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【成約数】ひと月一件の仕事で会社がまわる、それが理想かも

商売において、理想の月商をいくつの仕事で構成するか。極論は月商分の売上げを一件の仕事で達成してしまうことかも、という話

ここ最近の働き方を見直すため、現状分析をしている。

年間の売上げにバラつきがあり、月単位だと飛びぬけていい月もあれば赤字の月もある、といった具合。

1年間で赤字でなければ問題ないのだが、2年前は数年ぶりの赤字。前年度もギリギリの赤字、という不甲斐ない結果に着地した。



「忙しい、忙しい」とさわいでも、結果的に赤字であれば、その忙しさを疑った方がいい。成果につながらない忙しさほど虚しいものもないし、特別な理由がなければ単なる徒労なのだ。

そこで現状分析だが、今の忙しさを構成する「案件数」「工数」などの項目でそれぞれの取引先にかかる1件あたりの単価を割り出してみる。



ようは、相手先ごとに毎月どれだけの仕事をいただいていて、その仕事は面倒なのかラクなのか、を判断する。

ザックリとそんな表を作ってみると、時間をかけ準備させられる割りに成約につながらない相手先や、たいして儲からない仕事ばかりの相手先など、時間泥棒といいたくなるような事案が浮かび上がってくる。



究極を言えば一発で月商レベルの売上げに相当し、難易度も許容範囲という仕事。

1ヶ月かけて集中して取り組めばいいし、他がない分気楽でいい。

現実にはむずかしい話であるが、それでもその究極に近づけることで、時間に余裕を持ちながらしっかりと必要な売上げを獲得することは夢ではない。



わたしにも経験があるが、売上げがなくなってしまう不安から顧客先を増やし続け、忙しいことでその不安から解放されたような気分になる。

確かに忙しければそれなりに売上げは立つが、実はその労力に儲けが比例していないことはよくある話なのだ。



検証をする時間すら捻出できず、ただひたすらに目の前の仕事をさばき、儲けはあとからついてくると妄信するのは消耗し、そのうち倒れる。

であるならば、簡単に月に必要な利益と案件数のさかいに線引きをする。仮に月に必要な利益が100万円ならまずはその100万円を確保するのが先決だ。一撃100万でもいいし、10万円×10件でもいい。



それにはどの顧客が相応か、どの顧客がそのポテンシャルを持っているか、という仮説検証をしてみよう。あきらかに該当しない取引先は距離を置くか、他社に紹介するなどして切り離す。

それを繰り返していくと、顧客数は減るが、ムダな仕事が発生しにくい濃い見込み客のみのネットワークができあがる。



弊社も何度となくこれを繰り返してきたが、また新陳代謝の時期にきているようだ。よーく考えて質のいい脱皮を目指したい。

爆走する時期も大事だが、その先は分析からの効率が必要になる


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