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売上げを伸ばすにはまとまった時間が必要だ

現状よりさらに売上げを伸ばそうと思うなら、まずはじめにまとまった時間を確保することがマストである、という話

昨日の投稿で業務委託について記述した。

実際に委託している業務内容のほとんどはある時期まで自社、もしくは私自身で行っていた。それも当時は資金の余裕がなかったこともあり、土日祝日を利用してそれらの業務を処理していたのだ。ほとんど休みなく働いているわりに経営は一向に良くならず体ばかり忙しく出口の見えないトンネルをひたすら歩いているような感覚で当時は絶望感と焦燥感が常につきまとっていた。

今考えると当たり前だろ、と当時の自分にツッコミを入れてやりたくなるのだが、忙しく働いていようが、睡眠時間を削っていようが、その内容が「業務」または「作業」の類であれば一生負のループからは抜け出せない。

その仕事内容の中に1ミリも経営の改善につながるタスクが含まれていないのだからやればやるほど疲弊するだけの話なのだ。

では、何をすればいいのかということだが、その逆のことをすればいいのだ。つまり、「業務」「作業」と分類されることを極力他の人間に任せて自分は空いた時間で「どうすればいいのか」を徹底して考える。

この「どうすればいいのか」を考える、という行為そのものが経営者の役割りであり、本質だと思うのだ。

であるからして、他人でもできる仕事を抱えて忙しいと嘆くのはストレートに言えば経営者としての仕事をサボっていると同じ意味なのだ。

「こんなに働いているのにサボっているとはあんまりだ!」と怒る気持ちも分からなくはないが、本来の役割を全うできていない時点で存在意義すら怪しいところなのである。

極論を言えば、経営者自身が貪るように睡眠をとり、暇そうにしていても会社が進むべく方向に向かい、社会に価値提供ができていればなんら問題はない。

とはいえ現状のムダに多忙を極めた日常の隙間時間で考えろ、というのは無理がある。考える行為は後回しにしてまずは自分の体がどうしたら空くかを意識すると、人に任せる仕事は一つや二つ思いつくのではないだろうか。資金が乏しくとも今は様々なアウトソーシング先が低料金で利用できる。

私がまずはじめに実行したのが電話代行の会社を取り入れるということだったのだが、月額5,000円程度で無駄な電話対応から解放された。その他にもランサーズhttps://www.lancers.jp/をはじめ、利用できるアウトソーシングサービスを低料金で使い倒し、およそ月額30,000円程度で土日祝日を確保することに成功した。当時その30,000円は私の自費で賄っていたのだが、時間ができたことによって享受できる価値はその金額の何倍にもなることを後に知ることになるのだ。

その後も得た利益はできる限りアウトソーシングサービスに突っ込むことでまとまった時間を確保し、その時間を会社の立て直しに一点集中して今がある。

深い考察や、探究には細切れの時間では限界がある。ある程度まとまった時間で集中し、没頭する必要があるのだ。

まずは日常的に毎日1時間の自由な時間を確保することを目指す。1日1時間、1年で365時間考えればどんな難題もクリアできるような気にならないだろうか。まとまった時間は必ず成果につながる、そのうち確保しようなんて考えずに、今日から何を任せたら時間ができるか意識して実行しよう。

努めて第二領域の時間を確保できなければ、永久に事態は好転しないと心得よう



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