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Return to Play!ハムストリングス損傷からの復帰テスト!Askling H-test!!

はじめに

今回はハムストリングスの肉離れからスポーツ復帰できるかどうか判断するテストを紹介します。

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以前のブログではハムストリングス損傷の予防方法を書いています。
興味がある方はどうぞ!


ハムストリングスの肉離れは好発で、再発しやすいということです。
リハビリ後の再発率は約20%と言われています。
よく、筋肉系のケガはクセになりやすいと言われますが、意外と正解ですね。

再発率を下げるためにはリハビリやトレーニングが重要です。

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リハビリやトレーニングの後、いつ復帰するか判断が必要となります。

そこで今回紹介するテストは『Askling H-test』です。

テスト方法

そこで、今回紹介するのは『Askling H-test』です。
このテストは2010年に報告されたテストです。

2013年と2014年のこのテストを用いた再発率は3.6%と1.6%と報告されています。

2016年のレビューでもこのテストは有望なツールであると述べられています。

簡便で、そこまで道具を必要としません。(正確にテストを実施するには少し道具が必要ですが、、、)

固定

準備するものは、ベッド、ニーブレイス(膝が曲がらないように固定する道具)、ベルト(体幹と健足を固定するため)です。

写真では、リハビリで使用するTilting tableを使用してます。

開始肢位

膝を伸ばしたまま、できるだけ速く3回足を挙げます。
足を挙げる角度は他動でのSLR(膝伸展位での股関節屈曲)に近い角度です。

テスト


その際に、ハムストリングスに痛みや不安感があるかをチェックします。
痛みや不安感がなければ復帰可能です。

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上図のように膝が曲がらないこと、体幹と反対側の足が動かないように注意して行えば正確ではありませんが、スポーツ現場でも使用できます!

まとめ

・ハムストリングスの肉離れは再発しやすい

・スポーツ復帰するかのテストは『Askling H-test』

復帰直前のテスト

・リハビリやトレーニングも大事

ぜひ使用してみてください!!!


参考文献

Askling CM, Nilsson J, Thorstensson A. A new hamstring test to complement the clinical examination before return to sport after injury. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2010;18(12):1798–1803. doi: 10.1007/s00167-010-1265-3.

Nick van der Horst,Sander van de Hoef,Gustaaf Reurink,Bionka Huisstede,Frank Backx. Return to Play After Hamstring Injuries: A Qualitative Systematic Review of Definitions and Criteria. Sports Med (2016) 46:899–912.DOI 10.1007/s40279-015-0468-7

Askling CM, Nilsson J, Thorstensson A. Acute hamstring injuries in Swedish elite football: a prospective randomised controlled clinical trial comparing two rehabilitation protocols. Br J Sports Med 2013;47:953–959. doi:10.1136/bjsports-2013-092676

Askling CM, et al. Acute hamstring injuries in Swedish elite sprinters and jumpers: a prospective randomised controlled clinical trial comparing two rehabilitation protocols.Br J Sports Med 2014;48:532–539. doi:10.1136/bjsports-2013-093214

                        理学療法士 稲吉直哉

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