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カリスマバンド・NUMBER GIRL(ナンバーガール)の凄さとおすすめ曲。

はじめに


 こんにちは。がくよむライターのねもです。この記事では、みなさんの”おうち時間”の鬱憤を吹き飛ばすこと間違いなしのカリスマ的オルタナロックバンド・NUMBER GIRL(ナンバーガール)をご紹介します!スッキリしたい時に聴きたい曲をまとめたプレイリストもご用意しているので、おうち時間でストレスを抱えている方にとって素敵な音楽ライフの参考になれば、と思います。


NUMBER GIRL(ナンバーガール)とは


 かつて、1995年に突如日本のロックシーンに出現し一大旋風を巻き起こした福岡・博多発のオルタナロックバンド、NUMBER GIRL(ナンバーガール:通称ナンバガ)。「売れる売れない?二の次・・・恰好のよろしい歌ば作り、聴いてもらえりゃ、万々歳(解散ライブでのボーカル向井秀徳のMCより引用)」な傾奇者の4人組。求道する修行僧のように自分たちのロックに向き合う彼らの圧倒的な熱量と鋭さを伴った音楽は、2002年の解散までの7年の間におこなったお遍路のように過酷な11回ものライブ・ツアーで日本中のロックファンを虜にしました。若き日に彼らのカリスマ性に魅了されたミュージシャンは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやくるり、凛として時雨、宮藤官九郎、星野源、そして同郷の椎名林檎など数知れず。NUMBER GIRLはまさに、日本ロック史に残る伝説のオルタナロックバンドなのです。 
 長らく解散状態が続いてきましたが、音楽業界内外での”布教活動”の甲斐もあって年々ファン層を拡大しつづけ、遂に2019年に突如再結成を発表。ナンバガの伝説は今日も生き続けているのです!

NUMBER GIRL の魅力とは


 強烈な8ビートに驚くほどの手数を詰め込むアヒト・イナザワ、どこまでもまっすぐなベースでバンドを貫く中尾憲太郎、大人しい見た目とは裏腹に感情むき出しの荒れ狂うリードギターを奏でる田淵ひさ子、そして鋼鉄のように鋭いバッキング・ギターを奏でながら魂の叫びを上げるボーカル向井秀徳。…この4人が織りなす圧倒的な熱量と衝動を掻き立てる勢い、そしてどのバンドも敵わない日本刀のような鋭さをもった演奏が、ナンバガの魅力です。
 ナンバガの音楽はライブでこそ光ります。超満員のライブハウスのフロアで沸騰する聴衆の一人一人に突き刺さるような彼らのライブ演奏はたくさん音源化されているので、Apple MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスやCDレンタルなどで楽しむことができます。
 初めてナンバガのライブ音源を聴いた人は、きっと驚くことでしょう。試しに一曲、聴いてみてください。

 いかがでしょうか?
 猛烈に畳みかけてくるドラム、抉るようにゴリゴリのベース、刃物のように鋭利な「ガヂャガヂャガヂャッ!!!!」としたギター、絶叫するボーカル・・・「なんじゃこりゃ?!」とお思いになった方もいらっしゃるかもしれませんね。筆者も初めてナンバガを聴いた中学2年生の時はそうでした。しかし何度も聴くうちに、気づけばこの熱量と鋭さが頭の中のモヤモヤを一掃する爽快感の虜になってしまうのです。まさに聴く麻薬。ナンバガの魅力は、かくも恐ろしく、素晴らしいものなのです。

頭の中をスッキリさせたい時はこれを聴け!NUMBER GIRLの【ブチ上げ曲】7選プレイリスト


 最後に、筆者が独断と偏見で選んだ【ブチ上げ曲】のプレイリストをお届けします。不安や後悔のせいでモヤモヤしてしまう時や何となくリフレッシュしたい時に、是非とも聴いてください。ナンバガの音楽が、あなたの鬱屈とした気持ちを徹底的に叩き斬ってくれるはずです!


1.SAMURAI:向井秀徳さんの独特のMCから始まる一曲。自然と頭を振ってしまうタイプの典型的な”ブチ上げ曲”です。

2.鉄風 鋭くなって:ナンバガのライブでは絶対に演奏される曲です。いかにもナンバガらしい熱量と鋭さをご堪能ください!

3.TATOOあり:中盤のギターソロで田淵ひさ子さんが覚醒する曲です。大人しそうで可愛らしい方が弾いているとは思えないほど、直情的で荒々しく、最高にカッコ良いギターソロはまさに圧巻!

4.透明少女:夏の到来と同時に突然現れた少女との出会いの衝撃を歌った、いちばん有名な曲です。目を閉じてこの曲を聴くだけで、アスファルトが焼けるような真夏の炎天下を疾走しているかのような高揚感と爽快感に包まれます。

5.水色革命:青春時代の夏のある日に見かけた少女への一瞬のときめきを”革命”と称して歌った一曲。「幻の水色ガールの笑顔は意識のむこうに 遠く 飛んでいった そのあとは夢かもね」という歌詞の最後の一節が印象的です。
強いストロークで掻き鳴らされるギターの音色が爽やかさと切なさを醸し出します。

6.裸足の季節:20世紀末の夏に躍動する少女のきらめきを歌った一曲。

”夏と少女”をテーマにした透明少女⇒水色革命⇒裸足の季節 の三曲を通して聴いているだけで、酷暑の夏を一気に駆け抜けたような気分になります。

7.OMOIDE IN MY HEAD:タイトルの通り、頭の中の思い出を歌った曲。戻れない日々への憧憬をも、ぶった斬ります。この曲を聴き終える頃には、悩みや不安を綺麗さっぱり断ち切り、過去を振り返らずにただひたすら前を向いているあなたがそこにいるはずです。

 記事を書きながら、筆者もプレイリストを通して聴いてみました。たった7曲聴くだけで頭の中にあった不安や後悔が一掃されて自然と前向きな気持ちになっている自分がいることに驚いています。鬱屈とした時代だからこそ、この衝撃的な爽快感を是非とも皆さんにも味わっていただきたいですね。

この記事とプレイリストが、あなたの良いリフレッシュと新たなスタートに繋がってくれたらいいな、と思っています。


情報出典 :ナンバーガール・オフィシャルサイト「狂う目」
歌詞等出典:Uta-Net 「NUMBER GIRL 歌詞一覧」
プレイリスト引用:Spotify


〈文・ねも〉

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