があるか。

転職活動からのフェードアウト

さすがにGAFAMじゃなくても
「経験が足りない」
「求めているものと違う」

と言われたら、経験を作るしかないよなぁ、となる。
実際に現職で経験を積みたい。
さて何をする?何ができる?と
考えるか考えないかのうちに、育休から復職して。
子どもの体調不良で呼び出され、最初の3ヶ月は半分も会社行ってないんじゃないかというくらい。
転職活動なんてやってる暇もなく、
熱意は薄らいでいくのであった。 
 
復帰から1年間くらいはサポート的な業務で、休んでも時短でもあまり迷惑のかからない、ゆるい仕事を任されていた。
2年目には開発プロジェクトの中でリーダーを任されたが、これも自分でコードを書いたりテストしたりするわけではなく、レビューしたり、チームの進捗管理が主な役割だったので定時で帰ることが前提のポジションだった。
というか時短勤務だったし、ほぼ100%在宅でできた。

こうして、転職市場からも
昇格の階段からも
静かにフェードアウトしていくのが
育休明け、時短勤務者の運命なんだろう。
いま流行りの「静かな退職」?違うか。

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