見出し画像

アゾフスタリ製鉄所と上野戦争

こんにちは文系の王です!

今回は歴史から現代の諸問題をみる
ということで、ウクライナ問題と
上野戦争を関連させて考察していきたいと思います。
(記事執筆日時 2022年4月22日)

アゾフスタリ製鉄所とは

ウクライナ東部のマリウポリでは
ウクライナ側の最後の砦として
アゾフスタリ製鉄所というところがあります。

現在は、ウクライナ側のアゾフ連隊が拠点としていますが、子供を含めた一般人も多く非難していると報じられています。

アゾフスタリ製鉄所の構造
→地下に広がっているため防衛陣地としては
 非常に堅固な構造になっている。
 欧州最大級の製鉄所で食料や水の備蓄も豊富

 大戦末期の沖縄のように、トンネルで各地と
 つながっているらしく攻略は非常に困難と
 予測されています。

上野戦争の戦略

上野戦争とは
→1868年江戸開城後、旧幕臣が江戸の
 寛永寺に立てこもり、官軍に反抗した事件。

この際、官軍側の指揮官は大村益次郎 でした!!
(村田蔵六とも)

彼は戦術の天才としても知られていて、
維新の際は兵部大輔としてフランス式軍制を
採用しており、近代軍制の創始者とも
呼ばれています。

軍事作戦を行う際は、基本的に
相手を必死にしてはいけません

そう聞くと「なんでぇ」と驚かれる方も
いるかもしれませんが、考えてみてください

降伏しても許されそうにない展開で、
完全に包囲されたとします。

その場合、活路を見出すため死に物狂いで
抗戦するのではないでしょうか?

大村益次郎もこの軍事の初歩を理解していたため
上野戦争の際は、

北西→ 長州の一般兵
西 → 佐賀の砲兵
南 → 薩摩の一般兵(主力)
を配置しました。

圧倒的兵力で包囲しせん滅することもできましたが、北東にあえて隙を見せ、敵を敗走させ
わずか一日で勝利を収めました。

現在のロシアの戦略

現在のロシアは、映像を見た限りですと、
軍事系の大臣の進言をプーチン大統領が
受け入れず、プーチン氏がやりたい放題
やっているという印象です。

アゾフスタリ製鉄所においても、

「ハエ一匹通れぬようこの工場地帯を封鎖せよ。」

とプーチン氏は発言し、
徹底包囲の方針を固めました。

プーチン大統領もロシアのスパイ組織に
所属していた経験があるため、
軍事の素人ではないですが、この方針に
はたして意味でもあるのでしょうか??

さきほど説明したように、兵は必死の状態に
なると全力で抗戦するため、攻める側も
甚大な被害をだしてしまいます。

また、ウクライナにはほかにも
残存勢力がいるため、マリウポリを
見放すはずがありません。

その場合、
包囲するものは包囲される

という軍事の原則の通り、
今度は、製鉄所内の兵力と、
外部から来た兵力に挟み撃ちにされてしまいます。

もちろん、勝つか負けるかでいうと
ロシア側が圧倒的に優勢なのは
いうまでもありません。

しかし、ロシア側はマリウポリでの
「勝ち方」にそこまでこだわる必要が
あるのでしょうか?

もっとはっきりいうならば、
軍の上部やプーチン大統領が、
威信を取り戻すため、
勝ち方にこだわっているようにしかみえません。

いずれにせよ、
この紛争の落としどころをどこにもっていくのか、今後の情勢にも注視していきたいと思います。

さいごまで読んでいただきありがとうございました!

以下の記事もおすすめ


よろしければサポートお願いします!!! いただいたお金は、飲み物や新しい日本史か 英語の本を買うのに使用させていただきます。 少しでもいただけたら本当に本当に助かります😭😭😭いつも読んでいただきありがとうございます♪