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【超重要!】上がった打率の根拠を探る

売上げというひとつの成果をあげた際、その成果はどのようにして達成されたかという根拠を把握しなければならない、という話

世間では連休中日の土曜日であるが、ここ数ヵ月貯金を盛大に散財した貧乏暇なしな私は出勤している。

今日は元々入っていたいた仕事が延期になったため、急遽日がな一日商売の整理をする予定なのだ。土曜日は基本的に現場仕事はあまり入れないことも多く、静かな事務所で粛々と一人作戦会議をすることが定番なのだが、ここ数ヵ月は土曜日指定の現場が立て続けに入った為に久々に集中した時間となる。

そしてお盆明けからやや停滞気味であった仕事の方が、ありがたいことに少しずつ動き始めている。広告や営業などを強化したこともあり、その成果が芽を出しているようだ。

とはいえ、まだ始めて1ヶ月程度である。そんな短期間で効果が見込める施策などありはしない。予感で終わるかもしれない動きに対して次に何をするべきかを考える。

私もやりがちなのだが、一番マズイのは成果が出たとたん、その成果にしがみつき売上げの根拠を探らないことである。行動を起こすとその結果が現れる、その結果が売上げの向上などの成果であった場合、忙しくなりその忙しさをマネジメントすることが仕事となる。

そうなると、なんで忙しくなったんだっけ?という売上げの根拠がすっぽりと抜け落ち、一過性の忙しさが落ち着いた後、達成した成果の理由がわからずじまいとなり、また振り出しに戻る羽目になるのだ。

重要なのは成果を出すことももちろんだが、その根拠をある程度理解するということになるかと思う。その根拠さえわかれば成果を自在にコントロールでき、再現性をもって次の展開へ進むことができる。

その為にも、今日のような時間を改めて設け、根拠を探るというワンクッションが必要になる。そしてその時間はできるだけ邪魔の入らないまとまった時間である方がいい。

やり始めてみるとわかるのだが、なぜなぜと理由を展開していくとどんどんと深い領域に進んで行く。集中力をキープすることからも細切れの時間では推し進めることはできない。

私の場合、現在地として進行中の施策などの資料を基に、成果の内容や顧客の属性などに理由を付け加えてコピー紙の裏などに手書きで書きなぐるスタイルである。

いわゆるブレインストーミングのようなもので、今わかっている情報を全て書き出し、そこから浮かび上がってきた事実をすくい上げるとでもいおうか、一見落書きのように見える紙の中には、私しか理解できない根拠ができあがるのだ。

ここまでして獲得した根拠らしきものが必ずしも芯を食った理由であるとは限らないが、その積み重ねによって根拠に近づく精度は上がっていくことは間違いない。

だからこそ、成果が出たあとは分析に意識を切り替え、その根拠を捉えることが重要と心得よう。

でも、成果を出して、その成果と格闘し終えると疲労困憊で分析を先延ばしにしてしまうのは私もよ~く理解できる。そういう過去の失敗から、今回は成果の芽が出たかな?という段階での分析である。ここで得た根拠が有益なものであることを願うが、なにより商売のことを考えている時間は至福の時間なのである。

やっぱり土曜日はこうでなくちゃならない。

成果を出すことよりも、その成果の根拠を突き止めなくてはならない

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