見出し画像

【ポコチャ】育て直し

※この記事は有料設定ですが、購入をせずにほぼ全文を読めます。
購入で読めるようになる部分には、お礼の一言が書かれているのみです。


ポコチャは、毎日何時間も同じ人と一緒に過ごすことになるアプリです。

もちろん、違う使い方も出来ますが。

なんせ、そんなアプリなので大の大人が育てなおしをしてもらえるアプリでもあります。

親からも、学校の先輩からも、会社の上司からも得られなかったものが、ポコチャであれば得られることだってあります。

自分の居場所がない。形式上はあっても、心から落ち着くことができない。本質的な繋がりを知らないから、表面上のベタベタした付き合いになってしまう。

そのような関係性を求めれば、当然、本質的な繋がりを知っている人は遠ざかり、そうではない人と繋がる。

無暗に、相手に相談事をしてみたり。無暗に相手に要求してみたり。その行動が受け入れられなければ拒絶されたとみなして取り乱してみたり。

友達のいない者と友達のいない者が同じ場所に集まる。そしていつまでも友達になれずに過ごす。

何かあっても友達の機能は発揮せず。むしろ何かあれば利用するだけして、それなのに良い顔をしようとする。

本来、コミュニティにトラブルが起きれば絆は深まるところ、そんなことにはならず、容易に確執が生まれる。

そんなコミュニティに存在している唯一の機能といえば、遠くから一見さんが見れば、なんとなくコミュニティに見えるなあといった程度の機能しかない。

この世のどこにも拠り所をもてず、人との繋がりももてないのなら、何者かになってみようと、自分に肩書を付けだす。

その肩書は自分でつけたものではない。世間の何者かが『お友達のいない人は、この肩書で生きていってください、色々と誤魔化せるので友達ができますよ、友達がいるように見えますよ』と風潮した肩書です。

その肩書を武器に戦ってみたところで、またもや同じ構図に。構ってくれるのは友達のいない者か、自分のことを”使ってくれる”人だけです。

しかし!
ポコチャがあれば救われる可能性が十分にあります。一人のライバーさんが、自分のアイテムやコメントに永遠に反応してくれます。

自分の名前を一日に何十回も呼んでくれる。
自分の言動に画面越しに反応してくれる。
適切な行動には報酬をくれて、不適切な行動には報酬をくれない。
そんなことを一年中、一日何時間もやってくれる。

これは、親がやってくれることですwww

それなのに、画面越しに出会った、それまで見ず知らずの他人がやってくれます。

そんなことをやってもらったら、もう満足するはずです。もう、自分は一生分、人に構ってもらった。だからもう、自分は満足だ。

もう、この世界に自分の居場所が存在したことはハッキリと自覚できた。

いや、この世界に自分というものが存在していることがハッキリと自覚できた。

そうやって、育てなおしは完了を迎えます。


これは、ポコチャの中で通用するリスナーとして育て上げられるだけではなく、ポコチャ外でも通用する人間として育て上げられます。

ライバーという配信枠の中心人物を通して、様々なことを吸収していくから、育ちます。

そこで何をすればいいかの知識。そのときどうすればいいかの技能。それから何をすればいいかの態度。これらを習得させてくれます。

この過程で、育てなおしをされるリスナーの認知能力は磨かれていきます。

特定のライバーとの関係の中で、そのライバーと自分、そのライバーと他のリスナー。自分と他のリスナー。さらには、他のライバーとそのライバーを比較。他の配信枠。それらの情報や体験が、育てなおしをしてくれるライバーと自分の間のやりとりの価値を高め、解像度が上がっていきます。

特に、育てなおしをしてくれるライバーによる自分への期待や評価のフィードバックは、とんでもなく効果を発揮します。

そんな素晴らしいポコチャだけれども、育てなおしをされたいリスナーの皆が、育てなおしに辿り着くわけではないです。

育てなおしをされるには、生まれようとしなければなりません。
改めて生まれなければ、育てられることはありません。

ただフラフラとポコチャをさ迷っていても、何も始まりません。
生まれる覚悟ができなければ、育てなおしをしをてくれる人にも出会えません。

人を育てられることができるライバーさんに出会えるかの問題もあります。

そこまでの真剣さ且つ篤志は、見つけるにはコツがいります。

また、育てなおしが必要な本人が、最初から『自分には育てなおしが必要だから、育てなおしをしてくれるライバーを探したい』なんてことはなかなか無いケースです。

最初は、ポコチャでの居心地の悪さを通して『結局ポコチャも現実世界と同じでつまらないのか』と思っている程度の話しです。

または、『現実でもうまく行かないけど、ポコチャもよくわからない世界だな』と思っている程度でしょう。

しかし、ポコチャで、本気で上を目指した途端に、状況は全く変わります。

上を目指すというのは、ライバーとしてなのかリスナーとしてなのかは問わないです。上を目指すとは、ランク帯だけでもありません。本人にとって良い配信枠を目指すのも、その一つです。

絶望的なライバーや配信枠と共に、ひとつのポコチャ生活で終焉を迎えたとき、それが生まれ変わるきっかけとなることが多いようです。

#育て直し
#ぽこちゃ
#ポコチャ
#Pococha
#ライバーのKANAME

※当該記事は私が2023年5月11日に発表したものを、note用に一部加筆修正したものです。


他の記事

・「配信初日で、その後の500時間が決まる
・「何をする場なのかは明確
・「一般人だが偉人
・「相手を凝視して快適に過ごす
・「小手先の技術で相手を凝視
・「何が楽しい?実は体育会系のノリ
・「照れ笑いで大損する人
・「ライバーとして競争に勝つ
・「個性と競争
・「リスナー寿命は三か月?
・「時間は時間を吸い寄せる
・「コア特典の罠
・「実力以上には複雑にしない
・「馬車でわかる民度
・「配信の相棒、ライバーの愛用品
・「アイテムの貰い方
・「特別な能力は不要
・「安売り禁物
・「デマ
・「ブロックとコメ禁は愛
・「コメ返の基本、比率

初期の投稿から一部を抜粋

ここから先は

44字

¥ 5,555

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?