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改訂版:初めての海外生活(Israel)に持ってきて良かったもの、そして心構え。

シャローム!Israel/Tel Aviv(イスラエル/テルアビブ)での駐在生活も、2年とちょっと経ちました。
そこで、海外で初めて生活する方向けに、日本から持参して役立ったものを纏めてみました。
我が家は、”子供なし、専業主婦家庭”なのでお子さんがいらっしゃるご家庭や、ダブルインカムのご家庭とは視点が異なるかと思いますが、ほんの一例だと思ってご覧いただけますと幸いです。

最後には、2年経過してみて『駐在前にしていた心構えと、しておけば良かった心構え』についても記載してみました。

日用品

引っ越しは空輸便でした。電化製品は空輸便に入れられないため、すぐに使用したいものはスーツケースに入れて運ぶしかありませんでした。そのため、電化製品は極力コンパクトです。

【電化製品】
・変圧器...日本から持ち込んだ電化製品も、こちらがあれば使用できます(キッチンと洗面所、2台あると便利かも)
・炊飯器...スーツケースに入れられて、炊ければOKと思っていたので、こだわりゼロ。

【衣類関連】
・マスク
 ...海外のフィルターマスクは粗悪品が多いため。
・ブラジャーとインナー...海外のサイズはアンダーの作りが大きく店舗に日本人サイズの取り扱いがないことも。
・洗濯用ネット...ブラジャー用のネットが売っていないことも。
・傘 &日傘…日傘を売っているのは見たことがありません。
・長靴…
イスラエルの雨季を侮ることなかれ。そして、水はけが悪い道路が多いので必須です。

☆イスラエル情報☆
個人的な意見ですが、電化製品はなるべく日本から持って行くのがおすすめ。
物価が高いため、洋服も靴も日本で購入した方が、丈夫でお手頃価格なことがあります。なるべく持参、または免税のエイラット。他国で購入されるのがおすすめです。
また、家具は賃貸ですと備え付けの家が多い印象ですが(我が家も家具は一切持ち込んでいません)無い場合には、国内に数店舗あるIKEAが重宝するかもしれません。

キッチン周り

食材については、先進国であれば神経質にならなくても"どうにか生活できる"、と思います。
しかし、日本の味を簡単に楽しみたい!...そんな時のために持参すると良いものを記載しました。

【調理器具・カトラリー】
・さえばし
・箸
・包丁
・包丁研ぎ

【食材】
・カレーのルー
 ...ルーってなんて便利なものなんだ。切らしている時は、イスラエルに売っている粉末のカレー粉を小麦粉と炒めてカレーを作っています。
・カップラーメン
・簡易味噌汁
・顆粒だし
・味覇
・コンソメ
・Cook Doなど
・出汁からちゃんと作るよ!という方は、美味しい昆布や鰹節

☆イスラエル情報☆
よく街中で見かけるロシア系スーパー”Tiv Taam”やイスラエル系スーパー”Mega”に、お米や味噌、顆粒出汁、醤油、みりん風(残念ながらみりん風です)、わさび、海苔...などは置いています。
"東西"というお店ではアジアン食品を取り扱っていて、鰹節、昆布、冷凍鰻も置いています。
しかし、日本のカップラーメンやお菓子はほぼ見かけません。
日本のインスタント類、日本語が印字されたパッケージ、本当に恋しくなるんですよ...。

イスラエルで唯一の日本食材専門店”GO JAPAN ”さんには、さまざまな日本食材の取り扱いがあるので、ぜひ店舗かサイトを訪れてみてください。

美容品 &薬など

日本は比較的、湿度が高く、”軟水”よりの国。
突然の海外生活で、乾燥や大気で肌が荒れたり、国によっては硬水よりで、肌や体質にあわなかったり...と、トラブルはつきものです。
また、日本でエステや整体などに定期的に通われていた方は、不便を感じることが多いかもしれません。
心も外見もHappyに保てる、ホームケアグッズは必須だと実感しました。

【美容家電 &美容グッズ】
・Panasonic Beauty フェイスケアスチーマー...私は硬水で顔を洗うことが肌に合わず真っ赤になったため、スチーマーに軟水を入れて汚れを浮かしてから、拭き取り化粧水で化粧をOff &洗顔をしています。
・YAMAN myse スカルプリフト...ブラッシングしながら頭筋を刺激。顔にも使用でき、リフトアップに最適。防水仕様なのも嬉しい。
・ドライヤー...やっぱり日本製が1番。
・ヘアセット用品(コテ、ストレートアイロンなど)
・着圧ソックス

【化粧品 &医薬品】
・日焼け止め ...日本製はSPFもPAも両方カバーしているのに、さらっとしていて使用しやすい。そしてコストパフォーマンスが良い。(イスラエルの薬局には、肌に優しいラロッシュ・ポゼの日焼け止めがあり嬉しいのですが、ベタつくのと割高です。)
・お気に入りの化粧品...下地にしろ、ファンデーションにしろ、現地で調達すればどうにかなりますが、3ヶ月分は持参すると安心かも。
・目薬
・コンタクトレンズ
・自分の体質に合っている薬

☆イスラエル情報☆(テルアビブに限る)
日本人もよく知る、化粧品・基礎化粧品のYSL、DIOR、MARS、ESTEE LAUDER、Kiehls、CLINIQUE、SKⅡ...などは”TLV FASHION MALL"(テルアビブの中では百貨店よりの感覚)や”Dizengoff center"(ショッピングモール)に置いてあります。しかし新発売のものや、紫外線透過率の高いものなどは、置いていないことも。
ちょっとしたコスメや医薬品
"Super Pharm"、"shufersal ”にあります。

また、コンタクトレンズや洗浄液も売っていますが、割高なので念の為1年分のコンタクトレンズは持参すると良いかも。

シャンプーやリンス、ボディーソープは、水質が日本と異なるので、”郷に入っては郷に従え”ということで、イスラエルで購入するのがおすすめです。

自己啓発関連

駐在期間、日本でのお仕事を退職してご主人に帯同される方もいらっしゃるのでは。私もその1人。『やりたいことが何なのか分からない...!』
そんな時は『もし自分が新卒に戻ったらチャレンジしてみたかったな』なんて仕事の求人を見て、どのような資格があると優遇されるかCheckして、照準をあわせると楽しく頑張れるかもしれません。(まだ達成していませんが。笑)

【語学の勉強】
・英語の参考書&問題集...ちなみに、あまりに英語が初級レベルの私の取り掛かりは”中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく”でした。
現在は、TOEIC関連の参考書とDMM英会話のオンラインレッスンを活用しています。
・その国の言語の参考書...まずは、簡単な単語から。現地の方に喜んでいただけます。
・POCKET TALK ...現地での生活に慣れるまで、ヘブライ語表記の商品内容が全く分からない時に助けられました。

【資格の勉強】
・参考書&問題集

【趣味の道具】
・家でできる趣味関連の教材を持って行くと、没頭できるのでおすすめ。
私は西洋カリグラフィーと、刺繍の道具を持参しました。アウトプットの時間は心が安らぎます。
電子書籍も活用されている方は多いです。

【文房具】
・書きやすいペンや、ノート、紙
...やはり日本は品揃えがいいし、品質が良い。

☆イスラエル情報☆
イスラエルに入国してから資格の本を取り寄せたりしましたが、送料だけでも1万円近くすることもあったので、やはり日本にいる間に目標を定めて、持参するべきだったと気付きました。
文房具に関しては、イスラエルで良いものにまだ出会えていません。ペラペラで薄い紙などは、勉強する際にテンションが上がらないので、お気に入りの文房具も日本から多めに持参するのがおすすめ。

心構え

最後に、持ち物より大切な心構えについて。
「こうあるべき」という考えを捨てて、幸せになる覚悟を決めればどんな国でもきっと楽しめるはず…(!?)

【好きなことを思いっきりやる】
約1年ぶりに一時帰国で日本に戻った際に、元職場の方など、結婚している男性と飲みに行く機会がありました。
「もし奥さんと海外で生活するとなったら、奥さんに何を望みますか。」
そう尋ねると、皆が口を揃えて
「奥さんには好きなことをしてて欲しい。」と言ったんです。

私自身、働かずに家にいることで自信を失っていたため、出た質問だったと思います。

だから、働けない期間は思いっきり好きなことと、近い将来ワクワクした気持ちで過ごすための自分磨き(資格取得や語学学習)をして、忙しく過ごせばいいということです。幸せは自分の心が決める。

【インプットとアウトプットのバランスを大切に】
仕事を退職して、いざ駐在生活を始めるぞ。と現地に乗り込んでも、
知り合いもいないし、属するコミュニティさえないかもしれません。

旦那さんが仕事に行っている間は、1人で勉強したり、Netflixをみたり、SNSを見たり...インプットの時間ばかりでストレスが溜まることがあるかと思います。
人間は、インプットばかりでは疲弊してしまいます。
「これ、誰かに話したいな。」と思ったら、現地でできた友人や、日本にいる友人や家族にテレビ電話などの時間を設けてもらって話しましょう。会話をするだけでストレスが減ります。

また、”共感”はやはり同じ境遇を経験した人しか持てません。
同じ海外在住の方が集まるBlogを読んでみたり、自分が発信してみたり、SNSの活用も、心を穏やかに保つ材料になります。私もたくさん助けられました。

SNS活用での注意点を2つ考えてみました。
①その国に永住している方も居る...失礼のないように、客観的な視点で文章に残す必要があります。
②今まで日本で繋がっていた友人がいない環境のSNSを持つ...同じ国で生活していたら”共感”してもらえるものが、他の国から見た視点だと”自慢”と捉えられてしまう事柄もあると思います。
しかし、憚られてアウトプットができなくなるのは勿体無いと思うのです。1からアカウントを作ってみる良い機会です。

参考図書:(樺沢紫苑)「学びを結果に変えるアウトプット大全」

【最後に】
こちらに興味を持ってご覧くださった方の多くが、これから『駐在妻』になる。または『駐在妻を持つ駐在員』なのではないでしょうか。

心配事も多いですが、楽しみなことも沢山あることでしょう。
トラブルが起きても「逆に楽しい!」と発想の転換をすることで
きっと、日常が4コマ漫画のように、クスッと笑えて温かいものになるはずです。(私もイスラエルで、もっと寛容に過ごさなければなりません。笑)

最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さんの海外生活が、実り多き幸せなものになりますように。

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