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心で感じたままを歌で表現する喜び②

シンガーソングライター
Mariponさんのひきだし(後編)


前回に続き、今回もMaripon☆Love music love green☆さんのエピソードをご紹介します(以下:Maripon☆さん)。彼女は現在、南大阪を中心にシンガーソングライターとして活動しています。

Maripon☆Love music love green☆さん
いつもお店に遊びにいらしてくださいます

家族構成:夫とお子さん2人の、4人暮らし。
活動歴:2014年11月から現在に至る。
音楽以外には:自宅でグリーンを育てること、公園や自然が大好き。

前回の記事では、Maripon☆さんが改めて音楽を始めようと思ったときに、どうしてギターを相棒に選んだのか?と、初めて人前で歌ったときのエピソードについてお伝えしました。
↓前編の記事はこちらからご覧ください。

自分の歌を受け入れてもらえた喜びを得て、ますます夢中になって音楽活動に邁進するMaripon☆さん。ご自身の活動を伝えるブログを開設、ギターの猛特訓を始めて、作詞と作曲にもチャレンジ。いくつかのオリジナル曲が生まれました。

オリジナル曲ができたら、次はこれをしなくっちゃ。
オリジナルCDの制作です。

ということで、3つめのひきだしは…。

初めてご自身の歌と曲とを収録するにあたって、
どんな気持ちで、どんな流れでCDを制作したの?


CDにするということは、自身の歌と曲を収録して、作品として形に残す作業です。ずっと残るものだけに、ライブとはまた違った緊張感を伴います。そのため、CDを作ってみたい気持ちとは裏腹に、自信のなさから「自分なんて」という気持ちも強かったそうです。

気持ちが弱くなってしまったとき、Maripon☆さんがご相談したのは、音楽活動をされている塚原しじみさん。塚原しじみさんは、Maripon☆さんの息子さんが通う園のバスの運転手さんでもありました。
自身をとりまく状況をよく知ってくださっている塚原しじみさんの励ましを得るうちに、作りたいイメージが定まって、気持ちが前を向いたそうです。

気持ちが前を向いたら、もう大丈夫。全力でまっしぐらです。熱々の温度で準備に邁進。そんなMaripon☆さんを技術面でサポートしたのはご主人さん。ご自宅のPCで歌と演奏を収録して、CDのデータが完成。歌詞カードやパッケージはMaripon☆さんの手作りです。
完成する頃には、満たされた気持ちで胸がいっぱいに。「自分を表現したい気持ちのピークを迎えていたように思う」と振り返ってくださいました。

当時の活動からMaripon☆さんが知ったこと。それは、自分を受け入れてもらえている実感が増すにつれ、自然と湧き上がる深い感謝の気持ち。その感情を、歌や演奏に精一杯込めて、誰かに届けたいと願うようになって。
ご自身の活動が「歌うこと」から「自分を表現する場」へと発展していきました。

さて。これからという矢先、Maripon☆さん一家に思ってもみない出来事が舞い降ります。Maripon☆さんの妊娠が判明したのです。

その当時、私も最初お聞きした時、本当に驚きました。Maripon☆さんの困惑も、ひしひしと伝わってきました。というのも、活動を一旦小休止するかどうかだけでなく、ご出産にあたって、ご自身のお体にも不安材料が伴っていたからです。たくさん悩まれて、病院に行くのも辛かったそうです。

診断の内容を受けて「この子はどうしても生まれたがっているんだ」と確信したとき、音楽活動を、一旦スローペースで進めていくことを心のどこかで受け入れる覚悟ができた気がする、とお聞かせくださいました。
これまでも、そうでした。覚悟ができた後のMaripon☆さんは、強く朗らかに前を向いて歩いていける人なのです。

やがて、かわいいかわいい娘さんが生まれて、Maripon☆さん一家はますます幸せなご家族になりましたよ!

それだけではありません。娘さんのご出産は、Maripon☆さん自身にも変化をもたらしました。妊娠を機に、産後のお母さんのために歌う活動にも取り組みました。その後のコロナ禍も試練の時期だったはずですが、インスタライブやYoutubeなどの試みに加え、新たにボイストレーニングにも励んだりと、これまでの流れが小休止したからこそ、ご自身の基盤づくりに集中して意識を向けることができたそうです。

活動を始めて以来、色々な経験をされてきた、Maripon☆さん。
4つめのひきだしは…。

今の心境をふまえつつ
この先どんな活動を展開していきたいですか?


「ずっと音楽で救われてきたから、音楽で恩返しがしたい。周囲に応えたいんです。音楽の力を信じているから、ぶれずに前に進めるって、ようやくスタートラインに立ったような気持ちです。
『そのままで』という曲は、自分自身が励まされる曲です。この曲を必要としてくれる人にどうやって届けていくか、工夫していくのが使命だと思っています。」
今のMaripon☆さんの心境であり、目標でもあるご様子。未来のビジョンをしっかりと見据えて、朗らかに、熱々の温度で話してくださいました。

実はMaripon☆さん。すでに2枚目のCDが完成しているんです。今度はスタジオで収録して、本格仕様で制作されたんですよ。ジャケット写真がとっても素敵。ご主人が撮影したものだそうです。CDの盤面には、ご家族の温かい絆が伝わってくる、ちょっとしたしかけも。
そういうところがMaripon☆さんらしくって、素敵なんです。

どの曲もいいんですよー、おすすめです!!
なお、CDと合わせて配信サービスでも楽しめるそうです。

↓CDの購入はこちらです。

↓配信サービスはこちらです。

ごく最近のMaripon☆さん。今後のご活躍がますます楽しみです!

Maripon☆Love music love green☆ プロフィール
2014年末からギターをはじめ、その半年後にはライブで歌うように。
2016年4月に初めて自分の曲ができる。「そのままで」は、当時3歳だった息子を想ったときのインスピレーションで浮かんだ曲。
その後、初めてのワンマンライブも経験。楽曲を作りながら、南大阪を中心にカフェやイベント、様々なシーンでライブ活動中。
Instagram https://www.instagram.com/maripon4680/

というわけで、いかがでしたでしょうか。読んでくださった方にMaripon☆さんの情熱が少しでも伝わって、これから何か始めてみたい方の励みともなりましたら、とっても嬉しいです。

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【つねまつあけみ・プロフィール】
絵本専門のギャラリー「ギャラリーリール」店主を2005年~。身近な文具だけで豆本作りに親しめるキット商品、「mamenowa」(旧seedbooks)企画を2008年~。情報サイト「関西ウーマン」で絵本紹介コラムを2015年~。絵本が好き。文楽と台湾も好き。着物を楽しむようになって3年目です。
https://galleryrire.theshop.jp/

↓ 店主ブログ用に個人アカウントを作りました。

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