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『求めよ、さらば与えられん。』

昨日のでは物足りなかったから、もう少し書いてみよう。


プロポーズ大作戦というドラマがある。
山下智久、長澤まさみのWshuennのドラマだ。
ドラマの大まかな説明をすると、岩瀬 健(山下智久)とその幼馴染吉田 礼(長澤まさみ)はお互いに想いを寄せるが、どちらも告白をしないまま時は流れ、吉田 礼は多田先生(藤木直人)と結婚してしまう。
その結婚式に招待され、出席した岩瀬健は結婚式で他の男と楽しそうに笑う吉田礼を見て、「何故あの時告白しなかったんだろう。思いを伝えられなかったんだろう。」と心から後悔する。
すると目の前から教会(結婚式場)の要請が現れ、岩瀬健はタイムスリップして吉田礼に想いを伝えに行く……

今書いてて思ったのだが、正直このドラマ、ドラマが好きではない人からすると、面白くなさそうなドラマに見えることだろう。
ありがちの恋愛ドラマに教会の妖精という謎のファンタジー要素。

しかし、このドラマの見どころは恋愛部分ではないのだ。このドラマの見どころは間違いなく、岩瀬健、吉田礼、奥エリ(榮倉奈々)、鶴見尚(濱田岳)、榎戸幹雄(平岡裕太)の5人とその周りが出す青春感だ。

夕方、文化祭の後片付けで4階から紙飛行機を飛ばして怒られること。
学校帰りに5人が集まる溜まり場のハンバーガーショップ。
卒業式が終わった後、5人で学校に忍び込んで校長室で遊んだり、学校のものでボウリングしたり、そして先生が来てみんなで逃げたり。
夏、大学で5人で訳もなく水風船を投げ合うこと。
花火大会で、花火がよく見える穴場から5人で花火を見ようとすると、前のビルで全然花火が見えなくて、みんなで落ち込み、笑いあうこと。
お正月、友達の家で年越しを迎えて、そのまま車で海岸線まで初日の出を見に行くこと。

これに加え、MONGOL800の「小さな恋のうた」がドラマの終盤で流れることが青春感をますます感じさせる。

このドラマには誰もが憧れる、それでいて何も嫌味ではない青春が詰まっている。僕は小学生の頃に初めてこのドラマを見て、心の底から「高校生、大学生ってこういうものなんだ、早く大きくなりたいな~」と思っていた。でも実際は思い描いていた高校生活とは少し違って、とても胸を張って「青春した!」とは言えない。


青春とはなんだろうか。

青春とは季節の「春」を示す言葉である。転じて、障害において若く元気な時代。主に青春時代を指す言葉で用いられる。

名詞としての「青春」の意味はこういうものらしい。
つまり、若く元気な時代、高校生・大学生を総じて「青春」というらしい。
甘酸っぱい恋愛、部活、文化祭、体育祭、
一般的に、青春に抱くイメージはこういうものだと思う。
僕もそれなりに恋愛をし、文化祭や体育祭もそれなりに楽しんだ。(他校と比べると面白くはないものだったが)
でも、僕はなぜか高校時代、「青春」を経験したという感じがしない。
しっかりした部活動をしなかったからなのか。いや、たぶんそうではないと思う。

しかし、答えはいくら考えてもわからなかった。だから僕はこの回答をこれからも探しつ続けていきたいと思う。


僕はプロポーズ大作戦を初めて見た小学生の時から、今まで何週も繰り返し見てきた。多分それは単にドラマとして楽しむ以外に、自分に足りなかった青春をこのドラマに求めていたのではないかと思う。
そうやって、自分の心を満たしていたんだと思う。

誰もが憧れる青春を、自分に足りない青春を、満たしてくれるドラマ「プロポーズ大作戦」を是非見てください。


また、このドラマはとても名言が多く出てくる。特に好きなのが「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。扉を叩け、さらば開かれん。」これは新約聖書にあるイエスの言葉で「全てを諦めれば、全てを得る」という意味である。小学生の時に耳にし、それからこの言葉がとても好きになった。

1人でも多くの人に見てもらいたい。




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