石山剛

住宅用ガラス・サッシを扱う(株)イシヤマ代表。同じ境遇の零細企業経営者へ向けて日々の気…

石山剛

住宅用ガラス・サッシを扱う(株)イシヤマ代表。同じ境遇の零細企業経営者へ向けて日々の気づきをつらつらと書いてます。

最近の記事

【営業】スピード違反、仕事の場合は報酬へつながる

「アンタんとこが一番早かったからや」 先日決まった大型案件で責任者の方から言われた選出の理由だ。 その他にも他社と比べて有利な点もあったのかもしれないが、わたしができる唯一の特別な対応として、どこよりも早く動くということを意識した。 わたしの感覚であるが、顧客は待たされると気持ちが萎える。自分が業者から認められていないと感じるのだろう、中にはバカにされているとさえ感じる人もいる。 数多いる顧客の中で優先度が低いと感じ、気持ちが萎えるのだ。 実際にそうした扱いをする会

    • 【成果の時間軸】「じっくり取り組む」のじっくりってどれくらいの時間?

      先週末に同業者の集まりに参加した際のこと、とある社長からこんな話があった。 「あれこれ取り組んでいるんだけどまったく成果が出ないんだよね」 話を詳しく聞くと、売上げを上げるために様々な取り組みをしているもよう。どれも一見成果につながりそうな話なのだが、うまくいかないとなげいている。 たしかに手数は相当なものなのだが、わたしの感覚では、そのなかでも一貫性のあるものだけに絞り、じっくりと取り組むことが重要かと感じてしまった。 このような話をした際に必ずと言っていいほど聞き

      • 【集客】会社の見せ方は意識してますか?

        商売をしていると会社には「こんなお客様が来てほしいな」という理想があると思う。 もしも現状で、やりたくない仕事や面倒なお客様の対応に追われているなら会社の見せ方を工夫する必要があるのだ。 お客様は会社が表現しているあらゆる接点を認識してお問い合わせをしてきているゆえ、招かれざるお客様であってもそれは会社側の責任。 その場合、会社の看板や広告、ホームページなど、こちらが意図して発信している情報を理想的なお客様へ向けて作り込むことが重要で、そこを意識せず表現をしてしまうから

        • 【見える化】「数値」が与える影響を糧にする

          今朝はとても気分がいい。 その理由のひとつがよく眠れたからだ。これは朝起きた感覚ではなく数値としてあらわれたのを確認してのこと。 1ヵ月前から睡眠時につけはじめた指輪型ヘルスデバイスによると8時間も睡眠がとれたうえ、睡眠の質もかなり良かった。 普段睡眠は7時間を目標としているが、実際にはよく眠れても7時間を切る。その上睡眠中に細かく覚醒しているらしく実質6時間も眠れていない。 これはここ1ヶ月のデータであるが、それを考えても昨夜の覚醒無しの8時間睡眠はパーフェクトに近

        【営業】スピード違反、仕事の場合は報酬へつながる

        • 【成果の時間軸】「じっくり取り組む」のじっくりってどれくらいの時間?

        • 【集客】会社の見せ方は意識してますか?

        • 【見える化】「数値」が与える影響を糧にする

          【改善】色々一緒に進めちゃえ、完璧を求めないからできるんです

          最近はやることは相変わらず山積だが、なんとなく全体的に進んでいる。 これはとある時期から意識するようになった、何事も完璧を求めず進めることを重視する、という考え方からきている。 たしかにひとつのタスクを完璧に仕上げるのは気分がいい。精度も高いだろうし、そのタスクをお渡しする人にも迷惑がかからない。 だが人にもよるだろうが時間がかかりすぎる、という点はデメリットではないだろうか? 「丁寧にやっているんだから仕方がない」という声が聞こえてきそうだが、タスクは丁寧にじっくり

          【改善】色々一緒に進めちゃえ、完璧を求めないからできるんです

          【戦略思考】売上げのつくり方、その月商の内訳は?

          ここ最近はウェブサイトのリニューアルに伴い、「既存事業の再定義」というのがわたしのアタマの中を占拠している。 事業の中で、何をどのようにしてだれに売るか?、などを改めて考える作業は中々に奥が深い。 このような発想はできるかぎり時間を設けてじっくりと深掘りし、設計していくことをお勧めするが、その発想の深掘りに少し飽きてしまったわたしは、他の視点から事業を考えることにした。 シンプルに「毎月いくら売り上げたいか?」を想像して、そこから内訳を考える、という方法に変えてみたのだ

          【戦略思考】売上げのつくり方、その月商の内訳は?

          【note】そろそろ「目的」を持って書くことにしよう

          先週のコンサルティングから話が派生して、このnoteを一新するかもしれない展開になってきた。 2020年8月から毎日投稿しているこのnoteは一応、零細企業の経営者に向けて、というテーマであるが、今に至るまではわたしの「文章を書く」という意味での鍛錬の場であった。 意識して文章を書いたこともなかったし、日々文章に触れるとしたらメールやLINE程度。不特定多数の方へ向けて文章を書くなど考えたこともなかった。 この3年半は試行錯誤というより、まずは文章を書けるようになるとい

          【note】そろそろ「目的」を持って書くことにしよう

          【人間ドック】健康を嫌でも考えさせられる1日

          今日は午前中の仕事は休んで「人間ドック」を受診する。 去年に引き続き2度目のドックになるが、前回一部の項目で引っかかってしまったこともあり、1年間カラダにはそれなりに気を使ってきたつもりだ。 だが、年齢が年齢のため、この先はカラダの不調といたちごっこのように、不調→改善を繰り返し、歳をとっていくのだろう。 人間ドックを受けて思うのは、やはり否応なしに健康を意識させられるということで、診断結果によっては生活スタイルが大きく変わることだってある。 わたしは長生きしたい、と

          【人間ドック】健康を嫌でも考えさせられる1日

          【トラブル上等!】問題は起こる、肝心なのはそのときどう向き合うか?

          先日の工事でのこと。 難易度はそこまで高くなかったがトラブルが発生した。 事前の準備も万端だったし、なんならその日作業にあたっていた職人のレベルも申し分なかった。でもトラブルは起きたのだ。 現場は一瞬凍りつき、久しぶりに頭が真っ白になってしまった。 わたしはすぐにどう対処すべきかを職人と相談し、できる処置を施すよう指示をした。 時間は戻らないし、やってしまったことは仕方がない。そこを悲観したところで何も改善はしないのだから、あとはどうしたらその場がおさまるかを意識す

          【トラブル上等!】問題は起こる、肝心なのはそのときどう向き合うか?

          【商売】「どういう稼ぎ方をしたいか」その答えをもっているだろうか?

          先日とある現場で協力業者と世間話をしていた際、思わぬ共通の知り合いがいることが判明。 その方は業界ではある種の有名人で、わたしも何度かお目にかかったことがあった。 その方の評判はさておき、業者は業界においてこんな儲け方をしている人がいる、という事例としてその方の商売の方法を教えてくれたのだが、私が聞いていた話と業者の話を合わせると、ひとつの残念な事実が浮かび上がってきたのである。 それは集客に相当な資金を投じて市場を独占し、その仕事をかなり安く業者にやらせるという古いや

          【商売】「どういう稼ぎ方をしたいか」その答えをもっているだろうか?

          【息抜き】仕事のことをまったく忘れる1日がその後の英気を養ってくれる

          今朝は寝不足の久々の二日酔いでの投稿。 普段、健康のため飲酒はなるべく控えているのだが、最近は条件付きで解禁している。 昨夜はその解禁日であったが、気を緩め過ぎたせいか遅くまで飲みすぎてしまった。 昨日の夕方から箱根にきている。 去年から恒例化しつつある、中学の同級生数人との一泊二日の旅行ということで、今週は仕事も調整し、夕方からロマンスカーに乗るや否や、わたしはスマホの電源を切った。 初夏を思わせるような晴天に恵まれロマンスカーは満席であったが、席に着いたわたしは

          【息抜き】仕事のことをまったく忘れる1日がその後の英気を養ってくれる

          【勝ち筋】自社の本命はなんですか?

          「商売の再定義」をウェブサイトのリニューアルに伴い考えている。 そこで明確にする必要があるのが、「どの商品によってだれに価値を届けたいか?」という点。 どこの会社にも本命と位置付ける商品があり、その商品を数多く売ることができれば理想的な売上げを上げることができるだろう。 しかしながら小さい会社では、そもそも何を売りたいかが明確になっていないケースが多いように感じる。 商品のラインナップには利益率の高いものから低いものがあると思う。本命の利益率の高い商品を売るための導線

          【勝ち筋】自社の本命はなんですか?

          【リサーチ力】顧客は年々進化する、自社はそれを自覚せよ!

          目下、自社ウェブサイトのリニューアル作業中。 その中で「自社のターゲットを再定義する」というのがひとつのテーマなのだが、自社が定めたターゲットの顧客層は更新されているだろうか? 先日もとある問合せ先に出向いたときに、高齢のお客様がネットで収集したであろう資料を見せてくれ、少し面食らったことがあった。 そのリサーチ力はわたしが想像していた以上のものであったし、なんならわたしのとのやり取りをその場で調べてより打ち合わせの理解度を深めていたほどだ。 数年前にウェブサイトを更

          【リサーチ力】顧客は年々進化する、自社はそれを自覚せよ!

          【成約数】ひと月一件の仕事で会社がまわる、それが理想かも

          ここ最近の働き方を見直すため、現状分析をしている。 年間の売上げにバラつきがあり、月単位だと飛びぬけていい月もあれば赤字の月もある、といった具合。 1年間で赤字でなければ問題ないのだが、2年前は数年ぶりの赤字。前年度もギリギリの赤字、という不甲斐ない結果に着地した。 「忙しい、忙しい」とさわいでも、結果的に赤字であれば、その忙しさを疑った方がいい。成果につながらない忙しさほど虚しいものもないし、特別な理由がなければ単なる徒労なのだ。 そこで現状分析だが、今の忙しさを構

          【成約数】ひと月一件の仕事で会社がまわる、それが理想かも

          【ぶっ壊せ!】金銭感覚はマヒさせたもん勝ち

          業種、業態、会社の規模にもよるが、そのむかし弊社にとっては「100万円の仕事」というのがひとつの目標であった。 当時は見積りでさえ100万円を計上する案件は珍しく、たまに積算をして合計金額が100万円以上になると期待に胸がふくらんだ。 見積り上での100万円は、その仕事を受注できたわけではないので、現実には平均10万円前後、たまに50万円程度の仕事をこなしながらなんとか食いつないでいた。 そんな世界観である。 そのうち「ウチの会社に100万円の仕事なんて依頼されないだ

          【ぶっ壊せ!】金銭感覚はマヒさせたもん勝ち

          【ガマン!】その欲しい仕事は身の丈に合っているか?

          最近ありがたいことに色々な仕事の話が持ち上がる。 そのすべてが受注につながるわけではないが、その多数の仕事の中で何を重視して選別すればよいかを考える。 先日も額面だけ見ればおもわず「おおッ!」と声が漏れそうな案件の話を相談されたが、興奮する気持ちをおさえてお断りした。 内容を精査した結果、弊社で工事するには少し不安要素がぬぐえなかったからだ。 以前のように売上げに乏しく、高額案件に恵まれなかった時期においては下心だけでそうした案件に手を伸ばそうとギリギリまで迷っていた

          【ガマン!】その欲しい仕事は身の丈に合っているか?