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バンドっていいよね!?

ライブ配信って知ってる?
もう馴染みのある単語になったのかな
コロナは世界にもの凄い影響を与えたけど
音楽業界にとっても大きな試練の時だったよね

そこが本題じゃないから詳細は省くけど
プロやアマチュアのミュージシャンは
今までみたいにお客さんを呼べなくて
ライブ配信って形が浸透してきた訳だよね

こっからはオレの話なんだけど
12月にライブ配信をやる事になったんだ
中野サンプラザの地下から配信するんだけど
その為に今回はバンドを組む事になってさ

で、めちゃテンションが上がってるんだ
普段やんない連絡係とか進んでやっちゃうよw

オレは月イチくらいでライブをやってて
普段は1人でステージに立って歌ってるんだ
でも、一緒に出てるバンドの音を聴くとさ
やっぱ生の演奏っていいよねーーって思う

ベースが胸から腹にズシーンと来てさ
ドラムのキックが体を揺らす感じ?
これがライブの醍醐味だ!!って感じる
もちろん他の楽器で泣けちゃったり
生歌で鳥肌立っちゃうとかもう最高だよね!!

とにかくさ、その時シンプルに


羨ましいー!


って思っちゃう

じゃあバンド組めばいいじゃん
って思うんだけど、やっぱためらっちゃう
まずね、スケジュール調整が超面倒
あと、メンバー全員の意見をまとめるのが大変
何事もサクッと決まんないワケよ

いや、好きでやってんなら
そんくらいやれるでしょ、って思った?
まぁもちろん成立させてる人達もいるしね
うまくいってるとこもそりゃあるよ

でもね、本当にさ
マジでマンガみたいなトラブル起きるんだよ
マジでモメるからね

最初はいいのよ
みんな遠慮してるし
いい意味で牽制し合ってるからさ

でも1年も経ったらもう大変よ?
エゴ、自我、キャラ
出まくって出まくってもうまとめらんないよ

性格が合うとか合わないとかもそうだけど
音楽性やバンドの方向性での好き嫌いも出てくる
最初は我慢できるレベルだったのが
少しずつ少しずつ許せなくなってきて
大きな溝になっていくのよ

もうね、錯覚するよ


何?此処は会社なん?


ってね

バンドは家族だって言う人もいるけどね

ホント、趣味に留めておくならまだいい
ちょっと本気になっちゃったりして
ギャラとか絡んできたらもう大変よ
ホンの少しのミスジャッジが命取り
2度と顔合わせなくなるケースも珍しくない

とまぁネガティブな事ばかり言ってきたけど
それはバンドだけに言える事じゃないよね
部活やサークルでも(会社でも)似た様な事はある
それは重々承知の上でやっていくんだけどさ

話は戻って、
ライブ配信のためのメンバーを集めて
今から、さぁ曲を決めようか!ってフェーズなんだ
今が一番楽しい時かもしれないね

まぁ仮にねモメたとしても
上手くやってくつもりだけどさ

ふと、昔読んだマンガを思い出した
TO-Y(トーイ)っていう上條淳士さんの作品で
バンドマンやアイドルの葛藤が描かれていて
かなり深いテーマで掘り下げられていた
30年くらい前なのに今も全然通じるものがあって
音楽マンガの名作のひとつだと思ってる
(絵もめちゃくちゃカッコいい!!)

主人公はもともとパンクバンドをやってて
アイドルのバックバンドを経由した後に
ソロデビューしてその名を轟かせていくが…
という感じのストーリーなんだけど

劇中クライマックスで主人公が言ったセリフが


「やっぱバンドっていいね」


なんだよね

うん、わかる
けどキミは1人になったんだよね
その理由がキミにはあったんだよね?

そう主人公に言いたい
オレも今後バンドを組む事はないと思う
1人でやった方がいいと思って決断したんだから

こういう話をしていたら同僚に


「離婚の話っすか?」


と、言われたw

うん、でもニュアンスは近しいかもね
そんな話だよ
またね



小学館の公式で「TO-Y」の試し読みやってたわ

https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=4831

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