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その便利さ、いる?いらない?

このアカウントは「ギャラリーリールのノート」という名称で、ギャラリーリールの店主が管理・運営しています。
ブログやいくつかのSNSではすでにお伝えしているのですが、昨年4月から連載してまいりました「ギャラリーリールのノート vol.1」は、今回の記事でひとまず終了します。
少々インターバル期間を頂きまして、おそらく秋頃になるかと思いますが、「vol.2」として活動は継続してまいります。
再開後も引き続きご愛読頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします!

楽しめるはずの余地として
大切にしたいと思えること


そもそも普段の私なら、あれこれ考える前に無鉄砲に動き出してしまうんですが、すでに2年となったコロナ禍の影響で。移動制限が続く中での連載継続は、考えてから動くためのよい準備期間となりました。
どんな人に?とか、どんなテーマで?とか。ここで話題にしながら整理できたのは、今後のためにはよかったように思います。

※第1回~第9回までの記事、マガジンにまとめました。
よかったら、先にご覧頂けたら嬉しいです ↓

そして第10回、今回のテーマは「どんな状況(場所)で話を聞こう?」です。

「話聞くんだったら、リモートが便利だよ」という声が聞こえてきそう。これもコロナ禍のおかげで、環境が劇的に整いましたよね!

しかしです。前回の記事でも最後に少しふれましたが、移動制限中は活動したくなかったのです。

自分がどんな場面で「その便利さ、ここではいらない」と言いたくなるか?これは、自分の関心の高さをはかるバロメーターのひとつかも。
私の場合は、ここで少し発動したみたい。

このことは、執筆にご協力下さっている方々とともに、ここの連載活動を始めた理由の根幹にも関わってきます。2年前の混乱の中、「不要不急認定」されたものたちの真価について、改めて気づかせてくれたのもまた、コロナ禍なのでした。

便利さと引き換えにするにはあまりに惜しい、楽しめるはずの余地。この連載の場では大切にしたいと思っています。
ここで記事にするのならば、取材活動にまつわる色々を、便利に済ませるどころか、面倒を盛ってでも(?)楽しみつくすつもりで!

「魅力的なひきだし」の持ち主が暮らしている、あるいは活動拠点としているエリアが持つ魅力ごと体感できたら、なんて素敵だろうか。
今ここに至っては、「魅力的なひきだし」を持った方々であれば、やはりコロナ禍を経験したことで、ご自身が拠点とする地元の魅力を様々に再発見されて、ご自身の活動においても、何らかの望ましい影響をそこから得ておられるのではないか。

だから私は、直接会いに行きたい。
ここでは極力、これを絶対条件にしておきたいのです。

取材相手となる方が愛してやまない、お気に入りのお店やスポットで、お話を聞いてみたい。地元の色んなお気に入りの場所を教えてもらって、可能であれば、私もそこを訪ねてみる。
ああ、めちゃくちゃ楽しそうやん…!

聞き手としてのスキルが拙い分を、ロケーションに助けてもらうという目論見もあるのだけれど(笑)

取材を口実に共有させて頂く時間を、取材相手となってくれた方にも楽しんでもらえたら、この上なく嬉しいのだけれど…?
そう考えるのは、ちょっと都合が良すぎるか(汗)
とはいえ、そのための工夫も考えながら進められたら、いいな。

ということで、方向性がおおむね整ったところで「vol.1」の連載は終了です。

ようやく、移動制限もなくなってきましたから。「vol.2」では必ずや「実践編」として連載してゆけますように…!!
秋頃まで、しばしお暇を頂戴いたしますが、引き続きよろしくお願いいたします。

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【つねまつあけみ・プロフィール】
大阪府堺市出身、在住。
2005年、絵本専門のギャラリー「ピクチャーブックギャラリーリール」を開店。2008年、文具だけを使って製本・豆本作りに親しむ紙工作キット「自分でくみたてる本seedbooks」企画、販売開始。2015年からは、情報サイト「関西ウーマン」で「女性におすすめの絵本」というテーマで毎月コラム記事を担当中。お店を始める前は、印刷物を作る仕事をしていました。
https://galleryrire.theshop.jp/


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