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ゲーム業界への入り方 大卒-新卒-大手

ジョンはゲーム業界へ入るために少し遠回りをしました。
何をどうしたら入れるのか、よくわからなかったためです。
いま考えれば、必要な行動をすればよかったと思いますが、
あの頃はそんなことを考える余裕はなかったな……と思いますね。

なので、ここではそんな思いを感じている人たちのために
なるべく新しめの情報やノウハウを書いていこうと思います。
このnoteの対象者は以下に該当する方々です。

・将来ゲーム業界に進みたい人
・クリエイティブを仕事にしたい人
・ゲーム業界ってどうなの?と思っている人

すでにゲーム業界にいる人は、生暖かい目で見守ってください。
(なお、間違いがあったらこっそり教えてくださいね)
また、他の業界にいて転職を考えている人へは、今後その内容を執筆します。
しばらくお待ちくださいね。

就活人口である22〜23歳は120万人程度です。(年齢各歳別人口調べ)
日本国内にあるゲーム会社の数は1800社超です。(企業情報サイトより)
毎年50人以上採用する大企業から、採用して2〜3人という中小企業まで
多様に存在していることでしょう。
これらゲーム会社に就職することで、ゲーム業界で生きていくこととなります。
まずは、採用されるために何を行動したらよいか考えていきましょう。

ゲーム会社に入る手段

そもそも、ゲーム業界に入るためにはどのような手段があるでしょうか。
ゲーム業界への入り方もいくつかありますが、
まずはシンプルにゲーム会社へ入社することを考えてみましょう。
一般的に、会社に入ることを目指す場合、いくつかの手段があります。

・新卒入社
・第二新卒入社
・中途入社
・インターン
・アルバイト

ゲーム業界とはいえ一般の企業も多いため、これらの入り方がそれぞれ有効です。
ですが、会社ごと、職種ごとに向き不向きも多いため、目指す形に応じて
適切なルートを選ぶことがオススメです。
(なお、会社に入る以外で業界で生きていくこともできますが、それはまた今度)

例えばですが、
パブリッシャーに入社して、プロデューサーになりたい人と
デベロッパーに入社して、ディレクターになりたい人は
全くルートが異なります。

ゲーム会社への就職ルート

それでは、ゲーム会社への就職ルートを考えていこうと思いますが、
まずは会社に入る前段階として大きく2種類のルートがあります。

・大学を経て入る -  新卒として
・専門学校を経て入る

あなたがもし中高生なら、進路としてどちらかを考えていることでしょう。
すでに大学生、専門学校生であるかもしれませんね。
それぞれのルートには当然メリット・デメリットがあります。
(もちろん、大学中途でも、高卒でもルートはありますが、ここでは省きます)
業界の中の人目線で、それぞれを解説していきたいと思います。

大学を経て入る - 新卒として

大学へ進むのは最も一般的なルートです。
このルートの最大のメリットは『なんとかなる』ことです。
これはどういうことかというと、例えば
新卒採用を行なっているゲーム会社へ一括して応募もできますし
就活競争でうまくいかなかったときに別の一般企業へも応募しやすいですし
あるいは在学中に気が変わって別の業種に進むことも容易です。
人生の選択肢を選び決めるのは簡単なことではありません。
その選択に後悔しないためにも、在学期間をしっかり使うことができます。

なぜあえてこう書いたかというと、
やはり大学4年間で考えが変わる人も多いからですね。
ゲーム会社以外を志望した時に、新卒カードはやはり強いです。

また、大手上場企業は募集要項の上では専門卒・大卒を掲げていても、
実質的な新卒採用では大卒のみを受け付けていることが多いです。

例:任天堂 2019年新卒 大卒79名 専門卒2名
スクウェア・エニックス 総合職は大卒のみ、プランナーやエンジニアなど専門職は大卒・専門卒

ある程度の規模の企業に勤める友人たちに聞いても
『新卒採用では結局大卒のみになってしまう』という結果が多いとのこと。
なぜかというと、これは一般論ですが、採用活動は非常に手間でもあります。
ジョンも多くの方々と面接をしますが、人と人、あるいは
人と会社がマッチングするかは時の運に近いようにも感じています。
ゲーム業界の採用活動は、技術職(スペシャリスト)を採用する意味合いも強く、
人事だけで判断せず、現場の人員が選考に入ることも少なくありません。
ただ、新卒一括採用でもそれを行なっていると現場の負担が大きいため、
人事側で学歴で選考のフィルタがかけられることから
大卒にのみ絞る結果になってしまうようです。
結論として、大手ゲーム会社を志望する人にとっては、技術力よりも
大学で何を学んだか、在学期間に何を行なってきたかという
一般的な人間性を見られることになります。
CMなどで名前の知られている大手企業に入りたいと思う人にとっては、
大学を経て新卒入社のルートがマストと言えるでしょう。
大手企業の面接などで何が行われているかは
一般的な新卒情報サイトに書かれているとおりです。
これは調べれば出てくることなので内容は割愛しますが、
重要なのは会社ごとにも個性があるということです。

大手ゲーム会社の特徴

大手上場企業はパブリッシャーが多いです。
パブリッシャーでは実制作を行う人員は多くなく、
ビジネスとしてどういうゲームを創っていくかを決める企画職
開発したタイトルをどう販売していくかの営業プロモ
IPをどう運用するかといったライツといった人員が多く採用されます。
その場合は、制作能力を採用時点で持っているかよりも、
今後ビジネスをしていく上で優秀な人員であるかのほうが重視されます。
もちろん、パブリッシャーでありながら開発部門を持つ会社も多くあります。
その場合は、その開発部門がどの立ち位置なのかを把握しておきましょう。
子会社化して別組織であるのか、会社内の一部門であるかで
採用も大きく変わってきます。

またこれは余談ですが、大企業では多くの部署があります。
総合職採用であっても、プランナーを志望していたのに、
配属結果、ゲームセンターの店舗運営をやることになった……なんて話も。
これは、この会社がゲームセンターを持っていたから、ではありますが……。

ですが、大手企業は研修も手厚く配置転換も適切に行われますし、
福利厚生や給与などもしっかりしています。
昨今、ゲーム業界にも働き方改革の余波があり、
労働時間も法令遵守するように、各社全力で取り組んでいます。
ジョンも会社で早く帰らせるように言いながら、頑張って帰っています……。
ですので、安定志向の人、また、ライフタイムイベントがある女性には
大学を出て、大手企業への新卒ルートが向いています。

まとめ
・大卒ルートは『大手企業』を狙える
・大卒は応募も多いため競争も激しい
・実制作よりも、営業や運用といった仕事も多い
・制作よりビジネスをしたい人向け

書いていたら長文になってしまいましたが、
これでも書こうと思った内容の1割にも満たないかもしれません。
もちろん、ゲーム業界への入り方は無限にあります。
ですが、正攻法としては、
大学を出て、新卒採用で入るのがまず第一と言えるかもしれません。

ジョンは大手企業にいたこともありますが、
一言で表すととてもいいところでした。
ビジネスがしっかりしていることから会社が安定しており、
勤めている人も優秀で、頭のおかしい人は全くいないのが良かったですね。
新卒の育成役になったこともありましたが、毎年毎年優秀な子が多く、
さすが有名大卒ばかりだなと思いました。
ただ開発よりも営業やライツ、プロモといった間接人員が多くて
開発よりのジョンはあまりノリについていけませんでした……。
あと、情熱を燃やしているタイプの人は少なく、
仕事を仕事として淡々とこなすタイプが多かったので、
なんだかやりごたえがないなあと思った事も多かったですね。

他のルートについては、今後も書いていこうと思います。
また、今回は汎用的な内容を描きましたが、
もうちょっと突っ込んだ内容は、別途書こうかと思います。
業界は広くないため、あまり身バレする事も書けないので……

読んでいただいてありがとうございます。今後も業界のことを書いていきます。スキ・フォロー・シェア・サポート、いずれも歓迎です。静かに喜びます。