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[motherー私たちはどこから来たのですか? 私たちは誰ですか? 私達はどこに行くの?] 勉強会_1

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南條史生(N&A株式会社代表/森美術館特別顧問)

昨年(2021年)のgallery fuグループ展
[motherー私たちはどこから来たのですか? 私たちは誰ですか? 私達はどこに行くの?]開催のための第一回目の勉強会


南條史生(N&A株式会社代表/森美術館特別顧問)


2020年9月5日(土)19:00-21:00( Zoomにて)


「アート、テクノロジー(森美術館「未来と芸術展」より)」

gallery fu展覧会[motherー私たちはどこから来たのですか? 私たちは誰ですか? 私達はどこに行くの?]開催のきっかけとなった森美術館[未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか](2019年)の企画主旨及び展覧会の作品内容を南條氏からご紹介いただく。
[未来と芸術展]は、テクノロジーそのものを提示することによって、「この先我々はどう生きていくのか?」という問いを発した展覧会である。そのため、アートのみにこだわることなく、科学、技術などジャンルを超え、人間の生活や生き方を変える可能性がある素材(作品)を選んだ。そこには、恐ろしいが、事実こういうことがおこっている(おこるかもしれない)、という影響力のある内容のものを含んでいる、とのことだ。
科学技術の発展に伴い、見えなかったものが見えるようになってきた。今はいろいろなことを考え直さなければいけない時代である(=哲学が必要)、と南條氏は言う。

後半はフリートークとし、
現代のキュレーションの状況、
アートをどう定義するか?
美術館の役割の変化
宗教と美術の関係
女性をはじめとする多様性の捉え方

など多岐に渡る意見交換がおこなわれた。

また第二回目のレクチャーをお願いしている田坂さつき教授(立正大学文学部哲学科)も参加。言葉では語りきれない対話をアートが作品を通して開いてくれるのではないか、とアートに期待を寄せてくれた。

※このレクチャーの際にポール・ゴーギャン作品の邦題でもある
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
という言葉が何回か使われ、それが2021年の展覧会タイトルへと結びついた。


「未来と芸術展」2019.11.19(火)~ 2020.3.29(日)森美術館
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/future_art/