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【まずはやってみよう】諦めるのはまだ早い、成果は出るまで試せばいい

商売において、成果を出すための方法は世の中に沢山あるが、自社で成果を出すことができない。それって試行回数が少ないんじゃ?という話

「ダマされた」「この本はウソばっかりだ」「あいつの話は信用するな」などなど、いわゆる「成果が出る」と謳った情報に群がり、その通りに実践したがまったく成果がでなかった、という人がもらすセリフである。



確かに、世の中で出回っている情報は少々盛っていることも多いし、表面ではわからない裏事情などのカラクリがあったりする。

ただ、それらの情報のすべてが“ウソ”か?といえば一概にはそうと言い切れない。



例えばわたしのまわりで以前あった話だが、とある小さな会社の社長が売上増加と会社の認知度アップを狙いチラシをまいた。

1年で数回まいた結果、まったく状況は変わらなかったらしい。そこに使った労力と広告費を「ムダだった」と判断していたが、そう決めつけるのは少し早いと思うのだ。



とある本の著者の講演会でチラシの効果を知ったらしいのだが、年に数回で思うような成果が出せれるようになるわけではない。

世の中の成果が出るとされる法則は必ずしも自社のケースに100%当てはまるものではない。そこは基本となるベースのみを参考にして、あとは何度も試しながら自社仕様に合わせていく必要があると思うのだ。



いわゆるPDCAをまわす、ということだが、年に数回の試行回数は判断するどころかまだ何も始まっていないレベルと言っていいだろう。

初心者が業者に依頼してチラシをまき始めたまではいい、ただようやくゼロから起ち上がりはじめた販促プロジェクトを数回で結果を出そうなんて考えが甘いと思った方がいい。



それまでの労力や広告費はもったいなかったと思ってしまうだろうが、それはその時点でやめてしまうから思うことであって、それを失敗のケーススタディと捉えれば価値のある失敗という材料に変わる。

成果を出すにあたって、まったくムダや失敗のなかった例は皆無であるように、何か新しい試みを進める際の成果までの道のりは紆余曲折が当たり前である。



そして時間軸にして一定の成果まで数年は覚悟しておく必要があるのを考えれば、1年でしかも数回、という行動は助走まえのストレッチぐらいの感覚なのだ。

まずやってみよう精神で行動を起こしたまではいい、そこから求められるのはどれだけ我慢して成果までの道を地道に歩めるか?という点にあると思う。

成果までのプロセスを長めに、そして厳しめに考える。成果が見えないのはやるべき課題が多いという喜ばしい状況である


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